夏は、冷蔵庫に欠かせないのが麦茶とめんつゆ。
麦茶は、どういうわけか、夏が近づいてくると飲みたくなってくる。英語でクレイヴィング craving という言葉がある。何か特定のものが欲しくて(食べたくて)たまらなくなることをいうのだが、まさに夏場の麦茶は私にとってクレイヴィングを感じる飲み物だ。
めんつゆ、これはやはり夏は冷たい麺類を食べたくなるし、いつでも冷蔵庫に冷たいめんつゆがあれば、お腹がすいた子供達が自分でそうめんなり蕎麦なりをゆでておやつに食べてくれるので、大変重宝する。料理にも使えるしね。
麦茶は、いつもお世話になっている、例のたった4日だけ働いて腰痛のためやめざるを得なかった日本食材店「すずらん」で買ってくるが、めんつゆ…これがちょっと問題。市販のめんつゆが、どうも私の口に合わないからだ。
そこでどうするかというと、もちろん自分で作る。うどんのつゆは「削り節」で作りたいし、そうめんのつゆは「いりこ」で作りたい。本当のところはね。
しかし、削り節といりこが常にパントリーにあるわけではないし、どちらも結構な値段がするのだ。でも、めんつゆはとにかく冷蔵庫に常備しておきたいので、私は良く「ほんだし」を使ってチャチャッと簡単に作る。
私達家族は、リングウッドに引っ越してくる前はヒールズビルという町に住んでいた。この町に住んでいた頃は、日本食材を買いにメルボルンまで出て行くのははっきり言って一日がかりの大仕事って感じであったから、和食はとにかく手に入りやすいもので工夫して作るしかなかった。
この「ほんだし」で作る簡単めんつゆの味は侮れない。本当に簡単で猫でも作れるのだが、十分美味しく、市販のめんつゆよりは好きだ。
この簡単めんつゆのレシピを紹介します。興味のある方は作ってみてください。特に日本食材が手に入りにくいところにお住まいの方には、ありがたいレシピかもしれません。
材料
水 2 カップ(250mlカップ使用)
ほんだし 小さじ1 強
みりん 1/3 カップ
しょうゆ 1/2 カップ
作り方
材料を全部なべに入れてしばらく沸騰させる。みりんのアルコール分が飛んで、しょうゆの味が丸くなる。
オーストラリアでは、しょうゆとみりんはスーパーで手に入るので、問題はインスタントだしということになる。これすら手に入らない場合、もちろん鰹節も削り節もいりこも無いという場合は、どうやってめんつゆを作ればいいのだろう。そういうところにお住まいの方は、それこそクレイヴィング craving を感じておられることでしょうね。ご同情申し上げます。
お帰りの前に1クリックを!
0 件のコメント:
コメントを投稿