「爆弾おにぎり」の定義は、私は良く知らないんですが、我が家では丸いおにぎりを真っ黒になるように海苔で包んだのをそう呼んでいました。
中に具を入れたり混ぜご飯で作ったりしても美味しいでしょうけど、私が作る爆弾おにぎりには何も入っていませんでした。作る時はいつも決まっていて、大量に作る必要があって、何も入っていない塩味だけのが好まれたのですよ。
どういう時に作ったのかと言うと、それはうちの息子が通っていた小学校で、食べ物を持ち寄る機会があった時です。
最初に作ったのは4年生の時です。短期間住んだ日本からメルボルンに帰って来た年でした。その小学校では日本語を教えていたこともあり、私は日本の食べ物を持って行かそうと思いました。
巻き寿司は作るのが大変ですから、小さめのおにぎりを作ることにしたんですが、子供達に受けるかもしれないと思って海苔で包んだ真っ黒の爆弾おにぎりにしたんですよ。
海苔のことを「シーウィード」と呼んで嫌っていたオーストラリア人達が、喜んで寿司ロールを食べるようになった頃でしたから、海苔に拒否反応はないだろうと思ったし、ご飯を塩で握っただけですからね、好き嫌いのある子も食べるだろうと思ったんですけど。
ライスボム(Rice Bombs)と名付けて持たせた爆弾おにぎりは、特に男の子達に大好評でね、あっと言う間に無くなったと息子が言いました。
その後、食べ物を持ち寄る機会があるたびに、息子の友達がライスボムをリクエストするもんですから、私はいつも爆弾おにぎりを作って持たせたんです。
食べ物アレルギーの問題とか衛生問題もありますからね、手作りの食べ物を学校に持ち寄って皆んなで食べるなんてことには問題があるように思いますけど、もう20年も前のことです。今でもこういうことをやっている学校があるかどうかは知りません。
学校全体でやっていたイベントではなくて、クラスの学習活動の一環だったと思います。
担任の先生からの手紙には、食べ物を持ち寄る趣旨と、持って来るのは任意であること、協力していただけると助かりますみたいなことが書いてあるんですが、何も持って来れない子供達は悲しい思いをしますよね。
市販のお菓子を持って来る子も多かったようです。
ちなみに、うちの娘も同じ小学校に通いましたが、娘のために学校に持ち寄る食べ物を準備した記憶がありません。娘も食べ物を持ち寄ったりしたことがあるのか聞いてみましたら、フルーツとチョコレートガナッシュを持って行ったことがあると言いましたよ。
きっと娘のリクエストで作ったんでしょうけど、そんなものを作った記憶はありません。
覚えているのは、息子に持って行かせた爆弾おにぎりのことばかり。何度も作りましたからね。そして、毎回期待されていたわけですから、いつも大好評でした。
どうして突然こんな話を書いているかと言うと、昨日炊飯器に残った少しのご飯をおにぎりにした時に、海苔で包んだら爆弾おにぎりのようになって、それで思い出したのです。
息子にとって爆弾おにぎりを学校に持って行ったことは良い思い出だと思いますけど、当時いろいろとしんどいことが続いていた私にとっても良い思い出の一つです。
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