昨日の朝、夫が作るロースト料理の材料を買いに行きました。夫は一人で歩いて行って来ると言いましたが、雨が降っていましたから、私が車を運転して一緒に行くことにしました。
買わなくてはいけないものは、今回もたくさんありました。使うのはわずかな量なのに、夫はレシピに書いてある通りのものを買おうとします。どれを買えばいいのか分からずに迷うと、私の意見を聞くのではなくてAI(人工知能)のチャットGPTに聞いていましたよ。
ローストポーク用のグレイビーソースを作るのに白ワインが必要だというのでお酒売り場に行った時にも、チャットGPTにオススメの白ワインを質問して、教えてもらった通りの特定メーカーの特定の白ワインをスタッフに見つけてもらって買っていました。
ちょっと異常…
ジャガイモを焼くための「アヒル(家鴨)の脂」も探しましたよ。そんなもの、私は見たこともないからスーパーで売っているのかどうかも知りませんでした。鶏肉を売っているコーナーにありました。
買い物を終えて家に帰ったのは10時頃です。夫は直ちに料理に取りかかりました。
まず最初に作ったのは、デザートの「レモンポセット」(Lemon Posset)でした。チャットGPTにローストポークに合うデザートを教えてくれと聞いたら、これを教えてくれたんだそうです。レシピは私もウェブサイトに載せていますが、クリームに砂糖とレモンの皮とレモン汁を入れて煮詰めたものです。チャットGPTが教えてくれた通りに作ったそうです。
メインの料理はローストポークでした。2日間乾燥させた3キロ近い豚のかたまり肉に、肉の中の温度を計る耐熱デジタル温度計を差し込んで、低温で2時間以上焼いた後に高温で焼いて、皮を「クラックリング」と呼ばれるサクサクカリカリした煎餅みたいな食感になるように焼き上げるわけですが、
これが大失敗!
高温に上げたタイミングで、野菜類を大量に入れたのでオーブンの温度が上がり切らず、皮は「クラックリング」にならなかったのです。一部はゴムのように、そしてほとんどはプラスチックのようにカチカチになっていました。強い歯と顎があってもちょっと食べられる状態ではなかったです。
夫は非常にガッカリしていました。あきらめきれない夫は、ガスバーナーを持って来て皮を焼いていましたが、あんなことをしても表面が焦げるだけでクラックリングにはなりません。
そして、野菜も同時に仕上がりませんでした。カボチャだけを大きく切り過ぎていたせいで、食べ始めた時にはまだ焼けていなかったんです。ロースト料理というのはタイミングが難しい料理なのです。
お料理は、クラックリングが失敗したことを除けば、どれも美味しかったですよ。手がかかったジャガイモは、特に美味しかったです。水に浸けてデンプンを取り除いてから茹でたのを乾燥させ、それをアヒル(家鴨)の脂で揚げ焼きにしたのを、最後にオーブンで焼いてカリカリにするのです。手間も時間もかかる料理です。
ちなみに、料理を盛り付けたのは夫です。
夫の父親と中国人の奥さんが帰った後、残された大量の食器と脂まみれのオーブントレーやローストパンや道具の数々。
この後片付けを、長年私が一人でやって来たわけですが、昨日は手伝う気もありませんでしたし、とにかく夫が散らかしたり汚したりしたものの後始末を私がさせられるのが嫌なんですから、もうしたくないんです。私はめまいがしていたのもあって、さっさと寝室に行って横になりました。
頭痛もしていたので薬を飲みにキッチンに戻ると、娘が一人で洗い物をしていました。夫はテレビを見ていましたよ。ロースト料理をした後の片付けを、うちの夫はまたしなかったのでございます。これでは大変さが分からずじまいになってしまうじゃあないですか?
まあとにかく、今回の料理は大成功とは行かなかったわけですが、また料理には挑戦するつもりのようですから、これからも「私は片付けをしない」という条件でやってもらいたいと思います。
それにしても、クラックリングが失敗したのは残念だったな。私が前回作ったローストポークは、100%完璧なクラックリングになって「史上最高の出来」だったんですよ。あの時は2日間も乾燥したりせず、1時間ほど室温に放置しただけだったんですが。
あの大成功がまぐれだったのではないことを証明するためにも、近いうちにもう一度作ってみる必要がありますね。脂汚れのことを考えると気が重いですけど。
ちなみに、今回はオーブンの庫内にあまり脂が散っていませんでした。皮が弾けてクラックリングになる時に脂を散らすから汚れるんですけど、それが起きなかったということです。野菜が入ったトレーやローストパンをたくさん入れていたせいもあるでしょう。
夫は今日は仕事なので、オーブン掃除は私がするしかないです。
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