2023年4月4日

舞台版「となりのトトロ」

昨晩、英国BBC放送のウェブサイトでニュースを読んでいたら、アイルランド人俳優ポール・メスカルさん(Paul Mescal)とイギリス人俳優のジョディー・コーマーさん(Jodie Comer)の写真が載っていて、ヘッドラインにこう書いてありました。

Mescal, Comer and Totoro triumph at Olivier Awards
オリヴィエ賞でメスカル、コーマー、トトロが受賞

「トトロって何だ?」と思って記事を読んだら、「となりのトトロ」のトトロだったのでびっくりしました。

皆さんは、きっとニュースとかで聞いてすでにご存知でしょうけど、スタジオジブリのあのアニメ映画「となりのトトロ」が舞台化されて、英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞を6部門で受賞したんだそうです。

舞台版「となりのトトロ」は、かの有名なロイヤル・シェイクスピア・カンパニーと日本テレビが共同製作したプロダクションだそうです。ロンドンのバービカン劇場で上演されたと書いてありました。

私は全く知らなかったんですけど、

ちょっと待ってよ!

スタジオジブリのあの「となりのトトロ」でしょ?あれを一体どうやって舞台化するの?

サツキとメイのストーリーはいいですよ。でも、トトロやネコバスやススワタリ(まっくろくろすけ)を、舞台でどうやって表現するの?

「まさか人が着ぐるみを着たトトロじゃあなかろうな!」と思って調べてみると、パペット(操り人形 )を使ったと書いてありましたけど、パペットのトトロというのは実際に見てみないと想像できません。

早速 YouTube で予告動画を見てみました。


トトロは出てきませんけど、ススワタリは上手いこと表現していますねえ。

雨のバス停でトトロが登場するシーンやメイとサツキがトトロと一緒に空を飛ぶシーン、ネコバスに乗ってお母さんが入院している七国山の病院に行くシーンとかも見てみたいです。

サツキもメイも、傘を貸してくれるカンタも、大人の俳優が演じていますね。もちろん英語でやっているんですよね。

BBC放送のニュースでも取り上げられていて、少し見ることができます。


エグゼクティブプロデューサーを「となりのトトロ」の音楽を担当した久石譲さんが務めたそうです。

ローレンス・オリヴィエ賞では、コメディ賞、演出賞、装置デザイン賞、衣裳デザイン賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞を受賞して、今年の最多の受賞数だったそうですよ。

装置デザイン賞を受賞ということですから、きっとパペットのトトロが素晴らしかったのでしょう。

観てみたい!

舞台版「となりのトトロ」は大好評につき再演が決定していて、バービカン劇場で今年11月から来年3月まで上演されるそうですけど、ローレンス・オリヴィエ賞を6部門で受賞したのですから、もっと大勢の人が観に行くでしょうね。

観てみたい!

でもロンドンまで観に行くのは無理です。

いつかメルボルンで上演されたら、絶対に観に行きますよ。


「となりのトトロ」はいい映画ですよね。ストーリーが素晴らしかったし、子供の親になってから観ると、サツキとメイの両親から子育てについて学ぶことがありましたし。

サツキとメイが引っ越して来た村の様子は、私が子供の頃に住んでいた場所や祖母の家の様子に似ているので懐かしく思い出されます。

お風呂とかね、台所の様子とか、私達家族が住んでいた家もあんな感じだったですよ。夏は窓(と言うか戸ですけど)を開けて蚊帳の中で寝ていましたし、家には木製の雨戸が付いていて毎日開け締めしていました。

カンタの家のような農家もまだたくさんありました。近所にあった家が、まさにカンタの家のような古い作りの家でした。私の祖母の家もあんな感じでしたし、祖母はカンタのおばあさんのように野菜をたくさん作っていました。

学校もあんな感じでしたよ。校舎も教室の中も、サツキの学校に似ていました。

田んぼのある風景や、冷たい山水が流れてくる小川や、庭に生えている花まで同じでとても懐かしいです。

「となりのトトロ」は、世界的にも大変人気があるアニメ映画です。

Wikipedia を見ると「となりのトトロ」は数え切れないほど多くの外国語でも解説されています。トトロを知っている人がそれだけ世界中にいるということですよね。

久しぶりに映画「となりのトトロ」を観たくなりました。


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