布団1枚では寒くなって、手編みの毛布をかけて寝るようになってからよく眠れるんです。やはり寒いくらいに気温が低い部屋で暖かくして眠るというのが良いような気もするし、毛布が重いのもいい感じです。
今朝は5時半に目が覚めました。うちの夫が起きる時間です。夫がシャワーを浴び始めたのが聞こえて来たので、私も起きてコーヒーを淹れました。
朝ご飯はいつものようにポリッジ(オーツ麦のミルク粥)でした。私はクリーミーな仕上がりになるクイックオーツ(蒸したオーツ麦をより薄く押しつぶしたり細かく刻んだりして時間をかけずに調理できるようにしたもの)で作り、夫はロールドオーツ(オーツ麦を押しつぶして平らにしたもの)で作ります。
その後は、出勤時間の6時半頃までメールをチェックしたりして過ごすんですけど、夫は最近メンタルがダウン気味ですから今朝はほとんど会話もありませんでした。でもね、無理して何か話そうとしなくていいんですよ。
さて、出勤時間になりました。
いつものように靴を履くために夫が玄関の椅子に座ります。「苦労する靴の紐」に書いた通り、夫は靴を履くのに時間がかかるんです。
今朝も紐をほどくのに延々と時間がかかっていました。やっと片方を履き終え、もう片方の紐をほどこうとしているのが見えました。しばらくして「くそっ!」という叫び声が聞こえて、「はああああ…」という深い溜め息が聞こえて来ました。
「What can I help?」(何か手助けしましょうか?)
「靴の紐が切れた…」
急いで玄関に行くと、夫は肩を落とし、目は宙を見つめてボーゼンとしていました。
双極性障害2型の夫は、1週間ほど前から理由もなく気持ちが落ち込んで「ダウン期」に入っているのですが、これが何らかのストレスで悪化して「うつ期」に入らないように気をつけているわけなんですけどね。
こういう時には、靴の紐が切れたくらいのことでも悪化のきっかけになったりするんですから要注意なんですよ。助けてあげられることは何でもしてあげないといけません。
予備の靴紐は玄関のキャビネットの引き出しに入っているんですが、薄暗い玄関では夫は紐を探すのに苦労するでしょうから、私が見つけました。
袋を開けて紐を1本だけ取り出し、夫に渡しました。「私がやってあげましょうか」と言おうかとも思ったけど、夫が自分でしました。
やっと靴が履けて仕事に行きましたが、5分後に戻って来ました。
「どうしたの?」
「忘れ物…」
「何を忘れた?」
「全部…」
ああ…
今朝は言わなかったからな、決まり文句の「財布・携帯・鍵・メガネ」を。
全部忘れたと言いましたが、メガネは首からぶら下げていましたから、忘れていたのは「財布・携帯・鍵」です。鍵がないとお店を開けることが出来ません。
しかし、忘れ物で良かったわ。仕事に行くことが出来なくて戻って来たこともありますから。
切れた靴の紐、そして忘れ物。
「二度あることは三度ある」ですよ。どうぞお店で何か悪いことが起きませんように。
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