サガナキにはハルーミというチーズがよく使われます。サガナキにして食べるのも大好きですが、グリルパンで表面をカリッと中はぐにゅりとするくらいまでグリルしたのをサラダに入れてもとても美味しいです。
先日、山羊乳から作られたオーセンティックなハルーミというのを勧められて買いました。昨夜それを焼いて、オリーブオイルで焼いたナスと一緒に温サラダ風にしたんですが、ちょっと問題が...
臭いんですよ、やっぱり。
「やっぱり」というのは、これまでにも山羊乳製品を食べたことがあるということですがね。いやあなんと言いますか、これを美味しいと思う人が大勢いらっしゃるわけだよ。
最初に山羊乳チーズを勧めてくれたのは、仲良しのエクリーさん。オリーブオイル漬けのフェタだと思いクラッカービスケットに乗せて口に入れるやいなや「うううっ、これは」と動揺する私。
「美味しいでしょ?山羊乳チーズよ!」と満面笑みのエクリーさんのお母さん。でも、私、もう二度とそのチーズには手を出しませんでした。だって、臭いのよ!ワキガ臭みたいな臭さなのよ!
その後、またどこかで山羊乳を飲んでみる機会があって、山羊乳チーズの臭さのことを思い出し「チーズが臭いのはやはり原料であるミルクが臭いのであろうか」という純粋な興味から一口飲んでみました。「うううっ、これは、やはりそうであったのか!」
臭いんです、やっぱり原料であるミルクが。
そして、昨晩食べたのはミントが周りについたハルーミです。ミントの芳香をしても山羊乳の臭いを抑えることは不可能のようです。私は、一切れを平らげるのに苦労しました。
ところが、夫も息子も娘も平気で食べているんです。
「臭くないの?臭いでしょ?」
「美味しいよ」
そうか、やはりこれを美味しいと感じる人もいるのだわ。人の好みは人それぞれとは、よく言ったもんだ。
「臭くないの?臭いでしょ?」
「美味しいよ」
そうか、やはりこれを美味しいと感じる人もいるのだわ。人の好みは人それぞれとは、よく言ったもんだ。
でもね、我家の食卓に山羊乳製品が登場することはもう無いだろうと思いますよ。肝心のお母さんが食べたくないんですからね。
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