2025年6月28日

退職面談は断られたそうです

昨日の金曜日をもって、うちの娘は2月から勤めて来たクリニックを辞めました。すでに転職先が決まっているので、来週からは新しい勤務先での仕事が始まります。

新しい勤務先は2つあります。一つは司法関係で、クライアントは犯罪者です。犯罪を犯した人の責任能力を調べる精神鑑定をしたり、メンタルヘルスの問題や知的障害のある犯罪者にカウンセリングを行うのが仕事のようです。

こういう仕事をフルタイムでするのは大変なので、週3日のパートタイムで勤めるそうです。残りの2〜3日は一般の心理クリニックに勤めることが決まりました。

2月から勤めて来たクリニックは、「痛み」の治療を専門に行うクリニックでした。身体的な痛みはメンタルヘルスにも影響します。痛みの原因が深刻な事故や火災だったりする場合もあり、そうした人はトラウマに苦しんでいることが多いです。そうした人達にカウンセリングをするのが仕事だったんですけど。

メルボルン各地でクリニックを経営している会社ですが、娘が辞職願を出した時点で他にも3人の臨床心理士が辞めていました。娘が勤めていたクリニックで、娘よりも後から採用された臨床心理士も辞めました。そして、会社の人事部の責任者も辞めました。スタッフが次々に辞めて行く会社には、何か問題があるんですよ。

娘は、会社の管理職の方に「退職面談」を提案したそうです。

「退職面談」は雇用主にとっては良い機会なんですよ。退職する従業員から直接フィードバックを得ることが出来ますからね。問題を明らかにしてそれを改善することで、従業員の定着率向上を図ることが出来るわけです。

娘自身も言いたいことがたくさんあったようですが、会社のためにもなると思って「退職面談」を提案したそうですけど、断られたそうです。

辞めると決めて転職先探しを始めてから今日まで、かなり時間がかかりましたが、最後までちゃんと責任を持って仕事を終わらせました。それでも、クライアントの皆さんにとっては、また担当の臨床心理士が変わるというのは困ったことですよ。

「あのクリニックは担当の医者がコロコロ変わる」という悪評が立つと、クライアントは別のクリニックに行くでしょう。ビジネスとしても、それは良くないことです。

まあとにかくやっと辞められたので、この週末で心機一転して、来週から新しい仕事を頑張るだろうと思います。


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