メルボルンでは、近頃「食材の宅配サービス」というのが流行っているそうです。
晩ご飯に食べたいメニューを選ぶと、その料理のレシピと共に必要な食材や調味料がパックされて届くというものらしく、「Marley Spoon」とか「Hello Fresh」というサービスは、利用者がどんどん増えているんだそうです。
忙しい人が多い昨今、「お料理が好きで晩ご飯は自分で作りたいけど、忙しくて食材の買い物に行くゆとりがない」なんていう人にはヨロシイかもしれません。
しかし、
私のようにお料理のレシピを考えて作ってみて書いて公開するなんていうことを趣味としている者には、全く意味のないサービスなんですけど、先日「Hello Fresh」の訪問販売員がやって来ました。
ちょうどその時、うちの娘が外で枝拾いをやっていて(勉強の合間に脳みそを休めるために枝を拾って歩く)、その販売員の女の子と会話を始めたのです。
ドアノッカー(Door-knocker)すなわち訪問販売員と話が盛り上がるなんて、普段ならありえないことです。後で聞いた話では、その子が自分と同じ年頃でとっても可愛かったからつい話し始めたらお互いに大学生だと分かり、文学の話になったというんです。
うちの娘は、文学の話になると止まりません。
しばらく外で話していましたが、その子を家の中に誘い入れ、我が家の書籍コレクションを見せると大変な盛り上がりとなりました。
その子は、日頃なかなか自分の大好きな文学の話ができる友人がいないらしくて、うちの娘とあっという間に意気投合し、二人は連絡先まで交換。
娘が最近好んで読んでいる作家の名前を上げますと、その多くがロシアの作家だったために、ロシアからの移民だという彼女はさらに大興奮。彼女は、ロシア語、ドイツ語、デンマーク語も話せて読み書きできるというのです。娘が読んだロシア文学も、彼女はロシア語で読んだというのです。
娘もその女の子も本当に楽しそうでした。
さて、
最後には、一応「食材の宅配サービス」の話になりまして、最初の注文は大幅割引だからやって損はしないとその子が言うので、娘は何やら注文したようです。
今朝、娘が注文したものが届きました。
ニンニク1片、スープの素1個に至るまで、必要なものが全てパックされていまして、調味料やスパイスも小袋入りあるいは容器入りで、冷蔵が必要な食材はアイスパックと一緒に特別の袋に入れてあり、野菜類などは紙袋にパックされていましたが、
毎回これだけのゴミが出るのか!
というのが私の感想です。
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