2025年2月25日

他のドライバーに優しくしましょう

昨日の朝、睡眠不足をおして近所のショッピングスクエアに買い物に行って、駐車場に出て来たら車が連なっていました。

向こうから来る車もこっちから来る車も動けなくなっていた原因は、1台の大きなSUV車でした。ランドローバーだったと思います。赤茶色の大きなごつい車で、後ろにスペアのタイヤをくっつけていました。

頭から突っ込んで停めた場所からバックで出ようとしていたんですが、方向を変えるのに苦労していました。何度も前に行ったり後に行ったりして、少しずつ方向転換を試みていたので時間がかかり、駐車場の道をブロックしていたのでした。

運転していたのはおばあさん!

きっと乗り慣れていない車だったんですよ。

自分が他の車をブロックしているのは分かっていたはずだから、焦っていたはずです。私はそのおばあさんの気持ちが分かり過ぎるくらい分かりました。かつて、うちの夫のトラックを運転させられていた頃、一番嫌だったのは狭い駐車場に入ることだったんです。

車体の大きさが感覚的に分からないし、トラックの前も後ろも目視で見えないので、狭い場所は本当に苦手だったんですよ。うちの夫が助手席に座っている時しか、駐車場に入ったりは怖くて出来ませんでした。

「はい右に切って、もっと思いっきり切って大丈夫」とか言われても、ぶつかりそうな気がするのでなかなか言われたようには出来ません。もたもたして時間がかかるので、必ず他のドライバーの注目を浴びました。

おばあさんは苦労している!

私は思わず、SUV車のおばあさんの視界に入るように近づきました。

そして、腕を広げて「80センチくらい後ろが開いている」ことを教えました。彼女はゆっくりと車を後ろに動かし、私も広げた腕を動かしながら「まだ60センチ行ける」「あと40センチくらい」と合図を送りました。

おばあさんは車を方向転換すると、私に手を振って走り去りました。やっと動けるようになった車列の先頭にいたのは若者でした。私と視線を合わせると、親指を立ててニッコリしましたよ。


駐車に手間取ったりしている車を見ると、うちの夫はよく「下手くそ〜」と言うんです。それを聞く度に、私は「そういうことを言うな!」と怒るんです。

もしも、私が運転したくもないトラックを運転させられている時に、「下手くそ〜」とか言われたら嫌ですよ。あからさまに「迷惑だな」という顔をしてジロジロ見られるのもつらいです。

私がSUV車のおばあさんの立場だったら、誰かが「もっとバックしても大丈夫」って教えてくれたら助かりますよ。

皆さん、人にはいろいろ事情っていうものがあるのでしてね、乗り慣れていない大きな車を運転しなくてはいけないこともあったりするんです。もたもた駐車とかノロノロ運転とか、イライラさせられることもあるでしょうが、どうか他のドライバーに優しくしてください。

昨日は本当にあのおばあさんに同情しました。何か事情があったに違いないんです。小さなアシストでしたけど、行動して良かったと思いました。


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