2026年5月27日

なーんだそういうことか!

最初にそれを見たのは、うちの息子でした。ダイニングテーブルの上にメモが置いてあったんです。うちの娘が書いたものでした。

私はとても疲れている。来週のイタリア旅行には行きたくない。イタリアには〇〇と一緒に行きたかったのに。

昨日の朝、これを読んで心配した息子は、うちの夫に教えたそうです。うちの娘が最近ストレスが溜まっている様子だったこと。イタリアに行く話は息子は聞いていなかったし、〇〇というのも聞いたことがない名前であること。何かあったのかもしれない。

それを聞いて夫も心配したようです。昨日の朝は、夫が勤めているツールショップから、ある商品を修理のために専門店に持って行く必要がありまして、夫は車の運転が出来ないので私に頼んだのですよ。その時に夫は私に聞きました。

娘に何かあったのか。イタリアに行く話を私は知っているのかと。

私は何も聞いていませんでしたから、びっくりしました。帰ってからすぐにダイニングテーブルを見ると、確かにメモがありました。聞いた通りのことが書いてありました。

どういうこと?何かあったの?

夕方、夫が仕事から帰って来ると、真っ先にダイニングテーブルに行ってそのメモを読みました。

娘が11月に日本へ旅行に行くこと知っている。来月は仕事でノーザンテリトリーのウルル(かつてはエアーズロックと呼ばれていた)に行く予定なのも知っている。でも、イタリア旅行のことは聞いていない。

置き手紙のように置かれたメモ。「私はとても疲れている」が気になる。

何があったんだ?

夜7時過ぎに娘が帰って来ました。娘の帰宅を待ち構えていた私が、一番先に聞きました。

「ちょっとアンタ、このメモはどういうこと?イタリアに行くの?」
「はあ?何で勝手に読むのよお!」
「何で勝手に読むのよおって、置いてあるんだからそりゃ読むでしょ!」
「それはクライアントの話!」

うちの娘は臨床心理士なんですが、心理カウンセリングでクライアントと話をしながらメモしたものだったそうです。その1枚だけ片付けそこなってテーブルに残っていたのです。

「じゃあ、イタリアには行かないのね?」
「私、日本に行くのよ。ウルルにも行くのよ。イタリアに行くようなお金はありません!」

なーんだ!

一日中頭を覆っていたもやもやが一瞬で消えました。夫も息子もこれを聞いて安心し、私達は冗談を言いながら大笑いしました。

何かヘンだとは思ったんですよ。


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