2011年10月10日

大量のスポーツバウチャー

いつも食品の買い物で利用しているColes(コールズ)というスーパーマーケットは、オーストラリアの大手スーパーマーケットチェーンの一つで、昨今話題のMaster Chef(マスターシェフ)というテレビ番組の筆頭スポーンサーでもある。

昨年に続き、今年もSports For Schools(学校にスポーツを!)というキャンペーンを行っている。国内の全ての小学校とハイスクールが参加可能で、学校ぐるみでスポーツバウチャー(商品引換券)を集め、集めたポイントによってスポーツ用具がもらえるというキャンペーンだ。Coles(コールズ)系列のスーパーマーケットで買い物をすると、10ドルあたり1枚(1ポイント)がもらえる。ただし、このキャンペーンの共同スポンサーとなっているメーカーの商品を買うとボーナスポイントが加算される。レシートにプリントアウトされるポイント数を確認して、レジ係の人がスポーツバウチャーをくれる。



学校は、生徒の家族(一緒に住んでいないおじいさんおばあさんも含め)と先生達が一丸となってバウチャーを集める。学校から届くニュースレターなどで繰り返しColesのスポーツバウチャー集めに協力を呼びかける。集めたバウチャーは、多くの学校ではボランティアのお母さん達がポイント数を数える作業を行う。キャーンペーンカタログから、集めたポイントでもらいたいスポーツ用具を決め、キャンペーン終了時に申し込む。カタログを見てみたい方は、こちらで見ることができます。

こうして、各学校はサッカーボールやクリケット用具一式や、様々なスポーツ用具を手に入れることができるというわけだ。

私も、このバウチャーを集めている。 昨日、Colesで買い物をした時、100ドルくらいの買い物だったので10枚くらいもらうものと思っていたら、レジ係の人が大量のバウチャーを渡そうとするのでびっくりした。(50枚以上あったと思う。)

「ものすごくたくさんくれるんですねえ!」
「ええ、さっきあなたの前にきた人が、自分は集めていないので次の人にあげてくださいと言って置いていかれましたから、これは全部あなたのものです。」

レジ係は、客の一人一人にスポーツバウチャーを集めているかどうかたずねる。集めていないと言う人には当然バウチャーはくれないのだ。私は、感心した。自分は集めていないが、次の人にあげて欲しいという客にも感心したが、その人の分のバウチャーを次の客の私にちゃんと渡してくれるレジの人にも。

ColesのSports For Schools(学校にスポーツを!)キャンペーン。マーケティングの一つでしょ?と冷めた見方の人もいるが、利益の一部を社会に還元するマーケティングである。私は、素晴らしいと思っている。

このキャンペーンは10月18日に終わります。
詳細は、Coelsのキャンペーンウェブサイトから。


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