昨日ブログに書いた岡山の友人からEMS 国際スピード郵便が届いた。
「なんだろう…。この大きさ、そして重さからすると文庫本かな?」
私は、何の本を送ってくれたのだろうかとワクワクしながら袋を開いた。
入っていたのは文庫本ではなかった。
出て来たのは、岡山県人なら誰でも知っているであろう「高瀬舟」羊羹!
そして、高島屋の紙袋。
「おおっ、高島屋の袋だ!」
まあね、海外生活が長くなると、こうしたデパートの紙袋一つでも懐かしさがこみ上げてくるのですよ。「高瀬舟」羊羹にも感動したけど、これは私の母親が時々送ってくれたりもしていたので、感激度は高島屋の袋の方が上回っていた。
さて、その高島屋の袋に入っていたのは、ああ…どうしよう、こんなものが届くなんて、皆さん、この高島屋の袋に入っていたのはですねぇ、
金平饅頭(きんべいまんじゅう)
だったのです!
「金平饅頭」のことは先日のブログ記事「執念の甘納豆」にも書いたが、私が生まれ育った岡山県成羽町の三宅製菓本店が作る郷土銘菓であります。
上品な白あんを卵たっぷりのカステラ風の皮で包んだ焼饅頭で、「金平饅頭(きんべいまんじゅう)」の名前は、初代の三宅金太郎さんが「金平さん」と呼ばれていたことに由来しているそうな。
岡山の友人は、先日買い物に出かけた高島屋で偶然この「金平饅頭」を見かけ、私がブログに「食べたい食べたい…」と書いていたのを思い出し、わざわざEMS 国際スピード郵便で送ってくれたのだ。
卵を含む食品は、まず税関で没収されるオーストラリアであるから、こういうものを持ち込むこと自体が結構難しかったりするのだが、今回はそういうことをとやかく言うまい。ありがとう、ユアサちゃん(友人の名前)!
今、これを書きながら、おいしくいただいています。
しかしねえ、この南の端っこの街メルボルンで、岡山県成羽町で作られた「金平饅頭」をいただきながらブログを書き、そのブログを世界中の様々な国に住む皆さんが、こうして読んでくださる。「金平饅頭」が届けられたのも、ブログがきっかけだったわけだし。素晴らしい時代になったものだわ。
三宅製菓本店のホームページ
http://www.miyakeseika.jp/
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