2011年10月31日

ハロウィーン

ハロウィーン文化が根付いていないオーストラリア。私がこちらに住み始めた頃は、あんなのはアメリカ人のすること!と鼻であしらわれていたハロウィーンだが、ここ数年、ハロウィーンを楽しもうという人が増えて来ている。

特に子供達にとってあんな楽しいイベントは他にはない。クリスマスはプレゼントがもらえるし、イースターはエッグハントが楽しいが、ハロウィーンにはかなわない!

まず、仮装するっていうのがワクワクする。しかも、気持ち悪い系、恐ろしげ系のキャラクターとなるとたまらない。人間誰しも仮装願望のようなものがあるもので、子供だけでなく、大人だって、仮装するのってとても楽しいものだ。

年々、ハロウィーングッズを売る店も増えている。今日買い物に行ったおなじみのスーパー Coles でも、店員さん達が魔女やお化けに仮装していた。店長の女性は、オズの魔法使いに出てくるような緑の魔女なっていた。恐ろしげなメークもばっちりと決め、すごい迫力であった。みんなとても楽しんでいる様子。

私の娘のサチは、幼い頃からドレスアップ(仮装)が大好きで、小学校のドレスアップデーでは並々ならぬ努力を注いで来た。4年前からハロウィーンも始めたのだが、オーストラリアで「トリック・オア・トリート」をするには、二つの問題があるのだ。

まず、この10月の終わりという時期が問題。どんどん日が長くなり、夏に向かって気温が上がってくる時期であるから、夏時間も手伝って、夜の7時を過ぎてもまだ日が照っている。夕方といえど結構強い日差しの中を汗を流しながらトリック・オア・トリートで近所を歩き回っているうちに、お化けのメークもはがれ落ちたってことがあった。やはり、お化けや魔女には薄暗くなってから歩き回ってもらいたい。

二つ目の問題は、「トリック・オア・トリート」と言ってたずねた家の人がハロウィーンを知らないということがよくあることだ。ある年齢以上の人達は(特に高齢者のみなさん)は、まずハロウィーンという「アメリカの文化」を知らないので、玄関先で気まずいムードになる場合がある。当然お菓子もキャンディも用意してくれていないのだから、「失礼しました…」と言って引き上げるしかない。

しかし、大抵の人はお菓子を用意していなくても、子供達に何かあげようとしてくれるもので、昨年はツナ缶やキウイフルーツなどをもらって帰って来た。

8時が近くなってもまだ暑かった2年前のハロウィーン
トリック・オア・トリートの後はプールに飛び込んだ子供達

さて、サチのドレスアップだが、年々パワーアップしており、最近は衣装を手作りしている。今年の衣装も完全に手作り。家にある端切れを使って手縫いで仕上げておりました。(私の手伝いは全く無し!)



今年のテーマはゴス Goth だそうです

今年は、運良く(?)天気が悪かったため7時過ぎには薄暗くなり、ハロウィーンにふさわしい雰囲気となった。仲良しの友達と一緒に「トリック・オア・トリート」を楽しんだサチ。今年はツナ缶や果物をくれる人はいなかったとのこと。ハロウィーンのことを知る人が増えて、ちゃんとお菓子を準備している人が増えている証拠だ。

いいよねえ、ハロウィーン。とにかくみんな楽しんでるっていうのが最高!
また来年が楽しみだ。



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