2025年2月18日

卵を探して三千里

食品の買い物は、家から歩いて6分のショッピングスクエアに行きます。いつも午前中の早めの時間に行きます。昨日はたくさん買う予定だったので車が必要でしたが、午前中は車が使えなかったのでお昼過ぎに行きました。

それが良くなかったと思う。それに昨日は月曜日だったから、土日の間に売り切れてしまったに違いないです。

何がって、

卵ですよ!

ヴィクトリア州では昨年から卵不足が続いているんです。鳥インフルエンザ「H7型」のために、オーストラリア南東部のヴィクトリア州とニューサウスウェールズ州とキャンベラ首都特別地域で2百万羽近いニワトリが殺処分されたそうですが、ヴィクトリア州の被害地域は鶏卵を大手スーパーに卸している農家の多い鶏卵産業の中心地だったそうで、卵が手に入りにくい状況が続いているんです。

それでも、卵が手に入らないことは一度も無かったですよ。私はいつもフリーレンジ(放し飼い)で飼育されたニワトリの卵を買いますが、それをあきらめてケージ飼いの卵で我慢しなくちゃあいけないなんてことも一度も無かったです。

近所のショッピングスクエアにはオーストラリアの大手スーパー3社の店舗に加えて大きな青果店も入っていますから、卵が買えないなんてことは無かったんです。

ところが、

昨日は卵が無かった!

4つの店を全部見て回りましたけど、どの店も卵は完全に売り切れていてゼロでした。こんなことは初めてですよ。

私はケーキを作りたかったし、毎日卵を食べたいうちの夫のためにも、卵は手に入れておきたいと思ったので、いったん家に帰って買った物を下ろしてから、車で10分ほど行ったところにある別のショッピングスクエアに行きました。

そこにある大手スーパーのコールズ(Coles)は、この辺りでは最大の店舗で、卵売り場も大きいんです。その店でも卵が売り切れているとは思えませんでしたが、行ってみたら広い卵売り場のすべての棚が完全に空っぽでした。

しかし、私はあきらめません。そのショッピングスクエアには、他にも卵を売っているお店はあるのです。小規模の青果店もありますし、そういう店はスーパーとは別ルートで仕入れますからね、卵があるかもしれないと思ったんですけど、やはりどの店に行ってもありませんでした。

少し遠回りをして帰ることにして、別の街のスーパーにも寄りましたが、卵売り場は完全に空っぽ。

卵は手に入りませんでした。


鳥インフルエンザ「H7型」は先月終息宣言が出されたんですが、その直後にヴィクトリア州の別の地域で別のタイプの「H7型」の感染が見つかったんだそうです。

大量のニワトリが殺処分された後、飼育数が回復するのに時間がかかりますから供給不足が続いていたところへ、また新たな感染が見つかって、卵不足が深刻になっているようです。

鶏肉にしても鶏卵にしても、狭い場所に閉じ込められて飼育されるニワトリではなくて、フリーレンジ(放し飼い)で飼育されたニワトリの方が消費者には人気があります。

私も必ずフリーレンジのを買うんですけど、今回の鳥インフルエンザは野鳥を介して広がったので、フリーレンジで飼育をしている養鶏場が深刻な打撃を受けたのだそうですよ。

何でも欲しい物がいつでも手に入るのが当たり前じゃあないということを、こういう時に思い知らされますね。

今朝早めに買いに行ってみます。もしかしたら数カートンでも入荷しているかもしれません。


追記:今朝8時過ぎに買いに行きました。

昨日話をしたウルワース(Woolworths)というスーパーのスタッフの女性が、朝早く来れば卵はあると言っていましたが、その通りでした。

しかし、あったのは1種類だけ。「Josh's Rainbow Eggs」というブランドのフリーレンジ卵のみ。1カートンが9ドル30セント。

もちろん買ってきました。

たくさんなかったから、すぐに売り切れるでしょう。


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