2017年9月18日

大学生は勉強漬け

うちの娘は、昨年ハイスクールを卒業し、今年メルボルン大学理学部に進学いたしました。

どうしてもメルボルン大学理学部に進学したいということで、そのためには大学進学のための選別試験もかねているVCE 試験で好成績を収め、ATAR(オーストラリアの大学入学ランク)というので高得点をもらわなければなりませんでしたから、ハイスクール6年間(特に最後の2年間)は本当に勉強に明け暮れておりました。

その間、心の病気にも苦しんでいたので、勉強が心の支えだったんですがね。

さて、めでたくATAR で高得点を獲得し、希望通りメルボルン大学理学部に進学したわけですが、VCE 試験が終わった後からパニック障害が悪化して、電車での通学ができるようになるまでに大変な苦労がありました。

現在は、一人で通学していますし、大学生活にも慣れたようです。

それはいいんですけどね…

毎日、家を出る直前まで勉強し(時にはメイクアップをしたりおしゃれに時間を使うこともありますけど)、大学の授業が終わると直ちにトラムに飛び乗って駅へ向かい、あっという間に家に帰って来ます。

「ねえ、時には友達とお茶でもしてきたら?」
「友達はいない」
「大学のイベントとかサークル活動とか参加してみたら?」
「そんな時間ないし興味もない」
「そうですか…」

家では、好きな料理や読書を楽しむこともありますが、まずほとんどの時間は勉強しています。現在は各科目(学期当たり4科目だけ)の課題(assignment)に追われてるので、なおさら勉強勉強です。なんでも将来は神経心理学の研究の仕事をしたいそうで、就職の機会が限られているので大学で好成績を上げたいのだそうです。

すごいなあ、うちの娘。

でもね、やり過ぎ感があるので、少し心配なんですけど。

私なんて、大学では大して勉強しませんでしたから、娘を見ていると「大学生というのは、これほど勉強しなくちゃいけないものなのか!」と驚かされます。

何ていうか、私はね、目標を見失っていたのです、大学生の時には。小学校の先生を辞めて、日本から出ていこうと決めた後は、相当勉強したんですよ。

それにしても、娘は毎日毎日勉強勉強勉強で、時には殺気立っているほどです。でも、本人はそういう勉強漬けの毎日が楽しいんだそうですから、

そうなんですか、それなら良いんですよ。

お母さんは、せいぜい栄養のあるものを食べさせます。(これが実は簡単じゃないのよ!菜食化して肉魚を食べないんだから!)

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