要するにですね、お粥を食べたくなる時に、梅干しを添えたいと思うことがあるということなんです。お粥に添えて食べたくなるのは、梅干しではなくて大根おろしとちりめんじゃこの場合が多いです。
しかし、梅干しもちりめんじゃこも簡単には手に入らないし高額です。いつでも冷蔵庫に備えている食品ではないですから、病気になった時に「お粥と一緒に食べたい」と思っても、食べられるわけがないんです。
先日、激しい回転性の目まいで入院しました。入院3日目にやっと物が食べられるようになった時に食べたかったんですよ、お粥が。
もちろんオーストラリアの病院でお粥なんてものにお目にかかれるわけがなく、家に帰った日に息子に頼んで作ってもらいました。
梅干しもちりめんじゃこもかつお節も何も無かったので、お粥だけ食べたのですけど、あれ以来「梅干しを食べたい」という気持ちがずっと残っていました。
現在、目まいはほとんど無くなり、普通の状態と言えるまでに回復していて食事も普通にできているんですが、一度にお腹に入れられる量に限界があるせいで、しょっちゅう小腹が空きます。
そして、これまたどういう訳だかご飯(米)ばっかり食べたくなるんですよ。
日曜日の朝は、冷蔵庫がほぼ空っぽでした。
先週はうちの娘が月曜日から土曜日まで連日長時間勤務で買い物に行くことが出来ず、私のカローラを毎日通勤に使っているので家にいる息子に買い物を頼むことも出来ず、食料が底をついて来ましてね。
晩ご飯の残りは夫と娘がお弁当に詰めて仕事に持って行くので、冷蔵庫にはすぐに食べられそうなものが何もありませんでした。
それでも何かないかと探していたら、ドアの内側についている小さな引き出しに、ここにはワサビや辛子などのチューブ物を入れてあるんですけど、紫色のチューブが見えたんですよ。
あれはもしかして…
ハウスのしそ梅ペーストだ!
こんなものを買っていたのか。近所のショッピングセンターに入っているダイソーで買ったに違いない。覚えていないくらいなんだから賞味期限は過ぎているかもしれない。
見てみると、賞味期限は2ヶ月ほど過ぎていましたが、2ヶ月過ぎたくらいなら食べてもお腹を壊したりはしないでしょう。保存料がたっぷり入っているに違いないそのしそ梅ペーストは、別になんの問題もないように見えました。
ラッキーなことに、前日の晩ご飯のご飯が少しだけ残っていました。
お粥だ、お粥!
鍋で煮るなんてやってられないので、ボウルにご飯と水を入れてチンしてお粥のような状態にしまして、少し塩をして混ぜてから、ハウスのしそ梅ペースを絞り出して一緒に食べました。
あああ…
あああ…
あああ…
しみじみと美味しかったです。
あれですよね、こういうものをお腹に入れたからといって、身体に力がみなぎるというようなことは無いですけど、気持ちが満たされて心が元気になると言いますか。
そこにやって来たうちの娘が、梅ペーストを食べている私を見て顔をしかめ「うへえ!」と言いましたよ。
梅干しは、うちの夫と息子と娘にとっては、口にしたくない食べ物の一つです。「ゆかり」というふりかけがありますが、あれも梅干しのような味がすると言って誰も食べません。
梅干しのどこがそんなに不味いのか私にはよく分かりませんけど、とにかく嫌いな味なので、しそ梅ペーストを買ってはみたもののお料理に使うことは無く、そのまま忘れていたのです。
ところで、
昨日の日曜日は、仕事が休みだった娘が食品の買い物に行ってくれたのですが、アジア食品店に寄ってもらったら、頼んでいなかったものもいろいろ買って来ました。
「ふりかけ」とか「永谷園の鮭茶漬け」とか。
しかしね、嬉しそうに袋から取り出して見せているその「永谷園の鮭茶漬け」には「梅干茶漬け」と書いてあったんです。
「アンタそれ、梅干し茶漬け」
「ちがうよ、サケよ!」
「ほらここに、梅干と書いてある」
「ええええ!そんな漢字読めない!」
「梅の花の絵もついてます」
「そんなの飾りだと思うわよ!なんでえ!オーノー!そんなあ! 」
激しくがっかりしていました。何年ぶりかで鮭茶漬けを食べるのを楽しみにしながら帰宅したそうです。
梅干茶漬けは、私がいただくことになります。
白内障を調べたことがありますか?私は片目がなったとき、雲の上を歩いているようでした。調べてもどこも悪くなくて最終的に自分で愛用の一眼レフ片手に写真を撮りに散歩しているときに自分で発見しました。いつもファインダーを覗く目ではない方で偶然ファインダーを覗いたら全く違ってはっきり見えたので目が悪いのだ!と気が付いたのです。それまで交換レンズが古くなったと夫に毎回愚痴をこぼしていました。15分ほどの日帰り手術で1.2まで見えるようになりめまいもすっかりなおりました。自分の足元の微妙な凸凹との距離が脳にうまく伝わらないので起きる現象と眼科の先生に言われました。次になったときには2年後でしたが、もう片方もなったとすぐにわかりました。そちらも同様に手術したので、足元がぐらぐらするのは全く起きません。私よりはずいぶんお若いとお察しいたしますが、早ければ40台からなる人もいて、暫くすると慣れて小康状態が起きたりすることもあるそうです。お大事に。
返信削除Snowmanさん、コメントありがとうございました。目まいの原因は、右側の前庭神経炎、すなわち平衡感覚のコントロールをしている内耳と脳をつなぐ前庭神経の炎症でした。ステロイド薬を服用して炎症がおさまったのでしょう、目まいはなくなりました。まだ少しふらつくことはありますが。白内障はないのですけど、緑内障かもしれないと言われて検査をしたことはあります。定期的に検査をしていますが、今のところ目は大丈夫なようです。うちの夫が目が見えなくなってきておりますので、私は目は大事にしないといけません。
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