2025年2月19日

適正体重を目指して

私はかつて肥満でした。うつ病になってから体重が増えたんです。

うつ病の症状としてよく知られるのが、気分の落ち込みや意欲の低下です。うつ病になると食欲も低下して体重が減ると多くの皆さんはお思いかもしれませんけど、その逆の場合も多いんですよ。

不安な気持ちを食べることによって抑えようとすると言いますか、何かを食べていないと気持ちが落ち着かない状況になる人もいますし、体重が増える人も多いのです。

私が服用していた抗うつ薬の副作用には「体重の増加」というのがありました。どういう仕組みでそうなるのか良く知りませんが、とにかく私はどんどん太って、現在の体重よりも10キロくらい重かった時期があるんです。

うつ病が改善してからは、体重を健康体重域に戻すことを目標にして減量しましたが、なかなか上手く行かなかったです。食べる量を減らして減量すると必ずリバウンドしましたからね、無理なことをするのは止めました。

一日の摂取カロリーは減らさないといけないわけですが、私にとって一番取り組みやすかったのは「晩ご飯を減らす」という方法でした。最初は「晩ご飯を食べない」ということにしたんですが、全く食べずに我慢するのは無理でしたから、出来るだけ減らすということにしたんです。

栄養不足にならないように、お昼ご飯はちゃんと作ってしっかり食べます。私には炭水化物を抜くなんて出来ませんから、ご飯もパンも食べますし、高カロリーの揚げ物も食べますよ。甘いお菓子も普通に食べるんです。

ただし、夕方以降は出来るだけ食べないことにしたのです。

この習慣によって、体重は少しずつ減って健康体重域に戻りました。何年もかかりましたけどね。ただし、健康体重域に戻ったとは言え肥満との境目ギリギリのところですから、ちょっと油断するとすぐ肥満に逆戻りです。

そこで、今年のお正月に、新年の抱負として適正体重を目指すという目標を立てたんですよ。

適正体重とは、「統計上、最も病気になりにくい体重」とされていますね。計算方法はいろいろあって、性別や年令、人種によってもその人の健康維持に最適な体重というのは変わって来るそうですけど、最も一般的な計算方法は「身長 × 身長 × 22」というやつです。

これで計算すると、私の適正体重は到達ほぼ不可能な数値に思えました。肥満だった頃はそう感じていました。だから、そんな非現実的なことを考えるのは止めて、健康体重域に戻すことを目標にしたわけですけど。健康体重域に戻った今は、不可能ではないと思うんです。

そこで、1週間に200グラム減らすことを目標にしたんですが、それはちょっと楽観的過ぎました。これまで通り普通に食べていたのでは、1週間に200グラムなんて減りませんよ。

200グラムは無理だと分かったので、今は100グラムを目標にしています。1ヶ月で約400グラムの減量ですからね、これなら無理な目標ではないと思います。


肥満から健康体重域に戻るのに10年がかりでしたけど、体重が減ったら膝が痛くなくなりました。以前は少し歩き過ぎると古傷のある右膝が痛くなっていたんですけど、やっぱり体重が軽くなれば膝への負担も減るわけです。

1週間で100グラム体重が減り続ければ、今年の終わり頃には適正体重に近づくと思いますけど、

頑張りません!

私もいい歳ですからね、急に痩せるとシワシワになりますし。今の調子で行けば、遅くても来年には適正体重になるでしょう。

ところで、「晩ご飯を減らす」あるいは「晩ご飯を食べない」という減量方法を自分もやってみようかなと思った方がいらっしゃったら、私のアドバイスは「早く寝ること」ですよ。

これってね、夕方から翌朝にかけて断食しているのと同じことなんです。遅くまで起きているとどうしたってお腹が空いてきて、何か食べたくなりますから、食べたくなる前にさっさと寝ることです。

もう一つのアドバイスは、お腹がグルグル〜となって「お腹空いた〜」と思うような時は「体重が減る時」だと知ることです。そういう時は、「よし、今体重が減ってるぞ」と思うようにすると、空腹感にも耐えられるわけです。

ただし、栄養不足にならないように、朝とお昼と間食はよく考えて、いろいろな食品をちゃんと食べないといけませんよ。我慢し過ぎないことが一番大事だと思います。


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