うちの夫は、昨年「Australian and New Zealand Paired Kidney Exchange (ANZKX) Program」という生体腎臓移植プログラムに参加して腎臓を一つ提供したんです。
手術から半年が過ぎましたので、先日血液と尿を採取していろいろな検査が行われました。昨日はその検査結果を聞きに行ったんですけど、帰宅した夫の表情が冴えなかったんですよ。
問題が2つあったそうなんです。
一つは血圧が高かったこと。そしてたんぱく尿が出ていることでした。
血圧はですねえ、腎臓が一つになるまではいつ測っても125mmHgだったそうなんです。ところが、手術後に高くなってしまったので血圧を下げる薬を飲むようになったんですけど、毎日薬を飲んでいるのに昨日は150mmHg以上あったそうなんです。
かつての私の血圧は160〜170mmHgが普通で、190mmHg以上あったこともあるんですよ。
忘れもしないわ。あれはいつも診てもらっているGP(一般開業医)のリム医師に睡眠問題と体調不良の件を相談に行った時ですよ。睡眠薬を処方して欲しいと頼んだら血圧を測ってみましょうとおっしゃって、計った途端にリム医師の顔が曇ったからドキッとしたんです。
「ちょっと高すぎる…」
「いくらだったんですか?」
「190以上ある…」
「ええー!」
リム医師は、「もう少し休んでからもう一度計りましょう。待合室から歩いてきたせいで(と言っても8メートルほど)血圧が上がっているのかもしれないし」とおっしゃったんですけど。
しばらくして再び計り測りましたら160台だったので、あの時は薬を処方されませんでしたが、結局は血圧を下げる薬を飲むことになったんです。私の高血圧はそういうレベルでしたから、うちの夫の血圧が150以上あったと聞いても驚きませんよ。
しかし、腎臓が一つになった人が血圧を下げる薬を毎日飲んでいるのに150mmHg以上あるというのは、大問題なんですって。それで、薬の量を2倍に増やすことになったそうです。
たんぱく尿を改善する薬はありません。
尿にたんぱく質が出ているということは、残っている腎臓の機能に問題が生じているということなんですけど、まずは血圧を正常に維持することが重要ならしいです。
今回の件をきっかけに、もう少し食べ物に気をつけてくれるようになるといいのですけどねえ。減量にも取り組まないといけないのに一向に減っていないし。好きなものを好きなだけ食べたりしますからね。
晩ご飯は私の責任です。私は手術前から減塩を心がけて、野菜多め肉を少なめで作っているんですよ。でも、うちの夫はよく外食しますしね、そういう時に高カロリーの肉料理を食べる傾向があるんです。
レストランの料理は、減塩とは逆の場合が多いですし、問題ですよ。
腎臓摘出手術から半年後の検査が終わったら、次の検査は1年後なんだそうですけど、うちの夫はこういう事情ですから再び半年後に検査があるそうです。
血圧は、家で定期的にチェックしないといけません。
さすがに昨日は心配になったのでしょう。晩ご飯は少なめに食べ、食後にピーナッツバターを塗ったパンを食べたりもしませんでしたが、こういうことはすぐに忘れてしまう傾向があります。
たんぱく尿は腎臓のSOSだとも言われます。大事なことは、腎臓に負担がかかる食生活を改めることですよ。たんぱく質の摂り過ぎも良くないはずです。
肥満を改善することで尿たんぱくが下がることが分かっているそうですから、まずは減量でしょう。
私がインフルエンザで寝ていた先週、私のためにわざわざ鶏の骨付きもも肉を買いに行って、それを水で煮てくれたんですが(私は食べませんでしたけど)、その時に牛肉やチーズも買って来ていました。
買い物に行く度にチーズを買って来ますよ。私はチーズなんてめったに買わないんですが、夫はお店で見ると食べたくなるんでしょうね。
チーズもお肉も食べるなとは言いません。夫の場合は、食べ過ぎるのが問題なんです。
今朝は何も食べずに仕事に行きました。またエクストリームなことをし始めるかもしれませんよ。「ファスティング(断食)ダイエット」とかね。
「ファスティング(断食)ダイエット」をするほどの強い意志があるなら、食べ過ぎないようにすることは簡単だろうと思いますけど。
私は、引き続き減塩に配慮して、栄養のバランスを考えたヘルシーな晩ご飯作りに努力します。
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