日本で「さやいんげん」を買うと、こんなに長さも太さも揃えて販売するには人手もかかるし出荷できないものもたくさんあるに違いないと、農家の皆さんのご苦労を考えてしまうんですけど。
オーストラリアでは、さやいんげんは山積みで売られていることが多いです。袋にパックされて売られている場合もありますけど、山積みで売られているものの方が安いので、買いたい分だけ自分で袋に入れて、レジのところで重さを計って支払うことになります。
山積みで売られているさやいんげんを買うのは時間がかかります。適当につかんで袋に入れると、傷んだのやふにゃふにゃになったのが必ず混じるからです。
一本一本選んで買っている人を見かけて「そこまでするか?」と思ったこともありますが、最近は私もかなり注意して選んでいます。
オーストラリアの大規模農家は、作物の収穫に海外労働者(オセアニアの島国から来る人が多い)やワーキングホリデーでオーストラリアに来ている若者を雇っているようですけど、さやいんげんは機械で収穫するのが普通なんですよ。
コンバインみたいな大きな機械です。どういう仕組みなのか私は知りませんが、一度に複数の畝をまたいで走らせながら、さやいんげんと茎や葉っぱとを分別して、ものすごいスピードで収穫して行きます。
手もぎで1時間かかる量をわずか数分で収穫できると聞きますが、その過程でどうしてもちぎれたり折れたりするわけです。それに、まだ収穫には早すぎる細いのも一緒くたに収穫して行きます。
折れたりちぎれた部分というのは傷みやすいですからね、買う時には気をつけないと食べられないようなのも混じるんですよ。
さやいんげんの下処理は、日本では洗った後で向きをそろえてまな板に置いて、ヘタの部分を切り落とせば終わりでしょう?オーストラリアではそういうわけには行きません。
長さはいろいろ、太さもいろいろ、真っすぐのや曲がったのや形もいろいろ、折れたりちぎれたりして傷んでいる部分もあるわけですからね、買うのも時間がかかりますけど下処理にも時間がかかります。
昨日はね、山積みで売られているものの鮮度が悪くて、最初から袋にパックされているものの方が新鮮そうだったので、値段は割高でしたけど袋入りのを買ったんです。
そうしたら、収穫が遅すぎたのか木の皮みたいに固くなっているのがたくさん混じっていました。そういうのは、かなり時間をかけて茹でても繊維が固くて食べられません。
もちろん、折れたりちぎれたりして傷みかけたのも混じっていました。
人件費が高いオーストラリアでは、人間が収穫しなくてはいけないような野菜や果物は値段が高くなります。ですからね、機械で収穫するさやいんげんに折れたのやちぎれたのや細すぎるのや固すぎるのが混じっていても文句は言いませんけど。
そういうのを避けるには、時間がかかっても山積みの中から自分で選ぶことですよ。
ちなみに、冷凍のさやいんげんも収穫から包装まで全部機械でやっているはずで、長さもいろいろでヘタも混じっていますから、使う時には注意しなくてはいけません。
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