2026年5月29日

「ハイビズ」ファッション

オーストラリアでは、どこに行っても見ないことはない「ハイビズ」は、トレイズマン(Tradesman)達のステイタスでもあります。

トレイズマンというのは建築工事や道路工事関係の仕事をする人達のことですが、彼等は例外なく目にまぶしい蛍光色の黄色やオレンジの安全服を着ているんです。 

そうした蛍光色の服は、英語で「High Visibility Clothing」と呼ばれます。「High Visibility(ハイ・ビジュアリティー)とは「高視認性」という意味です。これを短縮して「Hi-Vis(ハイビズ)」と呼ぶわけなんですけど。

蛍光色の服を着ている人を見逃すことはありませんし、反射材が付いていることが多いので、視認性は確かに高いです。事故防止に役立っていることは確かです。

近頃は、トレイズマン達だけでなく工場や農場で働く人達も「ハイビズ」服を着るようになり、ありとあらゆる場所で目にするようになりました。

さて…

トレイズマン達が主なお客であるツールショップに勤めるうちの夫は、もちろん「ハイビズ」のシャツとベストを持っていました。

ツールショップのユニフォームは真っ赤で非常によく目立ちますから、仕事で「ハイビズ」服を着ることは無いのですが、休日に家族や知人に頼まれて木を切りに行く時に「ハイビズ」服を着ていたのです。

ところが…

いつ頃からか、仕事が休みで家にいる時には「ハイビズ」シャツを着ることが増えまして、先日うちの息子が仕事着を買うのについて行った時には自分用の「ハイビズ」シャツ2着セット(半袖と長袖の両方)を買って来ましてね。

見よ、クローゼットにずらりと並ぶ、まぶしい色の服を!


蛍光オレンジ色の「ハイビズ」防寒ジャケットもいつの間にか加わって、近頃はもう草を切ったり木を切ったりする用事などなくても、休みの日に着る服は、

「ハイビズ」一択!

「今日は何を着ようかな」と考える必要が全くないですね。「オレンジ色にしようかな、黄色にしようかな」くらいは考えるかもしれませんけど。


最近は、献血に行く時も「ハイビズ」服を着て行きますよ。休みの日にはいつも「ハイビズ」服を着ているんですから、どこに行くにも、家族でレストランに行く時ですら「ハイビズ」服です。先日、英国人コメディアンのジミー・カーの公演を見に行った時も「ハイビズ」服で行きましたよ。

家の中でも夫の居場所はすぐに分かります。まぶしいと言っても過言ではない色ですし、光を反射させる布が付いているので光ったりもしますから。

うちの夫が服に無頓着なのは知っていますが、一通りの普通の服は持っているんです。以前は仕事が休みの日にはチェック柄のフランネルのシャツを好んで着ていたんですけど、最近はもう「ハイビズ」シャツばかり。

なぜ「ハイビズ」服ばかり着るようになったのか、理由は分かりません。もしかしたら、夫は目が悪くなっていますから、服を見分けるのが難しくなって、面倒くさくなったのかもしれません。

あるいは、蛍光色の服が好きになったのかも。

もう好きにしてください。


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