2026年1月16日

大型車の女性運転手

私は、車の運転は男性の方が女性よりも上手だという偏見を持っておりますので、ある時乗ったバスの運転手が女性だったのにはびっくりしました。

小型のカローラでも駐車に苦労したり、うっかりぶつけたりすることがある私にとっては、バスなんていう大きな乗り物を、しかも乗客を乗せて走るなんて、すごいことなんですよ。住宅地の広くない道路をあっちへ曲がったりこっちへ曲がったりしながら上手に走る女性運転手に、私はすっかり感心しました。

先日は、もっと驚いたことがありました。

オーストラリアでは、日本では想像も出来ないような大きなトラックが走っています。コンテナをいくつも繋げたロードトレインと呼ばれる巨大なトラックもあるんです。そういうのが一般道路を走っていたりすると、その大きさと長さに驚かされるんですけど。

先日、信号待ちで止まっていた私の目の前を通り過ぎたロードトレイン(こんなやつだった)の運転手が、女の人だったんですよ。

女なのによくあんなのが運転できるな!

運転そのものに腕力は必要ないでしょうから、女にだって巨大トラックは運転できるんでしょうけど、あんなに大きな乗り物を女の人が運転しているっていうことだけで、私はすっかりたまげてしまいました。

そうしたら、月曜日のことなんですけど、またも驚いたことがあったんです。

その日は、ごみの収集日でした。家の前の道路にごみ収集トラックがやって来たのを家の中から見ていたら、運転していたのが金髪をポニーテールにした女性だったんです。多分この動画の人だと思います。


ごみ収集トラックもですね、考えてみれば腕力は必要ないんですよ。道路脇に並べられたごみ収集容器は、トラックの機械が持ち上げてくれるんですからね。運転手に必要なのは、安全にトラックを運転し、正確に機械を操作する技術だけでしょうけど。

道路に停まっている車を避けながら上手にごみを収集していく様子を見て、私は感心してしまいました。

近頃は、女性のトラム(路面電車)運転士もしょっちゅう見かけます。電車の運転士も女性が増えているんだそうですよ。


大型車の運転が出来る人達のことは皆んな尊敬しますけど、私はトラックの運転手さん達には特別な尊敬の念を抱いています。それは、免許取り立ての頃から、迷惑をかけ続け、親切にしていただき続けた経験があるからなんです。

かつて勤めていた小学校へ通勤する道路の一区間が、川沿いの狭い曲がりくねった道で、山側も川側も崖でした。「どうぞ対向車が来ませんように」と祈りながら毎日通ったんですが、しょっちゅう出くわしたんですよ、トラックに。

所々に対向車を交わせるスペースが作ってありましたから、トラックが来ていることが分かればそこで待っていればいいんですけど、道路が見通せないカーブのところで突然トラックに出くわして「うわあ!」とびっくりすることがよくあったのです。

どちらかが交わせるスペースまでバックしなくちゃあいけません。小さい車の方がバックするのが理にかなっていますが、私はバックが下手くそ過ぎたんです。

右や左へグネグネと曲がりながらもたもたとバックする私を見て、「危ねえ!」「見てられねえ!」と思ってくださったんだろうと思うんですよ。もしかしたら「下手くそ過ぎる!」と笑っておられたかもしれませんけど。

見かねたトラックの運転手さんは、パーンパーンとクラクションを鳴らして私に合図をすると、大きなトラックをバックさせて奇跡のようにスペースを作り、私を通らせてくださるのです。

こういう親切を日常的にしていただいたもんですからね、私はトラックの運転手さん達には特別な敬意を抱いているのでございます。

そして、その運転手さんが自分と同じ女の人だったりすると、そりゃあもう尊敬しか感じませんよ。


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