2025年6月30日

ポートダグラスへの家族旅行

先日書いた「やっぱり靴探しは大変過ぎる!」という記事で少し触れましたが、7月7日からクイーンズランド州の「ポートダグラス」というリゾートに家族旅行に行くことになっています。

これは、うちの夫の父親が全員分の旅行費用を負担して主催している家族旅行なんです。2018年にはクイーンズランド州の「ハミルトン島」へ行き、2019年にはニュー・サウス・ウェールズ州の北の方にある「バイロン・ベイ」に行きました。

新型コロナで旅行が制限されて中断し、制限が解除されてから小さい旅行は何度か主催しましたが、参加する家族は限られていました。

私は訳あって夫の父親とは長年お付き合いをしていなかったので、どの家族旅行にも参加しなかったんですよ。でも、昨年から家族付き合いをするようになっていますし、今回は参加することにしたんです。

父親の子供達、つまりうちの夫の妹弟達とその家族のほぼ全員が参加する大型旅行なんです。ドバイ在住の義妹もこの旅行のために一時帰国中です。参加しないのは、義弟のスペイン人の奥さんとうちの娘の2人だけなんですよ。

スペイン人の奥さんは9月に家族でスペインへ旅行する予定なので、有給休暇をその旅行のために使いたいから参加しないそうです。うちの娘も同様で、10月に日本へ旅行する予定ですし、転職したばかりですからね。

さて、行き先の「ポートダグラス」ですが、常夏の観光地ケアンズよりもさらに北にある(つまり赤道に近い)リゾート地なんです。


私が観光したい遺跡も古い町並みも博物館も美術館もありません。ここにあるのは、砂浜とグレートバリアリーフと熱帯雨林の森です。

そういうのに私は関心が無いんですけど、行くことにしたのはやはり新年の抱負「出来るだけ楽しいことをする」ためです。それと、いろいろな人から行かなかったら後悔すると言われたんですよ。

後悔する最大の理由は、宿泊する場所です。シェラトン・グランド・ミラージュ・リゾート・ポートダグラス(Sheraton Grand Mirage Resort Port Douglas)という5つ星ホテルに泊まるんです。

もちろんビーチに面していて、ヤシの木に囲まれた2ヘクタールものラグーンスタイルのプールには海から引いた海水が満たされているんだとか。


私はこんなホテルに相応しいおしゃれな服は持っていないです。うちの夫は何を着て行くつもりなんですかねえ。まさか、また勤めているツールショップのユニフォームを持って行くんじゃあなかろうな。

ドバイに行った時に、砂漠の中の豪華リゾートに泊まったんですが、それは義妹からのプレゼントだったんですけど、うちの夫はそのリゾートでもツールショップのユニフォームを着てましたからね、ホントにもう!

「ポートダグラス」では、世界最大のサンゴ礁地帯「グレートバリアリーフ」への一日クルーズツアーにも行くそうです。ユネスコ世界遺産に登録されている世界最古の熱帯雨林「デインツリー」にも行くんだそうです。虫刺されが心配ですよ、私は虫に好かれるから。

シーフードで有名なレストランにも行くそうです。滞在中どこで食事をするかいろいろ計画が立ててあるそうです。

自分達で費用を払ってこのような旅行をするのは、私達夫婦には一生無理ですからね、これはまたと無い機会なわけですけど、夫の父親にとっても特別な家族旅行なんだそうです。父親もかなり高齢になっていますし、認知症も心配されていますから、まだ元気なうちに家族と出来るだけ楽しみたいということらしいんですよ。

どうしてそんなにお金を持っているかと言いますと、父親はもともとは高校の先生だったんですが、メンサの会員になるほどの知能で導き出した「確率の方程式」によって、カジノのスロットマシンで大儲けをし続けたからです。もちろん高校の先生は辞めてプロのギャンブラーになりました。

お金持ちになりましたが贅沢な暮らしはしていません。でも、家族と一緒に特別な時間を過ごすためにはお金を惜しまないのです。どの家族旅行が最後の旅行になるか分かりませんしね、父親本人は家族旅行を主催することで幸せを感じるらしいですから。

真冬を選んだのは蒸し暑さを避けるためとサイクローンを避けるためのようです。出来るだけ涼しくて、虫が少なくて、観光客も少ない季節ということで7月を選んだようです。

もしも蒸し暑くて虫もいっぱいいる夏だったら、私は行くかどうか相当悩んだと思いますよ。暑いと何をする元気も無くなるのでね、真冬で良かったです。この時期は一日の気温がずっと20度から25度の間くらいだそうですから、それなら快適です。

とても楽しみにしています。


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2025年6月29日

寸暇を惜しんで番組出演準備

うちの夫のクイズ番組出演準備の話ですけど、応募しただけで出演が決まったわけではないんですよ。

そのクイズ番組は「ザ・フロア」(The Floor)といいます。オーストラリア版は今年シーズン1が放送されたそうです。テレビを見ない私は何も知りませんが、視聴率が良かったのでシーズン2の制作が決まり、現在出演者を募集しているというのを義妹(夫の妹)から聞いて、夫が応募したわけなんですけど。

撮影はオランダのアムステルダムで行われるんだそうです。

なんでオランダ?

と思ったら、クイズ番組「ザ・フロア」を最初に制作したのはオランダのプロダクション会社だったんです。

今や世界20カ国以上でそれぞれの国版の「ザ・フロア」が制作されているそうです。ちなみに、世界中で大ヒットしたテレビ番組「ザ・ヴォイス」(The Voice)も同じオランダのプロダクション会社が制作したものだそうですよ。

番組の性質上かなり大がかりなセットが必要となるため、自分の国にセットを作るよりもオランダのスタジオにあるセットをレンタルして撮影した方が安上がりなんだそうです。


そして、さらなるコスト削減のためには、81人もの出演者をオーストラリアからオランダまで送るよりも、オランダの近くに住んでいるオーストラリア人を選んだほうが安上がりなので、出演者の大半は英国やヨーロッパ在住のオーストラリア人なんですって。

わざわざ高い航空運賃を払ってオーストラリアから行かせる出演者は、よほどの個性やカリスマがあるか、すでに有名人であるか、そういう人達なんだそうですから、うちの夫が選ばれる確率は極めて低いわけです。

しかしね、うちの夫は自分が選ばれた時に備えて準備をしているんですよ。「寸暇を惜しんで」という言葉がありますけど、まさにそれです。オーストラリア版を見終えた後、米国版をシーズン3まで全部見たそうです。

番組を見終えてクイズの傾向や難易度などが分かり、今は何をどう勉強しておくのが良いかを考えているところのようです。物事にのめり込みやすい人ですからね、こうなってしまってはもう不採用の通知が来るまで止まりませんよ。

もしも選ばれたら応援に行きたいと思っていた私ですが、今年は10月に日本に行くことになっていますから、地球の裏側のアムステルダムまで行く費用など捻出できません。ああ残念…


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2025年6月28日

退職面談は断られたそうです

昨日の金曜日をもって、うちの娘は2月から勤めて来たクリニックを辞めました。すでに転職先が決まっているので、来週からは新しい勤務先での仕事が始まります。

新しい勤務先は2つあります。一つは司法関係で、クライアントは犯罪者です。犯罪を犯した人の責任能力を調べる精神鑑定をしたり、メンタルヘルスの問題や知的障害のある犯罪者にカウンセリングを行うのが仕事のようです。

こういう仕事をフルタイムでするのは大変なので、週3日のパートタイムで勤めるそうです。残りの2〜3日は一般の心理クリニックに勤めることが決まりました。

2月から勤めて来たクリニックは、「痛み」の治療を専門に行うクリニックでした。身体的な痛みはメンタルヘルスにも影響します。痛みの原因が深刻な事故や火災だったりする場合もあり、そうした人はトラウマに苦しんでいることが多いです。そうした人達にカウンセリングをするのが仕事だったんですけど。

メルボルン各地でクリニックを経営している会社ですが、娘が辞職願を出した時点で他にも3人の臨床心理士が辞めていました。娘が勤めていたクリニックで、娘よりも後から採用された臨床心理士も辞めました。そして、会社の人事部の責任者も辞めました。スタッフが次々に辞めて行く会社には、何か問題があるんですよ。

娘は、会社の管理職の方に「退職面談」を提案したそうです。

「退職面談」は雇用主にとっては良い機会なんですよ。退職する従業員から直接フィードバックを得ることが出来ますからね。問題を明らかにしてそれを改善することで、従業員の定着率向上を図ることが出来るわけです。

娘自身も言いたいことがたくさんあったようですが、会社のためにもなると思って「退職面談」を提案したそうですけど、断られたそうです。

辞めると決めて転職先探しを始めてから今日まで、かなり時間がかかりましたが、最後までちゃんと責任を持って仕事を終わらせました。それでも、クライアントの皆さんにとっては、また担当の臨床心理士が変わるというのは困ったことですよ。

「あのクリニックは担当の医者がコロコロ変わる」という悪評が立つと、クライアントは別のクリニックに行くでしょう。ビジネスとしても、それは良くないことです。

まあとにかくやっと辞められたので、この週末で心機一転して、来週から新しい仕事を頑張るだろうと思います。


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2025年6月27日

寒さ対策も忘れるのめり込み

うちの夫が勤めるツールショップのユニフォームは、半袖ポロシャツとフード付きパーカだけ。パンツと靴は黒色とだけ決まっています。気候が温暖な州にしか店舗がなかった頃はそれで良かったんでしょうが、ヴィクトリア州はこれでは困るんです。

多くの店舗に十分な暖房が整備されていませんから、朝の気温が0度近くになる冬の日には店舗の中も同じくらいに冷え込んで、半袖ポロシャツとフード付きパーカだけでは寒過ぎるんです。

会社が温かいジャケットを支給してくれれば済む問題ですが、そういうことはしてくれないし、自前のジャケットを着ることもニット帽をかぶることも許可していません。

ですからね、出来ることと言えば半袖ポロシャツやパーカの下に暖かい衣類を着ることだけなんですけど、外からそれが見えてはいけないらしくて。

夫が寒い寒いと不満を言い続けていたので、私はユニクロのヒートテック長袖シャツ(保温機能に優れている)を半袖ポロシャツの下に着て、薄手で暖かいパフテックのベスト(最新繊維テクノロジーの綿入り)をパーカの下に着ることを提案しました。

これは大変効果的でした。昨年は更に暖かいタイプのヒートテック長袖シャツも買ってあげました。とても暖かくて汗をかいても気にならないと、夫は気に入っていたんですよ。

そんな昨日の朝、夫がお店から電話をかけて来ました。寒くてたまらないから服を持って来てくれと言うのです。

半袖ポロシャツの下にはユニクロのエアリズム半袖シャツを着ていただけでした。エアリズムというのは着心地の涼しい夏用シャツです。寒さが問題の真冬に着るシャツじゃあないのです。

なんでヒートテック長袖シャツを着ないの?

理由は簡単でした。そういうシャツを持っていたことを忘れていたからです。信じられませんけど。

昨日はパフテックの薄手ベストを着るのも忘れていました。長袖シャツとベストは息子が持って行ってくれましたから、私が行かなくても済みました。


朝起きたらすぐに暖房を入れますので、家の中は暖かくなりますから外は寒いということを忘れるんですね。朝のシャワーで身体は温まっていますから、長袖シャツを着ることを考えもしないんですよ。毎日引き出しの中の一番上にあるシャツを取って着るだけです。

それにね、最近ちょっと異常なんです。頭の中はクイズ番組のことでいっぱいで、それ以外のことを考えていません!

昨日の記事「クイズ番組の出演者募集」にも書きましたが、オーストラリアのクイズ番組がシーズン2の出演者を募集している話を義妹(夫の妹)から聞いて、それに応募したのですよ。

そして、夫は出演に備えたリサーチと学習と作戦計画にのめり込んでいるんです。出演すると決まったわけじゃあないんですよ。ただ応募しただけです。

そのクイズ番組に出演したいと思った動機が臓器移植のドナー登録を呼びかけるためだったとしても、出演するとなったら夫は勝ちたいわけですよ。1回戦勝ち抜くたびに給料2ヶ月分の賞金だとか言っています。

昨日も仕事から帰って来るなりテレビの前に座り、ノートを広げてメモを取りながら米国版のシーズン1を見ていました。オーストラリア版はもう全部見たらしいです。

勝ち抜くためには、クイズの傾向や難易度を調べて、何をいかに勉強して答えを覚えておくべきかを知る必要があると言っています。オーストラリア版と米国版で多くの同じ質問をしていることも分かったそうです。

めちゃくちゃ真剣ですよ!

私は少し心配になって来ました。これがきっかけで双極性障害の「躁状態」が始まってしまうのではないかと。ちょっとくらいの「躁状態」はむしろ役に立つかもしれませんけどね。夫の様子を注意して観察していないといけません。

もう一度言いますが、出演すると決まったわけではありません。応募しただけです。


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2025年6月26日

クイズ番組の出演者募集

ドバイ在住の義妹(うちの夫の妹)は、今朝無事にブリスベン空港に到着したようです。

米国がイランの核施設に攻撃を行ったことへの報復として、イランがカタールの米軍基地にミサイル攻撃をした影響で、ドバイが属するアダブ首長国が空域閉鎖を行ったために航空便の運行が一時中止されました。

ドバイ発着便はすぐに通常運行に戻ったそうですけど、フライトの日程を変更したりキャンセルしたりした人が多かったのか、義妹が乗った飛行機は空席が多かったそうですよ。

その義妹が、先日うちの夫にオーストラリアのクイズ番組の話をしました。現在シーズン2の出演者を募集しているそうで、義妹がそれに応募したんだそうです。うちの夫にも応募したらどうかと言ったもんだから、夫がすっかりその気になってしまいました。

応募するのに写真が必要なのに最近撮った良い写真が無いと言って、仕事が休みだった昨日、写真を撮るために散髪に行って来たのは良いのですが、昨日はお天気が悪過ぎて外では写真が撮れませんでした。家の中は暗過ぎて、ろくな写真は撮れません。

2年ほど前に撮った写真と昨日撮った写真を比べると、外見にまったく違いが無かったので2年前に撮った写真を使ったようです。

そして、昨日は一日中そのクイズ番組のシーズン1の録画を見続けていましたよ。まだ応募しただけなのに、すでに準備を始めたという様子でした。ちょっと気が早過ぎます。

それでも感心したのは、シーズン1の録画を見ながらクイズに答えている夫が、出演者よりも先に高確率で正解を答えていたことです。いろんなことをよく知っていますし、記憶力が良いですし、あまり緊張することも無いみたいだし、クイズ番組には向いているかもしれません。

質問のカテゴリーにもよるでしょうけどね。食べ物とかファッションに関するクイズだと、うちの夫に勝ち抜くチャンスはありませんよ。しかし、道具やツールに関することなら、歩く百科事典とも言われる夫は最強でしょう。


ところで、うちの夫がこのクイズ番組に出てみようと思った理由は、この番組に出演することで臓器や組織移植のドナー登録を人々に呼びかけることが出来ると思ったからだそうです。

つい先日は、腎臓を提供したことについてオーストラリアのテレビ局「ナイン」からインタビューを受けましてね、「ナイン」のウェブサイトに記事が載りました。良かったら読んでみてください。

それにしても、クイズ番組に出演するなんて、私には日本語でも出来ません。カメラと観客の前で時計が秒を刻む中、緊張で身体は震え、頭が真っ白になって一回戦でアウトでしょうね。考えただけでも喉の奥が苦しくなるわ。

大勢の応募者の中から選ばれるんですから、選ばれない確率が大きいですけど、出場者は81人も選ばれるようですから可能性が全く無いわけじゃあないと思います。赤の他人に腎臓を提供したという夫のプロフィールとか、この番組への出演をドナー登録の呼びかけに生かしたいという思いが選考者に評価される可能性もありますよ。

もしも選ばれたら、どこで撮影があるのか知りませんが応援に行きたいです。テレビ番組の撮影を見るなんて滅多に無い経験ですからね


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2025年6月25日

体調回復と炊飯器ケーキ

ラムネ菓子みたいな「ギャヴィスコン」(Faviscon)の錠剤を舐めながら、昨日はもうほとんど一日中何か食べていたんですが、

やっぱり食べ物はこんなに大事!

体力が戻って来たのが分かります。体力だけではなくて気力も戻り、何かしようという気になります。

寝込んでいた時に、息子が私のためにリンゴを煮たのを作ってくれたんですが、それを食べる気にはならなかったので残っていました。だって私が食べたいと思い続けていたのはステーキだったので。

元気になって来たらリンゴの煮たのなんてもっと食べる気がしないので、炊飯器ケーキにしました。材料を混ぜて炊飯器に入れてスイッチを押すだけです。これより簡単なケーキはありません。


冷えてからちゃんとアイシングもかけました。ちょうど完成したところへ、うちの夫が帰って来ました。2時間ほど仕事を早く終えて帰ったようです。超過勤務した分の時間数をこうやって調整しているんです。

しばらくしてキッチンに行ったら、ケーキの半分が消えていました。夫と息子の2人で半分食べたのか…(ちなみに、炊飯器は10合炊きで内釜の直径は20センチですよ。)

体調不良で寝ていた間、パンもケーキも焼かなかったからな。晩ご飯は毎日息子が作って食べていましたけど(一晩は中華の大ご馳走を食べに行っていますけど)、あの2人はやっぱりケーキとかパンとかが食べたかったに違いないです。


今日は天気が悪くて寒いです。予想最高気温は9度ですよ。スキー場がある山の方は雪だそうです。新型コロナとかインフルエンザとか、いろいろ流行っているようなので、皆さんもお気をつけください。私は一体何が原因だったのかよく分かりません。

日本は蒸し暑い季節ですね。こんな季節に寝込むのは大変です。日本の皆さんも、体調管理にはお気をつけください。


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2025年6月24日

ドバイ発着便欠航と消化不良

明後日、ドバイ在住の義妹がオーストラリアに一時帰国する予定になっているんですが、現在ドバイ空港発着便は欠航となっています。

アメリカがイランの核施設に攻撃を行ったことへの報復として、イランがカタールの米軍基地にミサイル攻撃をしたために、カタールが自国の空域を閉鎖しましたが、ドバイが属するアラブ首長国連邦も空域を閉鎖したからです。

空域閉鎖が解除されないと民間機の飛行は出来ないわけですけど、義妹は帰って来れるのでしょうか。

先日の「やっぱり靴探しは大変過ぎる!」という記事で少し触れましたが、私達は来月「ポートダグラス」というリゾートに家族旅行をすることになっていて、義妹はそのために一時帰国するんです。

イランが報復攻撃をしたらもっと攻撃すると米国は脅していたので、追加の攻撃をするんですかね。そうしたらイランも再び報復をしないわけには行かないからミサイルを撃つでしょう。

義妹が予定通りに帰って来れるといいですけど。


ところで、私の体調不良ですが、今朝はほとんど普通です。まだ体力が戻っていませんが、それはちゃんと食べていないからです。

何か食べるとゲップが出て胃がおかしくなるという状態が続いていたんですが、昨日はとにかく栄養を取らなくちゃあいけないと思って、具だくさん雑炊を作りました。

歯がなくても食べられるほどに全部柔らかく煮て、少しずつ食べました。食べる度にゲップが出て胃がもたれる感じがしましたが、少量を何度も食べたので昨日は栄養が取れたと思います。

消化不良や胸焼けには、日本に住んでいた頃は正露丸のお世話になっていましたが、オーストラリアでは「ギャヴィスコン」(Gaviscon)という薬を利用しています。


私が利用しているのはラムネ菓子みたいな錠剤で、食後にそれを舐めるんですが、味も悪くないし効果もありますよ。

水に溶かして飲む粉やシロップもあります。チューインガムもあるらしいです。瓶入りや小袋入りなど好みで選べます。どの薬屋でもスーパーでも売っていますよ。

昨夜は、息子が鶏肉のコテッジパイを晩ご飯に作ってくれましたが、牛乳やチーズが心配だったけど少し食べました。すぐにゲップが出始めて胃がおかしくなりかけたけど、「ギャヴィスコン」のおかげかゲップはすぐに止まりました。

早く何でも食べられるようになりたいです。ステーキが一口食べたいとずっと思っています。どういうわけなんでしょうか。普段はステーキが食べたいなんて思うこと無いのに。


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2025年6月23日

残念過ぎる体調不良

「今日はもう寝ていなくても大丈夫です」と書いたのは昨日の朝。

体調不良で寝ていたのはたったの一日半です。風邪だったのかコロナだったのか原因が分からないような症状で、大したことはなかったと思っていました。

昨日の朝は、いろいろすることがありました。まずはゴミ出し、食器洗い機をスタートさせてからキッチンの掃除、2日前に干したままの状態だった洗濯物を片付けて、洗濯をして干して…と、寝ていた間に誰もしてくれていなかったことをやっていたんですけど、何をやっても息が上がるんです。

2日間ろくに食べていなかったから体力が無いわけですよ。何か食べないと元気が出ないと思いましたが、冷蔵庫はほとんど空っぽ。卵があったので、目玉焼きを作ってご飯に乗せて食べました。

その直後からお腹が痛くなった!

消化不良という感じでゲップが出続けたんですけど、卵とご飯が消化出来ないってことがあるか?

結局またベッドに戻る羽目になってしまって、痛むお腹を抱えて丸まっていると夫からメッセージが届きました。昨日はうちの夫の父親の誕生日だったそうで、夜にレストランでお祝いをすることになったから誰々が行けるかを家族に尋ねるメッセージでした。

うちの息子も娘も行くということでしたが、私はレストランなど行けるわけがありません。

夕方には胃痛は治っていたんですけど外出する体力は無かったので、寝ているしかなかったです。夜になってお腹が空き過ぎたのでヨーグルトを食べたら、また胃痛がし始めてお腹がおかしなことになりました。

今日は消化の良い雑炊でも作ってみます。とにかく何か栄養のあるものを食べないと力が出ません。


レストランには、夫の父親と中国人の奥さん、うちの家族3人と義弟の6人が集まったそうです。ドンカスター(Doncaster)という街にある「ゴールデン・ドラゴン・パレス」という中華料理レストランに行ったそうです。

ヤムチャ(飲茶)が美味しい店として人気があるようです。

コース料理を食べたようですけど、ものすごい大ご馳走だったと夫は言いましたが、どんな大ご馳走だったのか詳しいことは聞きませんでした。

息子が言うには、北京ダックは丸ごと1羽分が出て来たそうで、それをテーブルでさばいてくれたとか。それをこういうソースとネギと一緒に薄いクレープのようなのに巻いてどうのこうの。

ああもう教えてくれなくていい…

私も食べたかったな、中華の大ご馳走。

でも、目玉焼きやヨーグルトが消化出来ないようじゃあ、アヒルの丸焼きも何も食べられませんよ。残念なタイミングで病気になったもんです。


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2025年6月22日

たった一日半寝ていただけで

突然の体調不良で一日半寝ていました。すっかり回復はしていませんが、今日はもう寝ていなくても大丈夫です。

ひどくならなかったのは、具合が悪くなりかけた時にすぐにホットウォーターボトル(ゴム製湯たんぽ)を抱えて寝たせいだと思いますね。ベッドに入っても最初はガクガク震えて寒かったけど、ホットウォーターボトルのお陰ですぐに暖かくなって気持ちよく眠れたし。

昼間に眠ったのに夜も眠ったのは奇跡的でした。

咳もくしゃみもほとんど出なかったんですけど、一体何だったんでしょうか。風邪を引いたような感じは今もしているので、やっぱり風邪だったんでしょうか。


それにしても、うちの男達は頼りにならないと言うか何と言うか。

今朝起きて、朝ご飯にポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を作ろうと思ったら、牛乳がほとんど無くなっていました。無くなりそうだと昨日のうちに分かっていたはずですけど、誰も買いに行かなかったわけだわ。息子は毎日家にいるし、昨日はうちの夫も仕事が休みで一日中ずっと家にいたのに。

それに、食器洗い機は汚れた食器でいっぱいのまま、ごみ箱はパンパンで溢れそう、生ゴミ入れも蓋にくっつくほどいっぱいになっていて、洗濯物は2日前に私が干したまま...

晩ご飯は息子が作ったようですが、それ以外は何もしなかったわけだ。

私は、最初の夜は放ったらかしにされたんですが、2日目の夜は息子がおかゆを作ってあげようかと言ってくれました。おかゆよりもお茶漬けが食べたかったので、永谷園のお茶漬けを自分で作って食べましたけど。

昨晩は大汗をかいたので、今日はシーツを洗わないといけませんが、干す場所が無いし衣類乾燥機も持っていないので、コインランドリーに行って乾かさないといけません。牛乳も買いに行かないといけないけど、私は外出する元気は無いですよ。

うちの男達は、頼めば何でもやってくれると思いますから頼んでみます。別の言い方をすると、頼まなかったら全然気が付かない人達なんです。

病気になった時でも、何かして欲しいことがあったらいちいち指示を出して頼まなくてはいけません。高熱が出て苦しい時、「お水を持って来てあげようか?」くらい言ってくれるだろうと期待してはいけませんよ。頼まないと何もしてくれません。

でもね、近頃は息子は「おかゆを作ってあげようか?」と聞いてくれるようになったので、それは大進歩なのでございます。


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2025年6月21日

突然の体調不良

突然くしゃみが始まって、頭痛がして、寒気がして、あれよあれよという間に体調悪化。靴探しで歩き回った時に、どこかでウイルスをもらったに違いないです。

うちの娘が新型コロナに感染していたらしいので、それかもしれませんけど。

そういうことで、今日はお休みです。皆さんもお気をつけください。


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2025年6月20日

舌がんだった叔父さんのこと

このブログを定期的に読んでくださっている皆さんは、うちの夫の叔父さんが舌がんになった話を覚えていらっしゃると思います。叔父さんとは言っても、夫の父親の歳が離れた弟なので私とは年齢が近いんですよ。

舌がんだと分かったのは昨年の11月でした。

私達夫婦が昨年9月に1000キロ運転旅行をした時に叔父さんの家に泊めてもらったのですが、その時に叔父さんが首の腫れが気になっているとか上向きで寝ると舌が喉を蓋するような感じになって息が出来なくなるとか言いましてね。

見ると首の腫れというのは脇の下辺りまで膨らんでいて、素人が見てもリンパ節に問題が起きていると分かるんですよ。舌が喉を蓋すると言うんですから、舌に悪い物が出来ているんじゃあないかと誰でも思います。

何ヶ月も前から首の腫れが気になっていたそうなんですが、医者に相談していませんでした。うちの夫は一日も早く医者の診察を受けてくれと言いました。しかし、医療事情の良くない場所に住んでいるので診察を受けるのに時間がかかり、検査を受けるのにも時間がかかり、検査後の診断を聞くのにも時間がかかり、その間に腫れはどんどん大きくなったのです。

舌がんだと分かった時には、がんは喉にも転移していました。

メルボルンの病院で治療が始まりましたが、切除手術は受けないことになったので相当進行していたんだろうと私達は思いました。家族は悲観したんです。もっと早く診察を受けていれば良かったのにと悔やまれてなりませんでした。

7週間に渡った放射線治療と抗がん剤治療が終わったのは、お正月頃でした。話すことが出来なくなり、飲食も不可能になったので胃ろうになり、げっそりとやせ細って体力も無くなった叔父さんを見て、うちの夫も兄である夫の父親も覚悟したそうです。今年中に死ぬかもしれないくらいに思っていました。

ところが!

放射線治療と抗がん剤治療が終わってから3ヶ月が経ち、3月の終わり頃に受けたCT検査の結果、がんがあった場所にがんは見つからなかったのですよ。

ただし、喉の2か所に不明な部分があったそうです。何らかの傷か、もしかしたらがんか、判断出来ないので生体組織検査をするとのことでした。叔父さんは喉が痛いと言っていましたし。

先々週やっと生体組織検査を受けることが出来ました。その結果が分かったそうです。

喉にあった2か所の不明な部分は、

潰瘍だったんですって!

がんじゃあなかったんですよ。ですからね、現在はどこにもがんが見つからない状態だそうです。

叔父さんは、ほぼ普通に食事も出来るようになっているそうです。体重も増えて体力も戻っていますから、バスの洗車&クリーニングの仕事にも復帰しました。毎週片道6時間かけてペンズハーストからメルボルンに通う以前と同じ暮らしをしています。

年齢も年齢なんだし、これを機に通勤に片道6時間もかかるようなバスの洗車&クリーニングの仕事は辞めればいいのにと私は思いますが、叔父さんはその仕事が好きなんだそうです。バスや電車が大好きなので、バスや電車に関わることをし続けたいそうなんです。

やりたい仕事が出来るうちは、続けるのがいいですけど。

それにしても驚きました。がんの治療法というのは、私が思っていた以上に進歩しているようです。


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2025年6月19日

やっぱり靴探しは大変過ぎる!

実は、来月クイーンズランド州の「ポートダグラス」というリゾートに家族旅行に行くことになっています。

これは、うちの夫の父親が全員分の旅行費用を全て負担して主催している家族旅行なんですよ。2018年にはクイーンズランド州の「ハミルトン島」へ行き、翌年にはニュー・サウス・ウェールズ州の北の方にある「バイロン・ベイ」に行きました。

新型コロナで旅行が制限されて以来、小さな家族旅行は毎年のようにやっていましたけど、大きな家族旅行はありませんでした。私は夫の父親とは長年お付き合いをしていなかったので、どの家族旅行にも参加しなかったんです。

しかし、今年の家族旅行は特別なんですよ。父親もかなり高齢になっていますし、認知症のことも心配されていますし、数年ぶりに家族がほとんど全員行くんです。私も夫の父親と再びお付き合いをするようになっておりますし、今年は初めて参加することにしたんですけど。

詳しいことは近いうちに書こうと思っています。

「ポートダグラス」は常夏の観光地ケアンズよりもさらに北に位置していて、美しい砂浜で有名だそうです。グレートバリアリーフにも近いのでその観光にも行くそうなので、濡れても大丈夫なビーチサンダルが必要だと思ったんですよ。私はそういうのを持っていないんです。

それで、昨日買いに行ったんですけど、

やっぱり靴探しは大変過ぎる!

ビーチサンダルと言ってもゴム草履みたいなのは嫌なんです。親指と人差指の間で鼻緒を挟むようなタイプね。あれは絶対に痛くなったり皮がむげたりするし、歩きにくいから苦手なんですよ。だからクロックスのようなゴムサンダルを買おうと思っていました。どこにでも売っていると思っていたけど、なかなか見つかりませんでした。

私の靴のサイズは22センチなんです。オーストラリアでは大人の女性用の靴はサイズ5からですけど、サイズ5を置いている店は多くありません。そしてサイズ5は私には大き過ぎるんですから、22センチの大人の女性用の靴は存在しないと言ってもいいんです。

だから、私はいつも子供靴コーナーに行くんです。孫の靴でも選んでいるふりをして自分が履く靴を探すんです。子供靴のサイズ2が22センチに近いと思います。サイズ3はブカブカですから。

でもね、子供靴は色やデザインが子供向けだから、おばちゃんが履くには無理なのが多いのですよ。そして子供靴のサイズ2は幅が狭いですから、私が履くときついんです。

昨日は思いつく全ての店を見て回ったんですけどね、今は真冬でしょ?だから、ゴムサンダルみたいな靴は数が少ないんですよ。「ターゲット」というお店でシンプルな黒のクロッグサンダルを見つけましたが、サイズ2は一つも無かった。

大汗をかきながら歩き回って、結局ゴムサンダルは買えませんでした。やっぱりね、高い送料がかかってもオンラインショップで買うしかないです。最初からそうすれば良かったですよ。

靴探しは不可能に近いということは骨身にしみて分かっていたはずでしたが、昨日もまた思い知らされました。


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2025年6月18日

値上がりし続けるヘアカット料金

あらゆる物の値段が値上がりしていますし、オーストラリアの労働者の最低賃金は、時給24.10ドルあるいは週休915.90ドルなんですから、ヘアカット料金だって値上がりして当然なんですけど。

ちょっと納得出来ないと言うか…

私の頭はベリーショートでね、ここ20年ほどスタイルを変えたこともなくて、いつも整えてもらうだけなんです。シャンプーは行く前にしますから追加料金払って美容院でしてもらうことはありません。

バリカンで襟足と耳の周りをガガーとやってから、全体を整えるのに要する時間はいつも5分くらい。髪の毛を濡らすこともないんです。

新型コロナの頃には40ドルもしなかったのに、行く度に値上がりして55ドルくらいになっていたんですが、いつもカットしてもらっているLさんが勤める美容院は経営難だったのか姉妹店と一緒になったので場所が変わりました。

場所が変わっただけじゃあなくて料金も変わりまして、前回行った時には60ドルを超えたんですよ。

朝9時の予約でね、他の客はいませんでした。9時ピッタリに到着したと思いますけど、美容師チームがミーティングをしていたので少し待たされました。ヘアカットを終えて車に戻った時に9時10分だったんだから、ホントにあっという間に終わったんだけど。

あれで60ドルか…


私の友人は、美容院ではなくてバーバー(理髪店)に行っているそうです。その友人も私と同じくらい短いヘアスタイルで、襟足と耳の周りはバリカンでガガーとやってもらうんだそうですが、40ドルも払っていないと言うんですよ。

おじさんやお兄さん達に混じってやってもらっているんだそうです。私もバーバーに行ってみようかなあ。

近所のショッピングスクエアには2店のバーバーが入っています。ヒゲの濃いおじさんやお兄さん達が働いています。イラクとかアフガニスタンとかパキスタンとか、あの辺りの国出身っぽい外見の人達ですけど、あそこに入るのはちょっと勇気がいりますよ。

長年カットしてもらっているLさんは、いちいち説明しなくてもいいから楽なんですけど、場所が変わったから遠くなったし、行く度に値上がりしている気がするのよねえ。

姉妹店と一緒になった美容室のウェブサイトには料金表が載っていましてね、バリカンで整えるだけのカットの料金は47.50ドルだったのに、今は50ドルになっています。

しかし、美容師をLさんと指定すると57.50ドルなんですよ。でも支払う料金は60ドルを超えるんです。よく分かりません。料金のことであれこれ言いたくないから聞きませんけど、次回はさらに高くなっている可能性もあります。

そろそろカットが必要なんですよ。

中東系のヒゲの濃いおじさんのバーバーに行ってみようかなあと一瞬考えたけど、やっぱりちょっと勇気が出ないな。場違いすぎるというか、中国人のおばちゃん風の私がね、あの店に座ってあのおじさんに襟足を刈り上げてもらっている姿を想像すると、

違和感マックス!

やっぱりLさんにカットしてもらうしかないか。5分で60ドルだけど...


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2025年6月17日

ハンカチの季節到来

オーストラリアは、知る人ぞ知る「ハンカチ後進国」です。

ハンカチを持ち歩く習慣が無い人が多いのですよ。ポケットティッシュすら持ち歩いていません。手を洗ったらドライヤーで乾かすかペーパータオルを使いますからハンカチが必要無いのは分かりますけど、汗を拭いたりはどうするんでしょうか。

需要が無いのでデパートのようなお店でも売っていませんから、ハンカチを売っているお店を見つけるのに苦労します。運良く見つかってもろくなハンカチはありません。無地か小さな花柄か刺繍付きか、そういうのしか無いです。

紳士物なら割と簡単に手に入ります。ビジネスマンの皆さんにとってポケットにハンカチを持っていることはエチケットのようですからね、デパートの紳士服売り場に行けばを紳士物のハンカチは売っています。

そんなオーストラリアですが、今年もまた人々がハンカチを持ち歩く季節がやって来ましたよ。

今は冬ですからね、風邪を引く人が増えるでしょ?風邪をひくと鼻水が出ます。人々は鼻水を拭いたり、もっと言うと鼻をかむために、ハンカチを持ち歩くのでございます。

昨日買い物に行った時に何人も見かけたんです。ポケットや服の袖口からシワシワになったハンカチを取り出して、ブブーと音を立てて鼻をかむ人々を。全員が白人の高齢者でした。

これはねえ、ホントにもう、私がオーストラリアに住み始めた頃のカルチャーショックの一つだったんです。このブログで何度も話題にしましたけど、私にはハンカチで鼻をかむということが理解し難いことでしたから。

しかも、鼻をかんで濡れたハンカチは、くしゃくしゃと丸めてポケットや着ている服の袖口の中に戻すんですよ。そして再び取り出して何度も使うのです。濡れていない部分を探しながら。

繰り返し使っているとハンカチはどんどんしわくちゃになって行きます。しわくちゃになったハンカチは鼻水で濡れているんですから、それが乾くとカリカリになるんです。こういう状態になったハンカチを「クランチーハンキー」(Crunchy Hankie)と呼びます。「カリカリのハンカチ」と言う意味です。

うちの夫は、カリカリになって丸まった状態のハンカチを洗濯機にポイッと入れていたんですけど、

これが私には耐えられなかった!

貴方ね、他人の鼻水(あるいは鼻汁)でカリカリになったハンカチを自分の服や下着と一緒に洗えます?私は一緒に洗いたくなかったから、お湯につけてカリカリの鼻水を柔らかくして(うわあ気持ち悪っ!)、もう大丈夫と思えるまで手洗いしてから洗濯機に入れていた時期もあるんですが、そんなことをするのは止めたんです。私がする仕事じゃあないでしょう?

手洗いするのも気持ち悪いのよ。何でこんなことを私がしなくちゃあいけないの?

そこで、私は夫に言い渡したんですよ。カリカリになったハンカチは自分で手洗いしてから洗濯機に入れろと。自分で洗わないなら捨てるとも言いました。実際にカリカリになって丸まったやつを捨てたことが何度もありますよ。

そのせいかどうかは知りませんが、夫は私のようにティッシュを使うようになりましたから、「クランチーハンキー」に遭遇することはなくなったんですけど。


この「ハンカチ鼻かみ文化」は、親から子へ、そして孫へと代々伝わりますからね、私が教えていた小学校でもハンカチで鼻をかむ子はいましたよ。小さな子供が制服の袖口から取り出したハンカチで鼻をかんだ後、くしゃくしゃと丸めて袖の中に戻しているのを見て、「文化というのはこのようにして伝わって行くのだ」と感心したものです。

うちの夫だって母親から学んだのです。夫の母は今でもハンカチで鼻をかみます。使ったハンカチは袖口に入れておく派です。そういうのを目の前で見ても、私はもう何とも思いません。「おお、やってるやってる」と思うだけです。

多民族社会のオーストラリアでは、もちろんハンカチで鼻をかんだりしない人は多いですよ。でも、ポケットティッシュを持ち歩いている人もあまりいないんだから、皆さんどうやっているんですかねえ。

ちなみにハンカチ鼻かみ派の皆さんの中には、洗って何度も使えるハンカチはティッシュよりも環境に良いという意見があります。でも、衛生面のことを考えてご覧なさいよ。鼻水には細菌やウイルスが含まれているんですからね、使い続けてしわくちゃになっているハンカチはヤバい状態なんです。

あれを親子で共有したりしているのも見かけますけど、つまりお母さんが使ったやつで子どもの鼻も拭いていたりするんだけど、細菌やウイルスも共有しているってことじゃあないの?

まあとにかく、うちの夫の家族が先祖代々引き継いで来たこのハンカチ鼻かみ文化は、夫の代で終わりです。


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2025年6月16日

このパンが焼けなくなったら認知症

パンですけど、2〜3日おきに焼いています。ご飯を炊くのと同じ感覚でやっています。


パン作りも、最初の頃はいろいろなパンを焼いていたんですが、作り続けているうちに一番好きなタイプのパンばかりを焼くようになり、手が痛いから捏ねたりするのも嫌なので、レシピはどんどん簡単になりました。

今はもう考える必要もない単純レシピになっています。捏ねなくてもちゃんと弾力のあるパンにするために、私は粉とお湯の割合を2対1にしています。覚えるのも簡単ですからね、いつの間にかそうなりました。

いつも作っている材料は以下の通り。11 ✕ 27センチの型で焼くのに適した量です。

<材料>
パン用の強力粉 4カップ(*1カップは250ml)
ドライイースト 1袋(7グラム)
砂糖 小さじ山盛り2杯
塩 小さじ山盛り1杯
お湯(温度は高め) 2カップ
油 大さじ2杯くらい(私はサンフラワーオイルを使います。お好きな油を使ってください。入れなくてもいいです。)

パン用の強力粉は、どこのスーパーでも売っているこれを使っています。


同じブランドから1キロ入り袋も売られていますが、5キロ入り袋の方でなくてはいけません。1キロ入りの強力粉と5キロ入りの強力粉は別物ですよ。同じように作っても同じ生地になりません。必要なお湯の量も変わります。

作り方は以下の通り。私は蓋付きのボウルで生地を作ります。作る度にゴミが出るようなやり方はいけませんから、ラップなんて使いません。

1.お湯とオイル以外の材料をよく混ぜてから、お湯と油を加えてシリコンのヘラでまとまるまで混ぜます。

この生地はヤワヤワでベトベトですから、捏ねようと思っても捏ねられません。生地がまとまったらお皿などで蓋をして10〜15分くらい温かいオーブンの中に置いておきます。取り出したら、水(またはお湯)で濡らした手で生地の端っこを持ち上げて真ん中に持って来るというのを10回くらいやります。餅つきの返し手の要領です。

2.この手順を繰り返します。ボウルに蓋をして10〜15分くらい温かいオーブンの中に置いておいて、取り出してから濡らした手で生地の端っこを持ち上げて真ん中に持って来るというのを10回くらいやります。10回以上やってもいいです。


30分ほど経つと2倍に膨らみます。


膨らんだら型に移します。必要なら型に油かバターを塗ってください。生地は見てお分かりのようにヤワヤワでベトベトですから粉をふって取り出して、型に落とし入れたら同じ厚さになるように広げます。デコボコになっても平気です。


3.再び温かいオーブンの中に置いておいて生地が膨らむのを30分くらい待ちます。型の上端まで膨らんだらオーブンから取り出して、オーブンを190度に予熱します。待っている間に更に膨らみますから、このくらいで出します。


4.190度になったらオーブンに入れて40分焼きます。中はもちもち皮はパリパリのフランスパンみたいな食感のパンになります。私は日本の食パンみたいなふわふわのパンよりも、断然このパンの方が好きなんです。



何年も作り続けて来たので、今ではもう材料の分量も手順も考えなくても作れるわけですが。お店で買って来るパンより美味しいし安上がりだし、時間はかかるけど簡単ですからね。必要な道具もボウルと計量カップとシリコンのヘラだけですし、ケーキを焼くより簡単ですよ。

当たり前のように焼いているので、このパンが焼けなくなった時は認知症を心配しないといけないと思います。

毎朝作っているポリッジ(オーツ麦のミルク粥)とか、モカポットで淹れるコーヒーとか、考えなくてもやっている日々の作業というのがありますけど、時々手順が狂って「あれっ?」と思うことがあるんですよ。

そういう時には、手順を考えないと出来ません。「私、大丈夫か?」とドキッとしますが、そういうことが起きるのはひどい睡眠不足の時です。

それから、最近はパンのことを忘れてしまって発酵が進み過ぎたり焼き過ぎたりすることがあるので、必ずタイマーをセットしてやっていますよ。家事をしながらやっていると忘れますからね。待っている間に外に出て草取りなんか始めたら絶対に忘れますから。

生地をいくつかに切り分けて焼くとディナーロールになります。こういうのは完璧なまん丸でなくてもいいんですからね。半分の量で作ると大きいロールが4個出来ます。


ついでに、このレシピの粉の分量だけを3カップに減らすとフォカッチャ(Focaccia)が作れますよ。ヤワヤワでブヨブヨの生地になります。ボウルから取り出す時は油をふりかけて取り出します。油はオリーブオイルを使ってください。それを平たくしたのに塩やハーブをふりかけて高温で焼くんです。

この捏ねないレシピは万能ですからオススメです。


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2025年6月15日

天才と狂気と双極性障害

英国の超有名シェフ、ヘストン・ブルーメンソール(Heston Blumenthal)さんは、天才とかマッドサイエンティスト(常軌を逸した天才科学者)とか言われていた方で、この方のレストラン「ファット・ダック」(The Fat Duck)は、普通の人間には思いつかないような創作性に富んだ料理で超有名です。

ちなみに、日本ではヘストン・ブルメンタールと表記されているようですが、実際の発音は「ブルーメンソール」に近いんですよ。「ソ」は「th」の発音ですけど。

ヘストンさんのテレビ番組も大人気で、私達家族も夢中になって見たものですが、特にうちの娘がヘストンさんの大ファンでした。ヘストンさんの料理本も持っていますよ。

「でした」と過去形になっているのは、急にヘストンさんをテレビで見かけることが無くなって、過去の人になってしまっていたからです。ヘストンさんが双極性障害(Bipolar)と診断されて治療を受けているというニュースを読んだのは一昨年のことでした。

このブログでも度々話題にしている双極性障害という病気は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた脳の病気です。うちの夫が双極性障害なので、私達家族は一般の人よりもこの病気についてよく知っています。娘は臨床心理士ですからもちろん専門家なのですが、ヘストンさんが双極性障害だと聞いた時には「ああ、なるほどそうだったか」と合点がいったものですよ。

昨日、BBCのサイトにヘストンさんの健康問題に関する記事が載っていたので読んだんですが、現在は安定していているそうです。双極性障害という病気についての理解を深めるために、自身の健康問題についてオープンに話をされているようです。BBCがドキュメンタリー番組を制作したということも書いてありました。

「天才と狂気は紙一重」とも言われますけど、人並み外れた才能を発揮する人達の中には、双極性障害の人が本当に多いです。「躁状態」の時に天才的な能力を発揮するんですよね。ただし「躁状態」は「常軌を逸した行動」に繋がりますから悲劇的な問題を引き起こすことが多いですし、周囲にいる人達は苦しむんですよ。

BBCの記事には、ヘストンさんの家族の苦労も少しだけ触れられていました。ヘストンさんは最初の奥さんと離婚されていますが、ヘストンさんのお子さん達も、離婚された後にパートナー関係になった方々も、レストランのチームの皆さんも、周囲にいる人達は大変だっただろうと思います。

双極性障害は周期的に「うつ状態」にもなるわけですから、人々の期待に応えなくてはいけないというプレッシャーの中で、ヘストンさん自身も「うつ状態」の時には苦しかったはずです。

双極性障害の有名人が病気についてオープンに話すのは良いことだと思います。症状の程度に差はありますが、双極性障害は珍しい病気ではないんです。世界的には100人に1人がなると言われているそうですから、もっと社会的に理解される必要がありますから。


The Guardianのニュースサイトにも記事が載っていました。ヘストンさんが育った家庭環境や妹さんやお母さんの病気など、もっとプライベートなことにも踏み込んでインタビューに答えておられます。

このインタビューで双極性障害の特徴について尋ねられたヘストンさんが、AI(人工知能)に双極性障害の特徴を教えてくれと言う場面があるんですよ。AIは「双極性障害は、気分、活力、活動、集中力、日々の仕事を遂行する能力に異常な変化を引き起こす精神疾患です」答え、次のような特徴を上げました。

躁状態の特徴には「異常に高揚した気分、あるいはイライラした気分」「活力と活動量の増加」「思考が頭をめぐる状態」「睡眠欲求の低下」「過剰な自尊心や誇大妄想、危険な行動」などがあります。

うつ状態の特徴は「持続する悲しく空虚な感情」「活動への興味や喜びの喪失」「大幅な体重減少または増加」「不眠または過眠」「疲労またはエネルギーの喪失」「無価値感や罪悪感」「集中することや意思決定が困難になる」「死や自殺について考える」などです。

ヘストンさんはこれを聞いて、自分にはすべてが当てはまると答えたそうです。うちの夫にもすべてが当てはまると私は思います。

具体的な行動は人それぞれでしょうけど。例えば「異常に高揚した気分」の結果、何をするかというのは人によって違います。

うちの夫は、次々と「素晴らしいアイデア」が湧いて来てじっとしてはいられず、夜中にも起きて計画を立てたり電話をかけたりしていましたよ。言っていることやしていることが常識を外れているんですけど、他人の意見など聞きません。平気で高額な買い物を繰り返しましたし、些細なことに腹を立てていました。会社の上の人と衝突してクビになったりもしましたよ。

ヘストンさんの場合は、奥さんが耐えられなくなって実家に戻ってしまった後、電話をかけて来たヘストンさんが話すことの異常さに気づいた奥さんが、知り合いの市長さんに相談したんだそうです。ヘストンさんは強制的に病院に運ばれて精神科病棟に隔離されたんだそうですよ。本人が病院に行くことを拒否したからです。

治療が功を奏して今では精神状態は安定しているそうですから、ヘストンさんは強制的な入院治療によって助かったとも言えます。

これをお読みの皆さんの中に、家族や身近な人が双極性障害かもしれないと思われる症状でお困りの方もいらっしゃるでしょう。

双極性障害は、適切な治療を受ければ改善出来る病気です。当事者本人が受診する意思がなくて説得が困難な場合は、ヘストンさんのように強制的な治療が必要な場合もあります。家族の方が医療機関に相談するのがいいと思いますよ。

そして、この病気のことを隠したりしないことが大事です。

いまだに社会には精神的な病気への偏見がありますけど、これを変える必要があります。双極性障害も、治療が必要な脳の病気の一つで、誰にでも起こる可能性があると意識が変われば、診察を受けに行きやすくなるはずですからね。

ただね、こうした病気の治療を行う医療機関が無い地域が多いことは問題ですよね。私は一時期、家族と日本に住んでいた頃にうつ病を患ったんですが、近くに相談出来る医療機関がなくて困りました。でもそれは20年も前のことです。

現在は精神疾患やメンタルヘルスの問題で相談できる窓口がどの都道府県にもあるそうですから、お困りの方は相談してみてください。オーストラリアにお住いの方は、まずはかかりつけのGP(一般家庭医)に相談すればいいですよ。


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2025年6月14日

平均住宅価格が1億円突破

オーストラリアの住宅価格が高騰しているという話はこのブログでも何度か話題にしましたが、住宅1軒の全国平均価格が100万ドルを超えたというニュースがありました。

昨日の為替レートで計算すれば、100万オーストラリアドルは9700万円くらいらしいんですが、物価を比べた感覚からすればもっと高いと感じます。1ドルが100円と単純計算すれば1億円というわけです。

田舎の方ではそれほど高くはないですけど、メルボルンに近いエリアだと数億円ですよ。本当にもう、オーストラリアの一般的所得の労働者にとって家を所有することは文字通り夢となりましたね。

私達が現在住んでいる家の近所で、1軒の古い家が取り壊されて、その敷地に4軒の家が建てられた話は以前に書きました。一軒一軒が独立したユニットと呼ばれる家だと思っていたんですが、全部がくっついて建てられているタウンハウスでした。

4軒とも2階建ての小さな家なんですけど、道路に面した家は前庭があってガレージにも入りやすく、一番ゆとりがあるように見えます。やっと完成して売り家の看板が出たのはつい先日のこと。150万ドルくらいで売りに出ました。単純計算で1億5千万円ですけど、昨日その家の前を通った時に見たら「SOLD」(売却済み)のシールが貼ってありました。

この辺りはボックスヒルという街に近くて、公共交通の便も良く、非常に便利なエリアなので住宅価格は平均以上です。小さい家ですが場所がいいのでそのくらいの値段になるんでしょうけど、1億5千万円ですよ。平均所得の労働者には不可能な買い物です。

そこにあった古い家を買って取り壊し、4軒のタウンハウスを建てたのは中国系の不動産屋でした。働いていた作業員達も皆んな中国人でした。おそらく買ったのも中国人だと思いますよ。メルボルンでは経済力のある中国人達が次々に家を買っていますから。


メルボルンには低所得者向けの住宅が無いわけじゃあないんですが、全く数が足りていません。賃貸住宅の家賃も高騰しているので、家計の消費支出に占める住宅費の比率はますます高くなっています。

世界で最もマイホームに手が届かない国とBBCのニュースに書いてありましたけど、それは納得です。ただし、手が届く地域もありますよ。人口の少ない、病院もないような暮らすのに不便な田舎に行けば、平均所得の人ならマイホームに手が届くでしょう。

喉のがんになったうちの夫の叔父さんは、そういう田舎に素晴らしい家を持っていますけど、買い物が出来るお店も無い不便な所です。メルボルンまで車で片道4時間くらいかかります。叔父さんはバスと電車を使って6時間かけて通勤しているんですけど。

私はいつも言っています。不便な田舎の素晴らしい家に住むよりも、便利で文化的な街に近い小さなアパートに住む方がいいと。車の運転が出来なくなれば、選択肢は限られますよ。


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2025年6月13日

うちの娘は転職します

このブログには、日本にいる私の家族に我が家の近況を知ってもらうという目的もありますので、今日はうちの娘の近況報告です。

娘は今月末をもって転職することになりました。

あるクリニックに勤め始めたのが今年の2月。まだ半年にもならないんですが、勤め始めてすぐにいろいろ問題があることが分かったそうです。一番の問題は、娘が必要としているサポートが得られないことでした。

大学院を出たばかりの娘は、臨床心理士としてまだ一人前ではありません。最初の2年間は研修や指導を受ける必要があるのに、それが許可されない、あるいは指導が得られないという致命的な問題でした。

娘が勤め始めたのは「痛み」の治療を専門に行うクリニックです。病気や怪我が原因で身体的な痛みがある人は多いですが、痛みが強かったり慢性化するとメンタルヘルスにも影響します。身体的な痛みの原因が、深刻な事故や火災だったりする場合もあり、そうした人はトラウマに苦しんでいることが多いです。

そうした人達にカウンセリングを行うのが娘の仕事なんです。

クリニックには、専門医師と臨床心理士が合計で十数人いると聞いていましたが、全スタッフのうち女性はうちの娘だけというのは特異でした。(もう一人いたんですけど、その人は辞めたんです。)

メルボルン各地でクリニックを運営している会社ですが、娘が辞職願を出した時点で他にも3人の臨床心理士が辞めていたそうです。そして、会社の人事部の責任者も辞めたそうです。スタッフが次々に辞めて行く会社には、何か問題があるんですよ。


うちの娘は、もちろん辞職願を出す前に新しい仕事を見つける必要がありましたので、ずっと求職活動をしていたんです。そして、仕事が見つかったから辞めることにしたわけなんですけど。

新しい仕事は司法関係だそうです。クライアントは犯罪者なんです。

犯罪者が相手の仕事と聞いて驚いた方もいらっしゃるでしょうが、娘は昨年半年間、司法精神医療施設で研修を行ったんですよ。「フォレンジック・ディサビリティー・サービス」(Forensic Disability Services)と呼ばれるものの一部でした。

その施設は、簡単に言うと知能障害や精神障害のある性犯罪者が収容されている刑務所病院のような施設でした。幼児に性的暴行を加えて逮捕された小児性愛者の若者とか、殺人を犯した人もいましたよ。

研修期間中には、女性スタッフの1人が収容されている犯罪者に襲われるのを目撃するという出来事もありましたし、非常にストレスをためた半年でしたが、新しく勤めることになったのはクリニックで、犯罪者が収容されている施設ではないそうです。

スタッフのほぼ全員が女性だそうです。司法精神医療施設での研修で知り合った人が偶然そこに勤めていることが分かり、その人から大変良い職場であると聞いたそうですから、上手く行くことを願っています。

ただし、こういう仕事をフルタイムでするのは大変なので、週3日のパートタイムで勤めるそうです。ですから、娘はもう一つの仕事を探しています。一般の心理クリニックか公立病院での仕事を希望しているそうです。

臨床心理士が複数の職場に勤めることは、一般的なことだそうですよ。

早くいい仕事が見つかるといいです。


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2025年6月12日

マジックマウスとヤラバレー

マジックマウスというのは、アップル社のパソコン「Mac」(マック)の操作に使うマウスです。

私は長年「Mac」を使用して来ましたので、マウスもアップル社の製品を使って来ましたが、2014年に「iMac」というパソコンを買った時に付属していたのがマジックマウスでした。平べったくて重いので、大変使いやすいんです。

ブルートゥース(Bluetooth)と呼ばれる無線接続で使用するスタイリッシュなデザインで、画面をスクロールするためのホイールなど付いていません。右と左に分かれてもいません。スマートフォンのスクリーンのようにマウス表面に指で触れて操作するんです。

私は手が小さいので、小型のマウスでも長時間使うと手が痛くなったりするんですが、平たいマジックマウスは手が痛くなることが全くありません。

ところが、これが最近調子が悪くなりましてね。

カーソルを動かしたりスクロールは問題なく出来るんですけど、クリックの調子がおかしくなったんです。10年以上も酷使して来たので寿命が来たということだと思い、新しいマジックマウスを買ったのですよ。

JB HiFi というお店で買いました。事前にウェブサイトの商品情報ページでちゃんと互換性をチェックしました。OSが10.11よりも新しければ使用可能ということでした。私が今年の正月に義弟(うちの夫の弟)から買い取った「iMac」は、2017年式でOSは13.7.6です。10.11よりも新しいですから大丈夫のはずでした。

ところが!

実際に使ってみるとカーソルを動かしたりクリックは出来るんですけど、スクロールが出来ないんです。つまり、マウスの操作で画面を上下や左右に動かすことが出来ないということですから非常に不便なのですよ。

調べてみると、世界中の多くの人々このトラブルが発生し、アップル社のウェブサイトでは互換性の情報が変更されたらしいです。現在は、最新版OS「Sequoia」の15.1よりも新しいOSという条件が書いてあります。

私が義弟から買い取った「iMac」はOSを最新のものにアップグレードすることが出来ないので、119ドルもしたマジックマウスは使い物にならないというわけです。

マジックマウスを販売しているお店はいろいろありますが、この互換性を明記していないところがあります。JB HiFi のように誤った情報を書いてあるところもあります。マジックマウスの購入をお考えの方は注意が必要ですよ。


さて、使い物にならないと分かったマジックマウスですが、義弟は新しく買い替えた最新版OSの「Mac」で古いマジックマウスを使っていたんです。

その古いマジックマウスと私が買った新品マジックマウスを交換してくれると義弟が言うので、昨日行って来ました。実際には新品マジックマウスを買い取ってくれて、古いのをただで私にくれたんですよ。いい義弟です。

雨の日が続いていましたが、昨日はいい天気でした。義弟が住んでいるヤラバレーの町ヒールズビルまでの1時間のドライブは、とても気持ち良かったです。ただし、私は昨日はひどい睡眠不足だったので息子が運転をしてくれました。

これは、義弟の家の横から牧場の方を撮った写真です。


子供達が幼かった頃は、私達家族はここに住んでいたのですよ。向こうの方に見える黄色い葉っぱの木は、どんぐりの生るオークの木です。うちの息子が埋めたどんぐりが、20数年であそこまで大きくなったんです。

確かにきれいな場所です。牧場の丘の上からは素晴らしい景色が望めます。でもね、車の運転が出来ないと暮らせない不便な場所であることも確かです。いつかはまたここに戻って来て住むことになるんだろうと思っていましたが、ちょっと私達には無理ですね。


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2025年6月11日

皆んなガッカリ意気消沈の夜

うちの夫と息子は、タスマニアに行かないことになりました。

夫が勤めるツールショップ会社のタスマニア第1号店の開店準備のために16日から2週間半ほど行くことになりそうだという話だったんですよ。ちょっと無理な話じゃあないかとは思っていたんですけど。

やはり本土からスタッフを派遣すると費用がかかり過ぎるということなんでしょう。税制年度末だから、うちの夫みたいな店長の立場の人を行かせることには無理があるとも思うし。

開店準備責任者の人だけが行って、作業は地元のアルバイトや雇用が決まったスタッフでするんでしょう。

夫は楽しみにしていたんですよ。いつもやっている仕事とは異なる新しいチャレンジになりますからね。新店舗のスタッフのトレーニングも自分がするつもりでいたようですが、それは誰か別の人が行ってするんでしょう。

夫以上にがっかりしたのはうちの息子です。時給30ドルのアルバイトですから一日10時間働くと300ドルの日当です。2週間半働くと5000ドルは稼げると目論んでいたようですけど。

息子は、飛行機代と宿泊費用を自腹で払ってでも行くとか最初は言っていましたが、稼いだ分の半分以上が滞在費に消えるとなると、やはりちょっと行く気がしなくなったんでしょう。

一番がっかりしているのは私ですよ。一人っきりになる2週間半は、普段は食べられない美味しいものを自分だけのために作って食べようと計画していたんですけど、お刺身もサバの塩焼きも牡蠣料理もあれもこれも、

夢と消えたわ…


16日から夫と息子がタスマニアに行くことになりそうだという話を聞いて、夫と息子がいない間はこの家で私と一緒に暮らそうかとうちの娘が言って来ました。一人っきりになるお母さんを心配したらしいですが。

「そういう気づかいは不要です」と私は即答しましたよ。娘はびっくりしていました。「この家からだと通勤が遠くて不便でしょ?」と言いましたけど、本当の理由は言ってません。

せっかく一人っきりになれるチャンスなんだから、娘に来て欲しくなかったんですよ。娘が一緒に暮らすと、娘の分も晩ご飯を作らなくてはいけないし娘の分の洗濯物もしなくちゃあいけないし、仕事が減りませんからね。

でも、タスマニアには行かないことになりましたから、ホントに残念!


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2025年6月10日

雨の多い今日この頃

昨日は「キングズ・バースデー」(King's Birthday)という祝日でした。

「国王の誕生日」という意味ですけど、「オーストラリアに国王がいるの?」と思った貴方、オーストラリアは英連邦王国の一部で、英国の国王を元首に戴く国なのですよ。

つまり、オーストラリアの元首は英国のチャールズ国王なのでございます。

もともとは英国の植民地だったオーストラリアですが、多人種多民族国家となった現在、「連邦立憲君主制をやめて共和制にしましょうよ」という意見は強いですが、いまだに政府関係のオフィスに行くとチャールズ国王の写真が飾ってある国なのです。

チャールズ国王の写真は非常に違和感がありますよ。国の元首がよその国の王様というのはヘンです。いつかは国民投票が行われて共和制に変わると期待します。

ところで、「キングズ・バースデー」は、もちろん以前は「クイーンズ・バースデー」でした。クイーンからキングに名前は変わりましたが、この祝日はオーストラリアでは6月の第2月曜日と決まっていて、本当の誕生日とは関係無いんです。

チャールズ国王の誕生日は11月14日ですからね、大違いなんですよ。

学校の休みとか他の行事との関係でこの日と決めたようですが、目的は6月のこの時期に連休を作るためです。ヴィクトリア州ではスキーシーズンが始まる連休という認識です。


ところで、最近雨の日が多いんです。

昨日も大雨が降ったんですが、スキー場のあるヴィクトリア州東部の山の上では、大雪になっているそうです。雪道で動けなくなった人々の救助活動が行われているというニュースも読みました。

ハイキング中に身動きが取れなくなって救助された人もいたそうですが、そんな大雪の中をハイキングに行く人がいるんですね。

思わぬ大雪と認識不足や準備不足で救助が必要になるというのは困ったことです。昨年は雪不足が問題になったスキー場関係者は、この大雪にホッとしているでしょうけど、せっかくの連休なのに大雪過ぎてお客がスキー場まで来れないというのも困ります。

ヴィクトリア州西部の内陸部では干ばつが問題になっていたんですが、ついに待ち望んでいた雨が降っているそうです。こちらは農業関係者がホッとしているでしょう。

乾燥大陸のオーストラリアでは雨が多いことに不満は言えませんけど、天気が悪いと私の出不精に拍車がかかります。スーパーの買い物も歩いて行くのは億劫ですし。明日はいい天気になるらしいので、久しぶりに歩かなくちゃあ。

でも、今日はまだ雨降り。そして寒い。運動のために掃除でもしますよ。


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2025年6月9日

息子がツールショップに出勤した理由

うちの夫が勤めるツールショップには、スタッフが2人以上いなくては営業出来ないというルールがあります。

平日は早番チームと遅番チームの2チームがいますし、荷物の受け取り&発送担当やツールの修理担当などのスタッフも入れると結構な人数が働いていますから、このルールが問題になることはありません。

問題になるのは、営業時間の短い土日です。土日に勤務するのは店内営業スタッフだけで、土曜日は4人体制、日曜日は3人体制でやっているそうです。これはギリギリの人数だそうですが、何とかやれる人数らしいです。

ところが、ギリギリの人数ですからね、急病や仮病で突然休む人がいると問題になるんですよ。特に3人体制の日曜日。1人が休んでもう1人が何らかの理由で遅刻するだけでも問題になるんです。

2人以上いなくては営業出来ないんですから!

昨日は緊急事態になったそうです。

日曜日の開店時間は8時ですから、うちの夫は7時半には出勤してお店を開ける準備をしていたわけですが、開店時間直前になって「今日は休む」と連絡して来た人がいたのです。

夫以外の2人のスタッフのうち、1人は勤務日を変更されたことに腹を立てて休んでいました。これは分かっていたらしいですが、もう1人がですね、病気で出勤不可能になったそうです。なぜもっと早く連絡して来なかったんでしょうか。

8時が近づいて来て、駐車場にはお客さんが来て待っているのに、うちの夫しかいないのでお店を開けられません。誰かもう1人必要なのです。

こういう時、うちの夫には他の店舗から応援スタッフが来るまで緊急閉店状態にするという選択肢は無いようで、自分の家族を呼ぶのでございますよ。

私達が現在住んでいる家はツールショップに近いので、こういう緊急事態にも対応しやすいんですが、何度か応援に行ったことがあるうちの娘はこの家に一緒に住んでいません。応援に行けるのは私か息子しかいないのです。

昨日は息子が行きましたので私は助かりました。電話がかかってきた時にはまだ寝ていたらしい息子は、飛び起きてすぐに何も食べずに出かけて行きましたよ。

他の店舗から応援スタッフが来ることになったんですが、それが決まるまで時間がかかり、決まってからその応援スタッフが来るまでにも時間がかかり、うちの息子は2時間も入口のドアのあたりに立って見張りをしたそうです。

それ以外のことはうちの夫が一人で全部やりながら、応援スタッフの交渉も続けたそうで、大忙しだったようです。


それにしても感心するのは、休んでいる人に出勤してくれと頼まないところです。日曜日が休みで家にいるスタッフの誰かに急遽出勤を頼むということをしそうなものですけどね。やはり労働者の権利は守られているのですよ。

昨日は車で40分くらいかかる別の店舗に出勤していたスタッフの1人が応援に来たそうです。その人はガソリン代がかかるから行きたくないと言ったらしいですが、会社がガソリン代は出すという条件で命令されたらしいです。

ちなみに、店長のうちの夫は、自分が休みの水曜日や土曜日に誰かが休んで人数が足りなくなると、必ず休日を返上して出勤します。だから超過勤務時間数が溜まっているわけなんですけど。

それにしても、息子がいなかったら私が行かされていたんですよ。アジア人のおばちゃんが入口に立って見張っていても何の役にも立ちそうにないですが、一応スタッフの数が2人にはなります。スタッフじゃあないんですけど。

これまでに何度も商品の移動や配達は手伝って来ましたが、車の運転が出来なくなった夫の運転手をしただけですから、それはまあいいんですけど。事故でも起こしていたらどうなっていたんでしょうか。

そもそも、商品の配達をスタッフ個人の車やトレーラーを使って、スタッフの奥さんや息子に運転させてするなんていうのは、問題があると思いますけどねえ。

見て下さいよ、下の写真を。これも私が運転して運んだのですよ。こういうことをしょっちゅうやらされていたわけですが、トラックを売ってしまったのでもう出来ません。やれやれ。


うちの息子なんて、夫とスタッフが泥棒を捕まえに行った時にも巻き込まれて見張りをさせられていますけど。いやあ、私はもう関わりたくないです。


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2025年6月8日

タスマニアで転落死亡事故

タスマニアをレンタカーで旅行していたブリスベン在住の若いカップルが、橋から車ごと転落して亡くなったというニュースがありました。カップルの男性は日本人だったそうで、このニュースは日本でも報道されたようですね。

このお二人は、水曜日には帰宅する予定だったのに戻らず、連絡も取れないために心配した家族が警察に相談したようです。レンタカーも返却されていなかったことから、捜索が始まったそうなんですけど。

携帯電話のデータから、火曜日の午後2時にはセントヘレンズ(St Helens)という町にいたことが分かり、セントヘレンズから北に向かったと思われたことから、州警察と捜索救助チームがヘリコプターも使って山の中の道を捜索したそうです。

主要道路で事故に遭っていればすぐに分かりますからね。

川に転落した車が発見されたのは、金曜日の午後5時半頃でした。もう暗くなる時間です。

ABC放送の記事とタスマニア警察の発表を読みましたけど、現場はものすごい山の中です。「どうしてこの道を使った?」と地元民なら首をかしげるような舗装されていない狭い山道で、フェンスもガードレールも無い小さな橋から数メートル下に転落していました。

お一人は車の横で、お一人は20メートルほど下流で見つかったそうです。転落したのは火曜日の午後だと思われるそうです。

原因はまだ調査中ですが、天気や野生動物が影響しているかもしれません。火曜日は雨が降っていましたし、道がぬかるんでいた可能性もあります。タスマニアの冬の天気は変わりやすく、見通しの悪い曲がりくねった狭い山の中の未舗装の道路を運転するのは、慣れていない人には非常に危険です。

野生のカンガルーも、よく事故の原因になります。私はスーパーへ行く近道に山の中の曲がりくねった細いでこぼこ道を走っていて、突然現れたカンガルーとの衝突を避けようと急ブレーキを踏んだら車がスリップして危ない目に遭ったことがあるんですけど、人が住んでいないような山の中では何が起きるか分かりません。


ABC放送のニュース記事では、気になる問題も指摘されていました。グーグルマップのような地図サービスが誤ったルートを表示することがあるという問題です。

つい先日のことですが、義弟(うちの夫の弟)が住む家の裏の狭い未舗装道路を初心者マークを付けた1台の車が牧場の方に走って行くのが見えたそうです。この未舗装道路の入口には「この先私有地」の看板が付けてあるんですけど、入って来る車が後を絶たないのですよ。

義弟が牧場に行ってみたところ、その車は牧場の中で立ち往生していました。

「何やってるんですか?」
「いやあその、ナントカ道路に出ようと思っているんですけど...」

話を聞いてみると、地図サービスのカーナビで表示されたルートを来ただけだったんですが、そこに通り抜けられる道路など無いのですよ。

タスマニアでも、観光客が地図サービスの間違いのために道に迷ったりトラブルに巻き込まれることが少なくないそうです。川に転落して亡くなられたカップルも、わざわざ何十キロも山の中の未舗装道路を走ってみたいと思ったわけではなくて、地図サービスに表示されたからそのルートを行ったのかもしれません。

セントヘレンズ(St Helens)からパイオニア(Pioneer)方面に行くルートとしては、2車線の幹線道路A3を行くべきだと思いますけど、A3を外れて北に向かったC841は、そのほとんどが山の中の砂利道なんです。


タスマニアに限らず、よく知らない土地を車で旅行しようと思っていらっしゃる方は、事前の情報収集は非常に重要です。特にオーストラリアでは、電波が届かない場所も多いので地図サービスそのものが利用出来なかったり、助けを呼ぼうにも電話が通じなかったりします。どうぞ気をつけて旅行してください。

お亡くなりになった若いカップルは、本当にお気の毒でした。


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2025年6月7日

密かに期待していること

今日は内緒の話です。

実は今、密かに期待していることがあるんですよ。

先日話題にしました、うちの夫と息子がタスマニアにアルバイトに行く件に関することなんですけど、どうやら行くことになるらしいんです。タスマニアにオープンする新店舗の準備なんですけどね。

社長がサインをすれば確定というところまで話は決まっているそうで、開店準備の責任者はうちの夫と息子がチームに入る前提で準備を進めているらしいんですけど。

息子にとってはアルバイトですが、うちの夫が有給休暇を取ってアルバイトとしていくのか、出張という形で新店舗の準備に行くのか、そこのところは分からないんですが、私はこれを楽しみにしているんですよ。

夫も息子も家にいなくて、私一人っきりになるというのがもうめったにないことですからね。

私一人だけだから晩ご飯を作らなくて済むと思っているのではありませんよ。その逆なんです。普段は食べられない美味しいものを作って食べようと思っているからなのです。

例えば、

お刺身!

シーフードは何でも値段が高いんですが、お刺身なんてね、家族3人分買うと数千円は下りませんよ。そして、4人分買ったって夫が満足するほどの量は入っていないわけですから、晩ご飯にお刺身を買うことなど無いのです。

塩サバ!

サバを焼いたりしたら、仕事から帰ってきた夫が家に入るなり「なんか臭い」と言うのは確実ですからね、晩ご飯にサバはありえません。

牡蠣!

オーストラリアでは、生食用の小ぶりな牡蠣しか売っていないです。そして、家族の晩ご飯にするには値段が高過ぎます。でも私が満足する量ならしれていますからね。最後に牡蠣のフライを作ったのは20年近く前ですよ。

タコ!

タコなんて晩ご飯に出しても誰も食べませんから買いません。値段も高いですからね、普段は食べることも無いんですけど。私一人なら小さな足1本で足ります。

明太子とかブリとかホタテとか(シーフードばっかりですけど)、家族分だと高過ぎて買えないものとか、私以外は誰も喜ばないようなものとか、そういう滅多に食べられない物を夫と息子がタスマニアに仕事に行っている間に一人で楽しもうという魂胆なのでございますよ。

行くと決まったら、16日から2週間ちょっといなくなる予定です。

どうぞ行きますように…


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2025年6月6日

ユズと手作りの七味

私が植木鉢で育てているユズの木は、一昨年に引っ越して来るちょうど前頃に大量の花を咲かせていたんですけど、引っ越しの際に花はほとんど落ちてしまいました。

細い枝が折れたり葉っぱも落ちたりしてダメージがあったんですが、それでもいくつかの実は育ったんです。ところが、何が悪かったのか、どの実も大きくならずに枝についたまま腐ったようになり全滅。1個も収穫出来ませんでした。

そして昨年は花がほとんど咲かなかったんですが、わずかに数個だけ咲いた花から実が育ちました。小さいけど8個の実がなっていました。

最近は、ユズドレッシングもユズの絞り汁もお店で売っているので、わざわざ家でユズを育てる意味がないように思いますが、ユズの木は大事にしています。自分の家があったら庭に植えたいところですが、引っ越し暮らしですから植木鉢で育てるしかありません。

ユズが収穫できたら皮を乾燥させて「七味」を作るつもりですので、黄色くなるのを楽しみにしていたんですけど、最近寒くなって洗濯物を外に干すことが無いので裏庭に出ませんから、すっかり忘れていましたよ。

昨日、ごみを出そうと久しぶりに裏庭に出たら、

あら、黄色くなってる!


すっかり真っ黄色になっているのもありました。しかも、少し大きくなったように見えます。


これだけあれば、一年間は「七味」作りが出来ます。


「七味」はね、どのアジア食品店でも売っていますし、スーパーでも売っていたりするので簡単に手に入るんですが、一度手作りしてからはちょっとお店で売っているやつでは満足出来なくなりまして、自分で作っているんです。


私が使う材料は、フレーク状の乾燥唐辛子(Chilli Flakes)、生姜、ミカンの皮、ユズの皮、炒り胡麻(白と黒)なので「七味」じゃあないんですけど。

生姜は薄切りにしてから、ミカンの皮とユズの皮も一緒にしっかり乾燥させてカリカリにしておきます。それを唐辛子と一緒にバーミックスのブレンダーでガガーとやるだけです。


胡麻はあまりガガーとしない方が良いです。油が出ますから、最後に加えてガッと1秒くらいにしておきます。英語で作り方を書いたページはこちらです。一度にたくさん作らない方がいいですよ。


オーストラリアに住んでいらっしゃる方でも、ユズの皮さえ手に入れば簡単に作れます。お店で売っているやつとは雲泥の差があると言いうか、もう全くの別物ですよ。

何とも言えない香りがして、これをふりかけるだけで何でも数倍美味しくなりますから、一度手作りしてみることをオススメします。

私は、次に作る時には山椒を入れてみようかと思っています。


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2025年6月5日

始める前に相談して欲しかったけど

うちの夫は、仕事が休みだった昨日、朝から活動的でした。

双極性障害の夫には周期的な気分の波があるんですが、先月は元気が無くなって「うつ状態」になりかけていたんですけど、最近は元気いっぱいで「イライラして怒りやすい」状態なので、気分の波が「躁状態」の方に振れているのかもしれません。

私がレシピサイトのアップデートをしていると、すぐ横のデスクに座っていた夫が電話をかけ始めました。相手が電話に出なかったらしくて、留守番電話にメッセージを残しました。

「ああ、もしもし。私はコレコレという者ですが、自分の身体が必要なくなった時に身体を寄付したいので登録の手続きを始めたいです。電話番号はコレコレです。ご連絡お持ちしています」

何ですってえ?

「献体するの?」
「そうです。ボクの葬式はしなくてもいいですよ」
「いつ決めたの?」
「昨夜です」

手続きを始める前に相談して欲しかったですけど、献体したいと言い出したことには全く驚きませんでした。うちの夫らしいと思います。相談されていても「ああそうなの、分かりました」で終わっていたでしょう。


うちの夫は、一昨年「Australian and New Zealand Paired Kidney Exchange (ANZKX) Program」という生体腎臓移植プログラムに参加して、どこかの誰か知らない人に腎臓を一つ提供したんです。

これは「患者と提供者のペア」で参加するプログラムで、患者さんが誰かの提供を受けて移植手術が行われた後に、ペアの提供者がどこかの誰かに提供するというエクスチェンジプログラムなんです。

うちの夫が参加した回には、夫の提供をスタートにして提供→移植→提供→移植…がつながって16人の患者さんが移植手術を受けることが出来たという話は、これまでにも度々話題にして来ました。

夫は献血にも熱心に取り組んでいて、これまでの献血回数は80回を超えています。死亡後に臓器や身体の組織を提供するドナー登録や骨髄バンクのドナー登録もしています。

でも、自分の身体を最も有効に利用してもらうには、メルボルン大学医学部への献体が最良の方法だと考えたようなんですよ。

医学部の研究者や学生達のトレーニングや研究に役立つなら好きに使って欲しいそうですけど、自分の身体や脳は普通の人以上に研究に役立つと確信しているらしいんです。

まずは腎臓です。腎臓を一つ提供していますからね、残った一つの腎臓がどのように変化するかを研究するのに役立つはずだと言います。

また、遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」とか肝臓や膵臓に鉄分が過剰に蓄積する「ヘモクロマトーシス」とか遺伝性の病気がいくつもありますから、そうした研究にも役立つだろうと言います。

留守番電話にメッセージを残して2分後、メルボルン大学から電話がかかってきました。登録申請書類がメールで送られて来ましたので、これから手続きをするそうです。本人がここまで熱心なんですし、腎臓の件だけでも献体する価値があるでしょうから、うちの夫が死んだら葬式をする必要は無さそうですよ。

死亡後に大学に連絡をすると、大学が遺体の搬送を手配して、その費用も大学が負担して行うそうです。ですから、献体の条件として大学までの距離というのがあるんです。

全ての利用が終了した後は火葬され、家族が希望すれば遺灰を引き取れるそうですから、夫の希望通りに実家の牧場の丘の上に撒くことも出来るんでしょうけど。

遺灰をどうするかとかは私達家族と相談してから決めて欲しいと言いましたら、もちろん相談して決めると言いました。娘が帰って来た時に家族4人で話し合って決めるそうです。

ちなみに、うちの夫は肥満問題はありますけど、至って健康なんですよ。私よりも長生きすると思います。献体の話は、いつか死んだ時にということですのでご心配なく。


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2025年6月4日

オレンジのスコン

先々週だったと思いますけど、うちの夫と一緒にスーパーに寄った時に、果物が必要だと言う夫が、必要以上にたくさん買ったんです。

買い過ぎだと思いました。私は運動を兼ねて毎日のようにスーパーに行っているんですから、あんなにたくさん一度に買わなくても良かったのに。

それでも、買ってから2週間近くが経って、みかんやリンゴは減りました。一つも減っていなかったのがオレンジ。このオレンジがね、私だったら買わないような大きくてゴツゴツしたやつだったんですよ。

うちの夫はオレンジを食べるのにナイフを使いません。手で皮をむいて食べるんです。そのオレンジは、夫の馬鹿力でも簡単には皮がむけそうになかったから食べようと思わなかったのかもしれませんよ。

私はオレンジを食べるとお腹の調子がおかしくなることがあるので、めったに食べません。

「このままでは無駄になる」「食べ物を無駄にすることは避けなくてはいけない」「じゃあオレンジで何か作ろう」ということで、新しいレシピをウェブサイトに載せるためにオレンジのスコンを作ることにしたんです。

オレンジを1個だけ使うレシピを考えました。生地を作るのに搾り汁を使います。皮はすりおろして加えようかと思ったんですけど、砂糖煮にしてから加えることにしました。

オレンジの皮を砂糖煮にしてから砂糖をまぶした「キャンディド・オレンジピール」という食べ物がありますが、お店で買うと高いですけど簡単に作れます。昨日はオレンジの皮を6〜7ミリに小さく切ってから煮ました。

少し苦いオレンジピールは同じく苦いダークチョコレートと相性がいいですから、ダークチョコレートも入れました。出来上がったスコンには、オレンジの搾り汁で作ったアイシングもかけました。


とても美味しいスコンでした。ダークチョコレートを入れたのが良かったです。苦いオレンジピールと本当に良く合います。


早速ウェブサイトに載せようと思ってレシピを書いていたのが午後2時過ぎでした。そこへ、何とうちの夫が帰って来たんですよ。

どうしたの!病気?

と思ったら、義母(夫の母親)とパートナーの二人が一緒でした。なんでも、義母達が用事があってメルボルンまで出かけて、その帰りに息子に会うためにツールショップに寄ったんだそうで。

お店ではゆっくり話は出来ないので家に帰って話そうということになって、夫は仕事を早退して帰って来たと言うんですけど。そういう事が出来るのも、うちの夫がしょっちゅう臨時出勤をしているために超過勤務時間数が溜まっているからです。

決められた時間数以上に働いた労働者にはちゃんと賃金を支払わなくてはいけませんが、うちの夫が勤める会社は余分の賃金を払うのではなくて、その余分に働いた時間数分を休まなくてはいけないという方針なんだそうです。いずれにしても、労働者の権利が守られているのでございます。

まあとにかく、スコンが出来たところへ義母達が来たのでタイミングが良かったです。スコンを食べながらお茶を飲みました。スコンは好評でしたよ。

英語で書いたレシピはこちらです。


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2025年6月3日

タスマニアでアルバイト?

うちの夫が勤めるツールショップ会社が、ついにタスマニア州にも進出することになり、ローンセストン(Launcenston)というタスマニア島北部の街に最初の店舗がオープンすることになったんだそうです。


この開店準備にうちの夫と息子が行きたいと考えているんだそうですが、夫は自分の店舗をスタッフに任せて自分は有給休暇を取り、アルバイトとしてやるつもりらしいんですけど、それは無理な話だろうと私は思っています。

第1の理由は、今月は税制年度の最終月で毎年恒例の大セールも行われるし、大変忙しいからです。(オーストラリアの税制年度は7月から翌年6月までなんですよ。)そんな月に、店長が有給休暇を取ってタスマニアにアルバイトに行くなんて許可されるはずがないと思うんです。

第2の理由は、そのアルバイトをするためにはローンセストンの街に滞在する必要があるので、宿泊費や食費などでアルバイト代の半分は消えて無くなるからです。

それでも自分は行きたいと息子は言っていますが、楽観し過ぎていると思いますね。先月開店準備のアルバイトで稼いだ時には、10時間立ちっぱなしで働いてヘトヘトになって家に帰って来たら、晩ご飯は作ってあったわけですよ。それを食べて寝るだけだったわけです。毎日の洗濯物もしてもらえたし。

しかし、ローンセストンに滞在しながらのアルバイトでは、食べることも洗濯も自分でやらないといけないんですよ。宿泊する場所にも寄るでしょうが、車がないと移動は歩くかバスになるでしょうからね、大変だと思います。

まだ行けるとも行けないとも決まっていませんが、もしも夫と息子の二人で行けたら、それは意味があることだと思います。大した稼ぎにはならなくてもね。息子にはいい経験になるでしょうし。


ローンセストンには、飛行機で行かずにフェリーで行くという手があるんですよ。「スピリット・オブ・タスマニア」というオーストラリア本土とタスマニアのデボンポート(Devonport)を結ぶ定期フェリー船があるんです。

以前はメルボルンから出ていましたが、現在はジロング(Geelong)という街から出ています。我が家からはジロングのターミナルまで行くだけで2時間もかかるので不便なんですけど。

デボンポートのターミナルからローンセストンまでは車で2時間くらいかかるようですから、飛行機で行くよりもかなり大変ですが、フェリーなら車で行けるのでローンセストンでの移動の問題は解決します。ただし、飛行機で行く数倍の費用がかかります。

まだ行けるとも行けないとも決まっていませんけど、息子が一人でも行くと決めたら、これもまたいい経験になるだろうとは思います。


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