2016年7月1日

オーストラリア連邦総選挙

このブログ、最近は政治に関する記事を積極的に避けてきたのですが、選挙日を明日に控えてやっぱり書いておこうかなと思いまして。

選挙は決められて日にしかできないということはありませんで、当日の混雑を嫌う夫はすでに投票済み。私も一緒に行きたかったのだけど、息子が親知らず4本全部一度に抜歯手術を受けたので一緒にいくことができませんでした。明日近所の小学校に行って投票します。

かつて、学校の教師をしていた頃の私は労働党を支持しておりました。やっぱり労働党は教師の味方、学校教育の味方という見方があった。つまりそれらに予算を大盤振る舞い的に出してくれるから。

しかし、20年以上にわたってオーストラリアの連邦政府の仕事ぶりを見てきて、単純な言い方をすれば「労働党政府は風見鶏的であり無駄使いも含めてガンガン金を浪費して国庫を空にするし、弱腰対外政策で経済問題や移民問題を悪化させる傾向がある」という印象を持ちましたし、特に現党首のビル・ショートンの物言いぶりが以前から大嫌いだったので、労働党に投票する気はもうないんです。

しかし、与党の自由党(政権は自由党と国民党の保守連合政権)には投票する気はないです。

多くの人のにとって、最大の関心は自分たちの暮らしぶりがいかに良くなるかということです。暮らしぶりの善し悪しを決めるのは家庭の経済状態と利用できるサービスの便利さ。できるだけ収入が増えて、税金はできるだけ払いたくない、でも福祉や教育や医療などのサービスはできるだけ安く(できれば無料で)利用したいと。

でもね、私はね、昨年の暮れから本当に極限のところでやりくりして生活してきたじゃないですか。自分たち家族の暮らしぶりが良くなることを、私は政治に期待してません。

オーストラリアの社会福祉や公的医療や教育システムは結構優れていると思っているんです。オーストラリアの学校の先生達なんて本当にものすごく恵まれているのよ。でも人間というのは欲に限度がないんだ。与えられれば、もっともっと欲しくなる。

今回の選挙で私の最大の関心は、国の有り方をより公平で柔軟な方向に変えていけるかどうかってことだな。同性婚を含めたLGBTの法的権利や尊厳死の権利を認める法律の制定、地球温暖化に対応する政策、本当に困っている弱者を救済する政策、その辺が鍵になると考えております。

しかしねえ、投票方法がややこしい。前回は、上院の方の投票用紙が1メートルくらいあって、1から6までだったか1から12までだったかとにかく選んで番号を記入しろと言われても、候補者のことをよく分かっていないとやっぱり労働党か自由党かグリーンか…くらいになっちゃうのよ。

今日はしっかり勉強しておこう。

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