2018年10月15日

17ドルの扇風機

オーブントースターに続き、今度は扇風機が壊れました。

壊れたのは、私の部屋の扇風機です。(我が家では、バスルームを含め、全ての部屋に扇風機があるのです。無かったら猛暑の夏は生きていけません。)

壊れた扇風機は一昨年から調子が悪くて、昨夏はさらに不調となり、弱風ボタンを押すと羽根がやっとこさ回るかどうかという程度で、強風にすればそよ風が吹くという不調ぶり。

ここ数日夏日が続いておりまして、昨晩は寝る頃になっても部屋が暑かったので、クローゼットにしまってあった扇風機を出して付けたのです。ところが、強風ボタンを押してもうんともすんとも言わず、バシバシっとモーターの辺りを叩いたらそよそよと風を送り始めたんですが、

そよそよ、そよそよ、そ……

もうどこを叩こうが動きません。

これをね、自分で直すことができたらどんなにいいか。しかし、こんな安物扇風機を修理してくれる人などいないし、修理するための部品を探して買ったところで新品の扇風機を買うよりも高く付くというのが昨今の事情ですからね。

もったいないです。

でも、しかたがないので新しい扇風機を買うことにしました。

さて、

今でこそ以前に比べたらマシになったとは言え、オーストラリアの電気製品はデザイン&機能とも相当イマイチというのは有名なんでして。

条件は以下の通り

  • 自分の部屋用なんだから、とにかく涼しければそれでよい!
  • 少なくとも3段階の変速運転と首振りは必要
  • タイマー機能は不要
  • 高さと角度の調整ができること
  • 50ドル以下(お値段が高ければ高性能で長持ちという訳にはいかないので)
  • デザインは期待しません

いろいろ事前にインターネットで調べましたところ、ターゲット(Target)という中価格デパート店が17ドルの扇風機を売っていることを発見いたしました。そして、この製品のレビューが良いのですよ。

ハイ、これに決めた!

というわけで、買ってきたのがこれです。


まさに「フラットパック」と呼ぶべき厚みの薄い箱に入っていて、その箱の軽さから「こんなに軽い箱の中に扇風機が本当に入っているのか」と、少し弱気になってしまいました。

近くに積んであった49ドルの商品にしようかとも迷ったんですが、レビューを信じて買って来たのです。

ペラペラの軽いプラスチック製の羽根や部品に、「やっぱりな…」と、超安物を買ったことを少し後悔しつつ組み立てました。

組み立ては大変簡単でした。

そして、スイッチを入れてみると、静かなのはいいのですが、ものすごい風量なのですよ。

スイッチを押し間違えちゃったか?

と思ったら、間違えていませんでした。

ちゃんと弱風ボタンを押していたんですけど、風量がハンパないです。

弱風でこれなら強風にするとどうなるの?

やってみたら、やはり思った通り台風並みの強風でございました。

今年の夏は、大きな助けになること間違い無しの17ドル扇風機です。


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