家族の誕生日には、必ずバースデーケーキを手作りしている私。今年のバースデーケーキのリクエストをたずねたところ、娘は間髪入れずに答えました。
コフィンケーキ!
「えっ?コーヒーケーキ?」
「違う違う、コフィンケーキ!」
「コフィンってどういうこと?」
さて皆様、
ここでご説明いたしましょう。
コフィンという単語はもう「Coffin」しかありません。ええ、その通り、遺体を入れる箱「棺おけ」ですよ。
棺おけケーキとは一体何か?
娘からは、微に入り細をうがつリクエストがありました。
- ケーキはコーヒー味のチョコレートケーキで、これを棺おけの形に切り整え、これを2枚にスライスして間にはダークチョコレートのガナッシュを入れるべし。
- 棺おけ型ケーキにはコーヒー味のクリームを塗り、これをガナッシュで棺おけらしくデコレーションする。
- 棺おけの上には、ガナッシュで「R.I.P.」(Requiescant In Pace 安らかに眠れ)と書く。「R.I.P.」の下には「Teen」と書く。
- これで「私の10代よ、安らかに眠れ」と言う別れのメッセージとなるのである。
だったら自分で作ります!
ということになりました。
こうして、娘の20歳のバースデーケーキは、娘本人が自分で作った棺おけケーキということになったわけです。
これがそれです…
「RIP」は「R.I.P.」と点を付けるべきではないのかと思いましたけど、言いませんでした。コーヒー味のクリームが、私の大の苦手のバタークリームだったので、一口食べただけで「うっ…」と胸焼けするケーキでした。
ところで、
心優しく賢い女性に成長した娘ですが、例の直立していた頭頂部の髪の毛は、ナントいまだに直立しているんですよ。
シャンプー直後のドライヤー乾燥とヘアワックスを駆使することで少し寝かせることができるそうですが。
とにかく「お誕生日おめでとう」でした。
お帰りの前に1クリックを!
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