2025年2月20日

食欲抑制薬マンジャロ

昨日、私が適正体重を目指して減量に取り組むつもりだという話を書いたばかりなんですけど、今日も減量に関係する話題です。面白い話を聞いたのですよ。

現在、ドバイ在住の義妹(夫の妹)がメルボルンに一時帰国しているんですが、久しぶりに義妹に会ったら随分痩せていたんです。昨年一時帰国した時には、体重が増え過ぎたとは言っていました。

義妹は旅行するのが趣味で、パートナーと一緒に常にどこかに旅行に出かけています。そういう暮らしだと外食中心になるので、体重が増えやすいとは思います。

義妹は、決して肥満とは言えなかったですけど、本人は重くなり過ぎていると感じていたらしくて、適正体重に戻したかったそうです。そこで彼女が取り組んだのは、食欲抑制薬による減量だったんですよ。

「GLP-1受容体作動薬」(略してGLP-1)と呼ばれる糖尿病の治療に使われる皮下注射で体重を減らせるという話を、皆さんも聞いたことがおありでしょう。「オゼンピック」という薬は有名になりましたよね。

米国で爆発的に売れて品不足となり、本来この薬が必要な糖尿病の患者が手に入れられなくなっているといういうニュースを読んだ記憶がありますけど。

「GLP-1受容体作動薬」というのは、すい臓からのインスリンの分泌を促進して血糖値の上昇を抑制するんだそうです。そのために食後の満腹感が持続しやすい上に食べ過ぎも防げるということなんですけど、吐き気がして食欲が無くなるから減量できるという話も聞きます。

義妹が使用しているのは、「マンジャロ」(Mounjaro)という薬です。義妹は「モンジャーロ」と呼んでいましたが、日本では「マンジャロ」という商品名のようです。体重を減らすという目的のために使う場合、「オゼンピック」よりも効果が大きいと言われているそうです。

義妹が住んでいるドバイでは、「マンジャロ」は処方箋が無くても買えるんだそうですよ。どこの薬局でも売っていて、誰でも簡単に買うことが出来ると言っていました。

「オゼンピック」もそうですけど、「マンジャロ」もペンのような形をしていて、これを皮膚に押し当てて自分でカチッと皮下注射するだけなので、使い方は簡単なのです。週に1回するだけだそうです。

義妹は「マンジャロ」の副作用と言える症状はほぼ無かったと言いました。ひどい吐き気も経験しなかったそうです。

この薬を注射すると何が起きるかと言いますと、食欲が減少するんだそうです。「お腹が空いた」とか「何か食べたい」と思うことが減り、自然と食事量が減るので減量出来るというわけです。

以前は、減量に取り組む度に食事制限がストレスになり、食べ物のことばかり考えていたけど、そういうストレスが無いんだそうですよ。だから、趣味のスポーツや仕事に意識を集中出来ると言います。

すでに適正体重に近づいたので、もう1回だけ注射をしたら終わりにするそうです。食べずに痩せたわけですからね、再び食べ始めるとリバウンドしやすいので注意しないといけないとは言っていました。


義妹の話を聞きながら、私はうちの夫が使ってみたらいいのにと思いましたよ。

腎臓が一つになっていますから医者に相談しないといけませんけど、もしも使っても大丈夫なら、使ってみない手はないです。夫のように、肥満のために健康問題が生じているような人こそ使うべき薬なんじゃあないですか?

うちの夫は、一昨年に腎臓を提供した後、体重管理には注意しなくちゃあいけなかったのに、いつの間にか体重が激増したんです。今ではもう、本当に心配なほどの肥満なんですよ。特にお腹がすごいの。

毎日の晩ご飯作りを担当する私は、カロリーも塩分も気をつけて晩ご飯を作っているんですけど、どうしてあんなに太っちゃったのか、食べ過ぎているからとしか他に理由が見つかりません。

これまでファスティングダイエットや糖質制限やダイエットシェイクと、いろいろやって来ましたけど、どれも上手く行っていません。そういう食事制限で減量出来てもすぐにリバウンドして、以前よりも太るというのを繰り返しています。

「マンジャロ」で食欲を抑えることが出来るなら、せめて100キロ以下まで体重を減らすことが出来るかもしれませんよ。

BMIは30を遥かに超えているし健康問題が生じているんですから、医者に相談すれば処方箋をもらえるのではないかと思うんですけどね、問題はお値段です。

1本が数百ドルもするのですよ。最小用量2.5ミリグラム(4回分)の値段は、オーストラリアでは300ドルくらいするのです。食べ過ぎないようにするための薬に1ヶ月3万円使う?

ちょっと無理か…


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