2026年5月30日

胡麻アレルギーと日本旅行

オーストラリア人の海外旅行先として、日本は大人気です。

歴史や古い文化に興味を持つ人もいれば、アニメやゲームなどの新しい文化が好きな人もいます。食べ物が安くて美味しいとか、安全で清潔な国であるとか、実際に日本に行って来た人の話を聞いたりYouTubeの動画を見たりして、行ってみたいと思う人が多いようです。

時差がほとんど無いのも行きやすい理由の一つでしょう。ヨーロッパや北米に比べたら近いということもあるでしょうし、まあとにかく人気の旅行先のようです。

私の知っている人も、家族4人での日本旅行を考えたそうなんですけど、あきらめたと言いました。理由は、お子さんの一人が胡麻アレルギーだからです。胡麻成分を食べると、アナフィラキシーショックの可能性があると言うんですよ。

アナフィラキシーショックとは、皆さんもご存知だと思いますが、急激かつ重篤なアレルギー反応が起きて、命が危険な状態になることです。

何年か前に、ナッツアレルギーの若い女性がボーイフレンドとキスをした後に突然具合が悪くなって亡くなったというニュースがありましたけど、原因はそのボーイフレンドが朝ご飯に食べたピーナッツバターでした。

知人のお子さんが胡麻成分を食べるとアナフィラキシーショックの可能性があると聞いて、私は「日本旅行は危険すぎる」と言うしかなかったです。だって、日本では多くの加工食品や料理に胡麻が使われているじゃあないですか?

旅行中は宿泊先で自炊をし続けるわけには行きませんからね、外食する度に胡麻が含まれていないことを確認しなくてはいけませんが、それは難しいと思います。

スーパーやコンビニで買ったものを食べるにも、日本語で書かれた原材料名を確認する必要があるでしょう。微量に胡麻成分が含まれている可能性がある程度だと、原材料名に表示されていない場合もありますよ。

旅行中に口にするすべてのものに胡麻成分が含まれていないことを確認し続けることを考えると、日本旅行は無理だとあきらめたそうなんですが、私も無理だろうと思いました。


うちの息子は子供の頃は卵アレルギーがあって、卵が含まれているものを食べると嘔吐していました。卵を食べなければ大丈夫なわけですけど、これがかなり大変だったんです。多くの加工品に卵成分が含まれているからです。

ある時、託児所で出されたおやつのクッキーを食べて具合が悪くなったことがあるんですよ。何十枚分かのクッキー生地に卵が1個入っていたんです。

1枚あたりに含まれる卵の量はごくわずかですが、そんな少量でもアレルギー反応は出るんです。託児所のスタッフは息子の卵アレルギーのことは知っていたんですけど、そんなにひどいとは思っていなかったのです。

嘔吐や発疹という程度のアレルギー反応でも親は心配なんですけど、アナフィラキシーという命にかかわるアレルギーのある幼い子供と旅行をするのは、大きな危険が伴います。

事情がよく分からず、外食に頼るしかなく、言葉も通じない国への旅行は、やはり危険すぎますね。


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