以前はキャノンのデジカメを使っていたんですけど、何度か床に落とした影響でしょうか、きれいな写真が撮れなくなったんです。
新しいデジカメを買おうかとも思ったんですが、今のところは iPhone のカメラで我慢しています。我慢しているということは、問題があるということなんですよ。
iPhone のカメラはですねえ、勝手に色調整をするんです。周囲の明るさの関係で写真が青っぽくなったり赤っぽくなったりして、料理本来の色にならないことがよくあるんです。
勝手に色調整をする機能をオフにするとか出来たらいいんですけど、出来ないんですよねえ。だから工夫しながら使っています。
ところが、
先日から写真の左上にフレアが映るようになって困っていました。フレアというのは、白っぽく光っているように見える部分のことです。
例えば、下の写真ですけど。炊飯器で作ったヨーグルトのケーキの写真ですが、左上のあたりが白っぽくなっているでしょう?それがフレアです。
光の向きとかによってはもっと大きくボワーっと白くなるので、困っていたんですよ。フレアが出るのは必ず写真の左上なんですが、レンズには異常がないようだし原因がよく分からないので、グーグルでいろいろ調べて工夫してみたんですけど問題は解決せず。
昨日はこれまでにも増してひどいフレアが出るので、再びカメラのレンズを良く見てみましたらね、
ひびが入っているじゃん!
そのひびも光の加減で見える時もあるというくらいに見えにくい細いひびなんですよ。ひびのせいでフレアが出ていたわけです。
レンズを修理してもらった方がデジカメを買うよりも安いですから、早速近くにあるショッピングスクエアの修理屋に持って行って直してもらいました。80ドルかかりました。
最初に行ったのは、うちの夫に教えてもらった魚屋の前にあるお店です。ちょうどお昼だったのでランチを買いに行っていたらしく、お店には誰もいなかったんですが、招き猫が置いてあったので中国人がやっているんだろうと思ったら、中国人の若い男が戻って来ました。
何を言っているのか聞き取りにくい英語でした。愛想のかけらもない不機嫌な若者で、カメラのレンズの交換をして欲しいと言うと「スクリーンのガラスが割れる可能性があるので、もしも割れたら自己責任です」というようなことを言いました。
こっちが何を言っても最低限のことしか言わず、「なんでそんなに怒っているの?」と聞きたいほどの態度でしたが、スクリーンが割れてもいいから直して欲しいと言うと引き出しをゴソゴソやっていました。
しばらくして立ち上がり、鬼のような恐ろしい顔をして言いました。
「持ってないです」
「持ってないって何を持ってないの?交換用のレンズ?」
「はい」
「修理が出来ないってこと?」
「はい」
この近くで修理をやってくれるお店を知らないかと聞いたところ、そこを右に曲がって少し行った所に別の店があると言いました。
言われた通りに行ってみると、似たような店がありました。インド人の男が座っていました。私を見るとすぐに立ち上がって笑顔で話しかけて来ました。
不機嫌な顔をして何も言わないのと、笑顔で「どうしましたか?」(What can I do for you?)と言ってくれるのとでは、大違いですよ。
ただし、インドなまりが強い英語は私は苦手なもんですから意思疎通に少し苦労しましたけど、このインド人の若い男は私の iPhone のレンズにひびが入っているのを確認するとすぐに「直すのに30分かかります。費用は80ドルです」と言いました。
修理を頼んだ後、時間をつぶすためにお店を見たりしていたんですけど、このショッピングスクエアは食品を売っている店ばかりなのですることがあまりありませんでした。
まだ15分ほどしか経っていなかったんですが、インド人の様子を少し離れた場所から見てみると誰かと携帯電話でおしゃべりしていていました。「修理は終わったのか?」と思って行ってみたら、やはりもう終わっていました。
割れたレンズを取り外して新しいレンズをはめるだけですからね、30分もかかるわけがないんです。他に客がいなかったんだし。
ということで、再びフレア無しで写真が撮れるようになりました。
スマートフォンの修理をやっているところで働いているのは、インド人が多いです。これまで利用していたイーストランド・ショッピングセンター内の修理屋もインド人でしたが、どうもインド人と言うだけでだまされるんじゃあないかと身構えてしまうんですけど。
こういうところで働いているのは、真面目に頑張るインド人のようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿