うちの息子は風邪を引いたような気がすると言っていましたが、そのせいか息子もイビキをかいていました。イビキの二重奏ですよ。バスルームの換気扇の音は相変わらずうるさいし、こんな騒音の中では私は眠れないんです。
ただでも蒸し暑いのに、すぐ隣りで寝ている夫の体温でさらに暑苦しいし、逃げる場所もありません。
写真を見てお分かりのように、私達家族の部屋にはダブルベッドが2つ。向こう側のベッドに息子が寝て、こっち側のベッドに夫と私が寝ましたが、クマみたいな巨体の夫がベッドのほとんどを占領しているので、本当に眠りにくいのです。
夜中の2時になってもまだ眠れなかったので、睡眠薬の最後の1錠を飲みました。目が覚めた時には、3日連続の薬の影響でフラフラでした。
この日の朝は、ポートダグラスの町にピックルボールをしに行くことになり、うちの夫は出かけました。夫は目がよく見えませんからピックルボールなど出来ませんけど、皆んながプレーするのを見ると言って出かけました。「私も行きたいか?」とは聞いてくれませんでした。行くわけがないと知っているからです。
私は部屋で本(電子書籍のキンドル本)を読んで過ごしましたが、息子は明らかに風邪を引いていて、すっかり病人になっていました。朝ご飯は息子も私もポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を作って食べましたけど、お昼は夫の父親には申し訳なかったですがルームサービスを頼みました。
息子は熱が出ているらしくて寒がるので、エアコンも天井のシーリングファンを回すのも我慢しました。しかし、そうすると部屋が蒸し暑くなって耐えがたいのです。窓は開けることが出来ないようになっています。仕方がないので、時々エアコンを付けて部屋を冷やしました。
夜が来て、息子と私はまたポリッジを作って食べました。
一方、うちの夫はと言いますと、皆んなでピックルボールを楽しんだ後、町のカフェで食事をしてからホテルに戻り、その後「エスケープ・ルーム」(Escape Room)というアトラクションに行きました。
夕方ホテルに戻った後、夜はポートダグラスのマリーナにある人気レストランで「クイズ・ナイト」があるから行くと言いました。私はもう睡眠薬が残っていませんでしたから、夜遅くまで興奮することは避けたかったので行きませんでした。息子はすっかり病人でしたから行けるわけがありません。夫だけが行きました。
そうしたら、夫はずいぶん早く帰って来たんですよ。後で分かったことですが、マリーナの人気レストランへは子供達も含めて私と息子以外の全員が行ってご馳走を食べたと言うんです。
何だそれ!
クイズ大会はあったけど、パプでやったようなのとは違って、画面を見ながらクイズに答える簡単な形式だったようです。今回も優勝したそうです。遅くならなくて、皆んなで夕食を食べるだけだと知っていたら、私も行きたかったのに。
そしてね、こういうレストランでの食事代は夫の父親が払っているのですよ。それなら、ホテルのレストランでの食事をそんなに遠慮することはないと思うのに、息子と私はポリッジを食べ続けていたわけです。
さて、この日の夜ですけど。
私は睡眠薬なしで眠るために夜の外出を避けたのに、この日もやっぱり眠れなかったんですよ。眠くてたまらず、何度も眠りそうになるのに脳にブレーキがかかって眠れない、そんな感じでした。
もう睡眠薬は残っていませんでしたから、何とか自然に眠れるのを待ちましたが、真夜中になっても眠れませんでした。「もうすぐ3時が来る」と思ったのは覚えているんです。そして時計を見た時に4時半過ぎだったので、1時間半は眠ったようなんですけど。
4日目に何かする元気は残っていませんでした。
(続く)
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