2025年7月14日

ポートダグラス2日目

この日は、世界最大のサンゴ礁地帯「グレート・バリア・リーフ」へのクルーズツアーが予定されていました。今回の家族旅行のハイライトです。

私達家族のうち、うちの夫の父親の中国人の奥さん以外の12人が参加しました。マリーナに9時半までに集合だったので、いつもお昼の12時まで寝ている奥さんには朝が早過ぎて参加は不可能という理由でした。

「グレート・バリア・リーフ」へのクルーズツアーを主催している会社はいくつかありますが、私達が行ったのはウェイブダンサー(Wavedancer)という会社のツアーで、「ローアイル」と呼ばれる小さな平たい島まで行って、その砂浜の近くをシュノーケルするというものでした。


小さい子供達でもシュノーケリングを安全に体験出来る超初心者向けツアーということで選んだようです。底がガラス張りのボートでサンゴ礁を見学するアクティビティーも含まれていました。朝出発して午後遅くに帰って来るツアーですから食事も出ました。

この日も私は睡眠薬で眠っていたので、朝から頭がフラフラしていました。マリーナのカフェで朝ご飯を食べるために、朝早く出発しました。少し町を散歩してから行きました。


私達がマリーナに着いた時には、歩いて出発した人達はほとんど食べ終えていました。うちの息子が食べていたサワードウ・パンのトーストにスモークサーモンとサラダとポーチドエッグが乗ったのがとても美味しそうだったので、私もそれを食べたんですが、

これがいけなかった!

消化不良になったのです。最近よくそういう事が起きるんですけど、朝から卵やサーモンを食べることは普段は無いですから、それも良くなかったかもしれません。

ただでも頭がフラフラしている私は、揺れる船の中で揺れを2倍に感じていました。だんだん胃の調子がおかしくなって消化出来ていない朝ご飯が上がって来るようになり、ついにはトイレに駆け込んで嘔吐。

皆んなは船のデッキに出ておしゃべりしていましたけど、外は蒸し暑いので気分が余計に悪くなり、私は行く気がしませんでした。仕方がないからエアコンが効き過ぎて寒いほどの船内に一人だけ残っていたんです。最悪ですよ。

このツアー参加者は大勢いましたが、「ローアイル」という小さい島に着いてからシュノーケリングをしなかったのは私だけでした。残念ですが、目が回っていると水に潜るなんていうのは無理な話なんです。


下の写真は、クソ暑い砂浜でシュノーケリングを楽しむ皆んなを見ているワタクシ。暑かったです…


でもね、それほど羨ましいとも思わなかったというのが正直な話なんです。最近頻発した大雨と洪水のせいでこの地域の海の水は濁っているんですけど、それに加えて大勢のツアー客のせいで島の周囲の水はさらに濁っていて、ほとんど何も見えなかったと言う人が多かったのです。

底がガラス張りのボートには私も乗りましたけど、サンゴ礁はほとんど見えませんでした。見えたのは、「グレート・バリア・リーフ」と聞いて想像するカラフルなサンゴ礁ではなくて、死にかけたようなカーキ色のカリフラワーみたいなのだけ。

場所が悪かったのが、サンゴ礁がダメージを受けているのか。想像していたのとは大違いでした。

シュノーケリングを終えて、ポートダグラスに戻る途中で大雨が降り、下船した頃には雨は小降りになっていましたが、ものすごく蒸し暑くなっていました。


その蒸し暑さに耐えながら小雨の中を歩き、家族皆んなで晩ご飯を食べられる場所を探したんですけど、どこも予約でいっぱいだったので、子供のいる家族は別行動となりました。幼い子供が入るには相応しくないような場所しか見つからなかったので。

ポートダグラスに限りませんが、オーストラリアではどこに行っても同じような食べ物ばかりです。「お金に余裕がある人達が遊びに来る町」という印象のポートダグラスでは、どこで何を食べてもすごい値段です。

(続く)


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