蒸し暑かったクリスマス。夕方になって、義母宅を出てリングウッドの我が家へ向かう私達の前には、真っ黒な巨大雲が広がり稲妻が走っていた。
義母の家があるヒールズビルという町から西に向かっていたわけだから、それはメルボルンの方角。
私達家族は、戦々恐々としながらその真っ黒の巨大雲に向かって車を走らせた。
リングウッドの我が家へ着く頃には、猛烈な土砂降りとなっており、住んでいる家のヘンテコな作りのためにいつも道路に車を止めている私達は、ずぶぬれになって家にたどり着いたのだった。
「ひどい夕立だなあ」と言っていた私達はラッキーだった。リングウッドは、土砂降りの雨が降っただけだったのだから。
メルボルンの郊外では、この夕方の嵐で大きな被害が出た地域がたくさんあった。竜巻で屋根が飛ばされ、大木がなぎ倒され、ゴルフボールよりも大きい雹が降って車はデコボコに、窓ガラスは割れ、家や車が水に浸かったり流されたりと、もうとんでもないクリスマスの嵐であったのだ。
さあて、じゃあ大晦日や正月の天気はどうなっているのだろうと、天気予報サイトをチェックしてみた。涼しいようなら、今年は岡山風の「ブリが入ったお雑煮」を作ろうかと思っていたのだ。
大晦日の天気は快晴32度。
元旦は晴れ36度。もしかしたら熱帯夜となるかもしれない。
……。
やっぱり今年も「ブリが入ったお雑煮」は、パスだな…。
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