近年オーストラリアでも話題のベジミート。
豆が原料の植物性食品ですがね、ハンバーガーやミートボールやチキンナゲットや、そういうものにそっくりに加工されていたり、生のミンチ肉や鶏肉にそっくりでお料理すると肉のように変色して固まるものもあります。
商品も増えてきました。アメリカ発の「ビヨンドミート(Beyond Meat)」とかニュージーランドからやって来た「チキンフリーチキン(Chicken Free Chicken)」とか、どんどん新しい商品が出ています。
こういうを見るにつけて思うのは、
そこまでして肉が食べたいか!
これらの食品は、豆を原料にしていますが、見た目も味も食感も肉に似せるために、ものすごい種類の見たことも聞いたこともない材料や添加物が使われていますよ。
それらの材料や添加物の安全性に関する記事を読みましたけど、添加物が安全かどうかっていう以前に、この商品の製造過程でどれだけの二酸化炭素を発生させているかを考えてご覧なさいよ。
凄まじい加工ぶりです!
なぜ、豆は豆として美味しく食べないんでしょうか。
まあね、日本にも「がんもどき」なる肉に似せた加工食品がありますけど、あれは全然肉に似ていないし、添加物も要らないですからね。
お肉が食べたい時は、お肉を食べればいいじゃないですか?
ただし、それは毎日でなくてもいいでしょう?
オーストラリアでは食生活が肉が中心という人達が大勢います。「今日の晩ご飯に何が食べたいか?」という質問に対して、鶏肉か豚肉か牛肉か子羊肉か魚かという肉の種類が返答になるうちの夫のような人も大勢いるんです。
そういう人が肉の消費を減らすためには「ベジミート」が解決策なのでしょうか。
肉なしでも美味しい食事が可能だということを広める必要があります。
豆を肉に似せて加工しなくても、豆を豆のまま、あるいは豆腐のようにして美味しく食べられる料理は星の数ほどあるんです。
卵や乳製品も良い食材ですよ。
肉がないと献立が思いつかないというのも問題です。
そういう観点からも、野菜中心の食文化が移民とともに入ってくるのは、良いことだと思います。
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