2023年4月10日

細編みで模様が斜めになるのを防ぐ方法

先日、編み物のことで質問を頂いたんですが、質問の一つは細編みの斜行を防ぐ方法についてでした。

細編みで四角形に編む場合は、表裏と交互に編んでいきますから模様が斜めになることは無いですが、筒状に編む時、あるいは円状に編む時には、細編みという編み方の構造上、編み目がわずかにずれるために模様が斜めになります。

右利きの場合なら、こんな風に右へ傾きます。


これが気になる場合、模様が斜めにならないようにする方法はいくつかあると思いますけど、最も簡単な方法を紹介します。

普通は下の段の目の頭の糸2本を拾って編みますが、手前側の糸1本だけを拾って編むと斜めになりません。

星印が付いているのが目の頭の手前側の糸です。


この糸1本だけを拾って細編みします。


そうするとこんな風になります。模様が斜めになっていません。


少し違う編み方に見えますが、普通の細編みです。

編み地は普通の細編みよりも柔らかくなりますけど、斜めになるのがお困りの場合、試してみる価値があるでしょう。


編地の模様が斜めになると、立ち上がりの部分が激しく目立ちます。


斜めにならないように下の目の手前側の糸1本だけを拾って編んで、さらに立ち上がりを目立たなくする工夫をすると、立ち上がり部分はこんな感じになりますよ。


随分マシですね。

立ち上がり部分を目立たなくする方法は、「細編みの立ち上がりを目立たなくする方法」をお読みください。


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