2016年5月19日

商品パッケージ

袋にしろ箱にしろ、パッケージデザインは商品開発の重要なポイントです。特に食品や生活雑貨類は競争の激しい分野でありまして、類似の他社製商品と一緒に棚に並べられた時、消費者に手にとってもらい、買いたいと思ってもらわなければ売れないわけですからね、各社いろいろ工夫しているはずです。

パッケージのデザインにおいては、開封のし易さとか再び閉じることが出来るようにジッパーを付けるとか、他社製品との差別化を図る「機能性」も日本では重要視されていますよね。手で簡単に破れる素材を開発したりね。あるでしょ?一方向には容易に破れる素材の袋。

切れ目やミシン目を入れて開封しやすくする工夫とか、日本の製品は本当に上手くデザインされていますし、「ここから切ってください」「ここを引っ張って開けてください」という印は、見事に機能して気持ちよく開きますしね。

オーストラリアの商品は、そこのところがかなり疎かにされておりましたが、最近は日本の商品パッケージ並みに切り口付きとかミシン目付き、ハサミで切って開封することを期待している場合は切るべきラインを点線で表示するとかね、大きな進歩を見せています。

しかし、それらが日本の商品並みに機能すると期待してはいけません!

例えばプラスチックのラップ。ミシン目付きで「こちらから引っ張って開けよ」というマーク付きでも、必ず途中で破れてきれいに開いた試しがない!

冷凍シーフード入りの袋。「この点線にそってハサミで切るべし」というマークがついていても、その点線にそって切るとジップが切れてしまって二度と閉じられなくなる。だから印刷された点線を信用せず自らの判断で切るべし!

牛乳のパック。「こちら側から図のようにして開けなさいよ」との図解入りでも、その通りに開かないんだよ、いつも!

洗剤入りの箱。外箱も内側の油紙っぽい内蓋も、絶対にきれいに取れない。今まで一度もきれいに開いたことがない!

ああ、オーストラリア。パーケージ後進国という汚名返上にはまだまだ時間がかかりそうですよ。

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