2017年9月12日

もっとカンガルー肉を食べようという話

カンガールーという動物は、皆さんご存知のようにオーストラリアという国を代表する動物であります。

オーストラリアでは、「名犬ラッシー」や「イルカのフリッパー」のように、愛らしい「スキッピー」という賢いカンガルーの活躍を描くホームドラマも作られております。


 10年ほど前ですが、100年に一度という大干ばつで野生のカンガルーは大激減したそうですが、その後湿潤な気候が戻りましてカンガルー数は激増いたしました。2016年度の調査では、国内に4500万頭はいるだろうということなんです。

さて、ご存知かもしれませんが、カンガルーは環境や農業にとって害獣でもあります。ほとんどのカンガルー科の動物は法令で保護されていますけど、アカカンガルーやオオカンガルーなどの大型種は深刻な被害をもたらしますので、大規模な駆除が行われることがあります。

もちろん、動物保護団体や動物愛護運動家らは猛反発するんですけどね。

カンガルー被害の対策として、近年では政府の許可を受けた狩猟者によって大型カンガルーの商業的な捕獲も行われるようになっています。捕獲したカンガルーは、皮革製品や食肉として利用されます。

日頃利用しているスーパーの Coles でもよく見かける、こうしたカンガルー肉商品もございますよ。


低脂肪で高タンパク質、味は濃厚で柔らかく、発ガン性や糖尿病を抑えるなどの健康効果があるとされている CLA という物質が豊富で、要するに健康に良い肉なんだそうですが、我が家では食卓に上ることはありません。

やっぱりね、可愛いスキッピーを食べたくないというか、可愛そうというか…。

オーストラリア社会のカンガルー肉への拒否反応はやはり根強くて、消費は伸びていないそうです。

輸出もされています。

ドッグフードの原料にもされています。

されていますが、

需要が伸びないために、捕獲して殺しても、肉は無駄になる場合が多いんですって。

そこで、

もっとカンガルー肉を食べましょう!

という話になるわけですよ。

ううん…

我が家ではねえ、そもそも肉の消費が減少してきておりまして、娘と私は菜食化してきているし、スキッピーを食べるのはやっぱり遠慮します。

肉食中心の皆さんは、ぜひここでご一考を!

次のBBQに、「カンガ・バーガー」や「カンガ・ソーセージ」に「カンガ・ステーキ」というのは、いかがでしょうか?



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