フットボールに関心ゼロの私でも、このニュースが耳に入って来るのを止めることは出来ません。
「オーストラリアン・フットボール」のトップリーグ AFL(プロリーグ)のグランド・ファイナルが今週の土曜日に開催されるのですが、メルボルンではこの話題で非常に盛り上がっているようなのです。
というのも、リッチモンド・タイガース(正式名:リッチモンド・フットボール・クラブ)が35年ぶりに決勝に進出したから。先週の土曜日に、決勝進出2チームを決める試合があったのですが、勝利が決まった瞬間、観客席には涙を流すファンの姿がありました!
優勝どころか、決勝にも進出できない低迷期間も長かったタイガース。それでも熱烈タイガースファンはあきらめず、ずっとサポートしてきたんですからねえ。
そこで思い出すのは、同じタイガース「阪神タイガース」の1985年の日本一ですよ。38年ぶりの日本一だったそうですが、セリーグ優勝も21年ぶりだったので、タイガースファンが歓喜して道頓堀に飛び込んで大騒ぎしました。
当時のチームの主砲バース選手に似ているという KFC のカーネル・サンダース像を道頓堀に投げ入れたりしてね。その因果で、翌年から低迷が続き「カーネル・サンダースの呪い」という伝説が生まれたりしましたが。
「リッチモンド・タイガース」は、もしも優勝すれば37年ぶりなんだそうです。
注目の選手は、今年のリーグMVP にあたるブラウンローメダル(Brownlow Medal)の受賞者であるダスティン・マーティン選手です。
タイガースのダスティン・マーティン選手 |
このマーティン選手、ヴィクトリア州の田舎の町出身で、ハイスクール中退者で、お父さんはバイキー・ギャング(暴力団)との関係から国外追放されたとか、そんな話ばかり聞こえてきますが、田舎の町のクラブでプレーしていたのを「リッチモンド・タイガース」にドラフトで3巡目に指名されたのが18歳の時。プロ7年目の今年、ついにトッププレーヤーになりました。
決勝の相手は、アデレード・クロウズ(正式名:アデレード・フットボール・クラブ)です。ちなみに、チームマスコットの「クロウ」はカラスです。
決勝前日の金曜日はメルボルンでは祝日なのですが、この日が祝日になって以来、決勝記念パレードを見に来る人が激減していますけど、今年は熱心なタイガース・ファンが大勢集まるでしょうね。
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