2011年12月20日

クリスマス・イブイブ

クリスマス・イブイブ。文字の打ち込みエラーではありません。イブのイブという意味です。友人のシェリーが勝手につくった言葉かもしれない。

私の親しい友人であるシェリーにとって、クリスマスは一年の最大イベントであって、クリスマスに傾ける彼女の情熱…、それはもう尋常ではない。

クリスマスが好きで好きでたまらないシェリーが、このイベントに注ぎ込む努力と時間とお金は、はっきりいって想像を絶する。

彼女のクリスマスは、11月末に始まる。(12月まで待っていられないのである。)

シェリーは、イルミネーションで家を飾り立てるような野暮ったいことはしない。それよりも、彼女はキャンディケーンのような赤白ストライプの花を玄関周りに植えたりする。

家の中の飾りは、もう床から天井までがクリスマス一色となる。特大クリスマスツリーは非常に見応えがあって、ここにはイルミネーション飾りがいくつも付けられる。光るトナカイなども添えられて、クリスマスツリーの周りはおとぎの国のようである。

玄関ドアのリース飾りももちろんのこと、全ての部屋のドアにもデコレーションが付けられ、壁も手すりも、もう何もかもクリスマス飾りだらけとなる。

この時期にだけ登場するクリスマスの置物も毎年増えてきている。キャンドルもキャンドルスタンドもこの時期はクリスマス仕様の特別なものに変わる。

シェリーは、家族や友達やちょっと知り合いにもプレゼントをあげたい。友人知人へのプレゼントは、毎年「アーモンドブレッド」と決めている。この「アーモンドブレッド」という食べ物は、作ってみると分かるが結構手間がかかる。彼女は、これを物置がいっぱいになるほど作る。何十キロも作る。くる日もくる日も、彼女のオーブンはフル稼働である。

毎年クリスマスイブ直前の水曜日の夜に、彼女は友人やご近所の皆さんを招待して盛大な「クリスマス・イブイブ・パーティー」を催す。今年は、本当のイブイブとはいかなかったが、昨晩そのパーティーに行って来た。

シェリーは、今年インテリアデザインの勉強を始めたのだが、その勉強の成果が見えるパーティーだった。家中をクリスマスのテーマで飾り立てているのに、とても調和がとれていて素敵だった。パーティーフードの盛りつけもセンスが光り、テーブルセッティングも見事で勉強になった。

私は、夫の具合が悪かったので、ちょっと顔見せ程度に行っただけですぐに家に帰ったのは残念だったが、帰り際に手渡されたプレゼントの手作りお菓子は、例年と違って大きな紙袋入りだった。

今年は、「アーモンドブレッド」だけではなくて、「ラムボール」「ミニ・ジンジャーブレッドマン」「クリスマスカップケーキ」「ロッキーロード」「ショートブレッド」などの手作りお菓子が追加されていた。もちろん全部手作り。


「いやあ、良くやるわ…」と私など思ってしまうが、彼女は全部楽しんでやっているのだ。とにかくエネルギッシュで、何をするにも全力を傾けて取り組むし、どうせやるなら楽しく!という姿勢が素晴らしい。

一年中楽しく全力疾走してますって感じの彼女。一年中お疲れぎみの私には、なんだか羨ましいほど輝いて見える。

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