2018年10月18日

アメイジングな匂い

メルボルン大学に家から通っているうちの娘は、その日の最後の授業を6時15分に終えてからトラム、電車、バスを使って帰って来ますが、帰宅時間は7時半過ぎになります。

その頃には、相当お腹が減っているようです。

そりゃそうでしょう、我が家の晩ご飯は大抵6時頃ですからね。7時半なんて、お腹が空きすぎてペコペコどころか「お腹と背中がくっつくぞ!」状態なはず。

そんな時、電車やバスの車内で、誰かが食べ物の話などしているのが聞こえると、空腹に拍車がかかって腹が立つほどなんですって。

そんな娘にとって、帰宅したらすぐに晩ご飯が食べられるというのは、自宅通学の利点でもあります。

一昨日、晩ご飯は和食にしました。ほうれん草を茹でたのがあったので、胡麻和えにしようと思ったのがきっかけで、おかずは和風にしようと決めたのです。

胡麻和えを作った後、大根と人参と豚肉の煮物を作り始めました。たっぷりの千切り生姜と胡麻油を少し入れて煮るのが私流。甘辛味ばかりじゃいけませんので、キュウリの酢の物を作り、まだ時間があったのでニラと卵を炒めたのも作りました。ご飯が炊きあがった頃、一番に帰宅したのはナント娘!

最後の授業をサボって帰ってきたらしい。(実はサボるということでもないんです。講義の場合は、後からオンラインでその日の講義のビデオを見ることができます。)

Smells amazing!(いい匂いがする〜!)

そう言って、キッチンに駆け込んできました。

「今日は和食なのよ。醤油、砂糖、みりんよ!」
「分かってる!それって最強の組み合わせでしょ!」(娘の発言はすべて英語)
「大根の煮物には生姜も入れてるけど」
「さらに最強じゃないの!もう食べられる?」

そう言うと、お皿を取り出してあれもこれもと山盛りに乗せ(摂食障害が治ってほんとに良かった)一人でモリモリと食べ始めました。

最近は家族が晩ご飯に全員揃うことは週に2回ほどしかありませんから、別に待たなくても良いのです。

仕事や学校から帰ってきた家の中が、明るくて、暖かくて(または涼しくて)、美味しそうな匂いで満ち溢れているっていうのは、いいものですよね。

美味しそうな匂いというのはいろいろありますけど、カレーとか、揚げ物とか、肉のローストとか。しかし、砂糖、醤油、みりんに生姜という煮物の匂いはサイコーらしいです。


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