ちなみに、カンガルーとの衝突事故は、車が壊れるどころでは済まないことも多いんですよ。義弟が無事で良かったんですけど、車がダメになってしまったのは残念なことでした。
義弟が新車を買ったのを機に、スペイン人の奥さんも新車を買いました。そのため、家族が使って来たもう1台の車が不要になったということで、私達家族にタダでくれました。
我が家には車を必要としている息子と娘がいますからね。娘は働いていますがパートタイムだし、アパートで一人暮らしを始めましたから車を買う経済的ゆとりはありませんし、いまだに毎日家にいて2回目の痔の手術を待っている息子は、わずかな収入しか無いのですから、タダで車をもらえるのはありがたい話ではあります。
もらったのは、1995年モデルのレクサスです。金色のセダンです。デカイです。私なら絶対に買わない車です。
この車をもらうことに一番熱心だったのは、車の運転ができなくなったうちの夫です。
このブログでも度々話題にしていますが、乗ることが無くなった夫のトラックを手放すと、トレーラーを引っ張れる車が無くなってトレーラーが使えなくなるという悩みが、このレクサスで一気に解消したんですよ。
私のカローラはトレーラーを引っ張るパワーが無いのですが、このレクサスにはパワーがあるんだそうです。
さて、
タダでレクサスをもらいましたけどね、
問題は山積み!
この1995年モデルの金色レクサスは、いろいろ問題があって、フロントのバンパーは割れていますし、助手席側のドアミラーは折れて無くなっていますし、トレーラーを引っ張れるパワーがあっても牽引バーは付いていません。
所有者の変更をするのには「ロードワーズィー」(Roadworthy)と呼ばれる「一般道路上での使用に適していることを証明する証明書」が必要なんですが、これを作ってもらうには点検整備をしてもらう必要があります。
昨日の朝、整備工場に持って行ったんですけどね、古い車ですし義弟は定期整備をしていなかったらしくて、いろいろ不良箇所があって修理が必要で、証明書を作ってもらうのに3000ドルかかるそうですよ。
昨日の点検だけで180ドルかかりましたが、修理をして証明書を作ってもらうことにしました。こういうことを決めているのは夫です。
トレーラーをつなぐ牽引バーは、車が古すぎて手に入りませんのでオーダーメイドとなります。トレーラーを牽引出来ることが最も重要なことなのですから、オーダーメイドで牽引バーを作ってもらうそうです。
運転するのは主に息子と娘ですが、もちろん自動車保険に入らなければいけません。
所有者の変更をしたら、車両登録料に強制加入保険料も払わなければいけません。息子にも娘にもそんなお金は無いんですけど、この車をもらいたかったのはうちの夫ですから夫が全部払うんです。
なんだかんだで合計5000ドル以上の出費ですよ。
ああ…
夫にとってトレーラーを所有していることは非常に重要なことらしいです。
ですからトレーラーを牽引できる車を所有していることは必要不可欠なことなのです。自分はもう運転はできないんですけど、息子や娘がトレーラーの牽引が出来るようになって欲しいようです。
つまり、トレーラーを処分する気は全く無いということですよ。私は処分してもらいたかったのですがね。
レクサスをもらったのでトラックは手放す気になっていますが、売るための行動は起こしていませんから、トラックは野ざらし状態で放ったらかしです。
タダでもらったレクサスの5000ドル以上の出費も、トラックを売ったお金でなんとかするというのなら分かるんですけど、夫は緊急時用に貯めて来た貯金を使うつもりです。
トレーラーを牽引するなんて、一年に何度あるでしょうか。
夫はもう商品の配達もしていないし、木を切りに行くこともないですし、ほぼゼロですよ。
それでも、トレーラーは手放せないのですねえ。息子と娘にトレーラーの牽引が出来るようになって欲しいらしいですが、娘はすでに家を出ていて、いずれ息子も家を出たら、その時もっとおばあちゃんになっているであろうこの私に、レクサスでトレーラーを引っ張って欲しいと言い出すんでしょうか。
マジでカンベンしてもらいたいわ…
でもね、頼まれたら頑張るだろうな、私は。
先日はトラックでトレーラーを牽引して高速道路を100キロで突っ走りましたからねえ。あんなことは、人生で最初で最後のことだと思いましたけど。レクサスでトレーラーを引っ張る時がすぐに来そうな気がします。
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