かつて、結婚した女性は主婦として家事に専念することが求められていた時代、夫婦のどちらかが(家族の誰かが)家事労働に従事する必要があったんですよ。
だってね、
洗濯だけでも半日仕事よ!
重労働です。
我が家から10分ほど車で行ったところにコインランドリーがあるので、洗濯機が壊れた私達はそこを利用するという手があるんですが、排水途中で止まって洗濯槽の水の中に浸かったままになった洗濯物をコインランドリーまで運ぶにしたって、手で絞らなくてはならないわけでしょ。
そこでですね、そのまま洗濯槽の中でじゃぶじゃぶ洗って、手で絞ってから、シンクに水を張ってそこですすぎ、最後に手で絞って干すという作業をすることに決めた私でしたが、
大変だったわ!
何が大変って、一番大変なのは絞る作業です。
私の手は子供の手並みに小さいんです。握力も腕力も弱いんです。タオルやシャツぐらいならまだ絞れるけどね、ジーンズとか、うちの夫の巨大なパーカとか、手で絞れったって絞れませんよ。
「これもいい運動だ。これで1キロは痩せるぞ!」と、自分に言い聞かせてなんとかやり終えましたがね、洗濯機のある時代に生まれて本当に良かったと心の底から思いました。
それはともかく…
ウンともスンとも言わなくなった我が家の高齢21歳超え洗濯機ですが、「洗濯機は死なない」という夫の主張に対して「新しい洗濯機を買いましょうよ」とは言えない私。
「こういう時こそ取扱説明書が必要」とは分かっていますが、取扱説明書はとっくの昔に行方不明になっていて。しかし、今の時代はウェブサイトからダウンロードという手があるじゃないかということで、オンラインで探したんです。
ユーザーガイドはなかなか見つからなかったけど、修理説明書ともいうべきサービスマニュアルを見つけました。
それを読み進めていくと、「スイッチが入らない場合は、プラグを電源から抜いて90秒以上待ってから再び電源に接続してみろ」という驚くべき文章を発見。
パソコンやモデムじゃないんだからな!
しかし、私達の洗濯機は Fisher & Paykel 製エレクトロニック洗濯機の初期機種らしく、コンピューターを使っているんだからそういうのもアリかと。
そこで電源を切り、2分ほど待ち、
再び電源に接続してみましたら…
ピラピラピラピラ〜
すべての表示ライトが点灯!
何だそれ…
というわけでね、結局どうなったのかと言いますと、高齢洗濯機は、その後は通常運転中なのでございます。排水中や脱水中に、時々休みますけど。
「休みながらじゃないと、とてもこんな重労働は続けられない!」
そんな感じでね、休んだり動いたり。
スピンの最中にも何度も止まるもんだから(止まるのに時間がかかる!)、何度もスピンを繰り返すうちに「これ以上脱水は無理」というくらい脱水ができていてすぐ乾くし。
でもね、一応きれいに洗ってくれるだけでもう感謝の気持ちで一杯です。
お疲れ様です!
これからも長生きしてください。
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