臨床心理士のうちの娘は、大学院生の時に「知的障害のある性犯罪者の収容施設」(病院みたいなところ)で研修をして以来、ずっと司法精神医療に関わって来ました。
勤めていた司法心理学事務所では、犯罪者の責任能力の有無を判断する精神鑑定や知的障害や精神障害があると思われる犯罪者のアセスメント、そして治療が必要と判断された犯罪者への心理カウンセリングをしていたようなんですが。
「パッチ・アダムスと私の心配」という記事にも書きましたけど、犯罪者の訪問診療をしていることについては、私はちょっと心配していたんですよ。そういう人達は、刑務所ではなくケアをする人が常駐する家に住んでいるんですけど、「統合失調症で危険な人」と二人きりになるような状況は心配だったんです。
「パッチ・アダムス」という映画に、主人公パッチの同級生で恋人でもあった女性が、ある男性患者の家に訪問診療に行って、そこで男性に殺害されるというエピソードがあるんですよ。私はどうしてもその事を考えてしまって。
娘は転職を考えているとは言っていたんです。司法精神医療の仕事に限界を感じている様子で、最も困難を感じているのは官僚主義(お役所仕事)がもたらす問題だとも言っていましたけど、やはり転職することにしたそうです。
新しく勤めることになったのは、精神科病院です。病院という環境での経験も必要だったからこの病院の求人に応募したそうです。その病院では、薬物依存者の治療を担当することになるそうです。病院ですから医師もスタッフも大勢いることですし、患者さんが殺人犯や強姦犯ではないというのは、お母さんとしては少し安心です。
とにかく自分自身のメンタルヘルスをちゃんとケアしながら勤めてもらいたいと思います。
ところで、勤めることになった病院について調べていたら、グーグルのレビュー(利用者の評価)が目に入りました。ひどいレビューがいっぱいでした。元患者さん達が星1つのひどいレビューを、ものすごい長文で書いているんですよ。
いくつか読んでみましたが、「うーん」と頭をひねるようなレビューがたくさんありました。ありえないような様々な理由で病院を批判しているんですけど、明らかに幻覚か妄想だと思われる苦情を書いている人もいました。
病室の壁にヒビが入っていてカビだらけで、枕がアリまみれだったから防虫スプレーが必要だったとか。病院はモダンで新しい建物なんですけど。
精神科の専門医や精神科看護師など多くのスタッフがいますから、この病院での勤務が良い経験になるといいです。
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