2019年5月18日

連邦政府議員選挙の日

今日はオーストラリア連邦政府議員を選ぶ選挙の日です。

朝一番で行ってきました!

今回もすでに大勢並んでいて、一番にはなれなかったけど。

オーストラリアでは選挙に投票することは「国民の義務」でありまして、全員投票しなくてはなりません。そのために、投票の方法もいろいろ工夫されています。

介護ホームで寝たきりという人もいるわけですし、何らかの理由で投票所に行けない人もいるんだし、選挙の日に仕事や旅行などでの理由で投票できない人もいるのですし。

うちの夫は一週間以上前に投票を済ませていました。

投票日に列に並びたくないからという理由で、早めに投票に行く人も大勢います。パニック発作が心配なうちの娘も早めに行きたかったのですが、今朝一緒に行きました。

多くの投票所では、BBQでソーセージを焼いたりケーキや焼き菓子を売ったり、マーケットが開かれたりして、どうせ人が集まるのなら楽しくやりましょうという「イベント感」がいっぱいです。

私達が行った投票所でもマーケットが開かれていて、投票開始時の8時には会場はにぎわい始めていましたよ。

さて、

投票用紙ですが、選挙区から1名ずつ選出される下院「The House of Representatives(代議院)」は、緑の紙に候補者全員の名前が印刷されています。名前の横の四角の中に、第1希望から順番に番号を書いていきます。候補者が8人いたら1から8まで番号を記入していくんです。

なぜこんな事をするかと言いますと、開票の結果、過半数の得票者が出なかった場合、最下位だった候補者を排除して票数を数え直すのですけど、その際にその最下位だった候補者を第1希望に投票した人達の第2希望を数に入れて数え直すのです。

ですから、最下位候補者に投票した人達の希望が反映されるということ。

過半数の得票者が出るまでこれを繰り返しますので、1回目のカウントで過半数まで後ちょっとで勝ちそうだった人が結局は負けるということもあるのです。

それに対して、

上院である「The Senate(元老院)」は、簡単に言うと比例代表制です。ずらりと並んだ政党名から一つを選ぶか、あるいはずらりと並んだ政党名の下に書かれた大勢の候補者名の中から12人を順番に番号をつけて選ぶかです。無所属の独立した候補者もいますからね。毎回、こちらの投票用紙は巨大です。

さあ、どのような結果が出るのか楽しみですね。


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