2025年7月31日

自然災害に思いを馳せる

昨日は、カムチャッカ半島沖の地震で日本を含む太平洋沿岸各地に津波警報が出たというニュースと日本国内の暑さに関するニュースとで、私は悲劇的な災害を思い出す一日でした。

甚大な津波被害が出た東日本大震災はまだ記憶に新しいです。日本では津波警報が出てすぐに多くの人々が避難したと聞きます。昨日は被害が出なくて何よりでしたけど、津波警報が出ても津波は来なかったということが繰り返されて人々の警戒意識が薄れることが心配です。

「どうせ今回も大したことにはならないだろう」と油断した頃に大変なことが起きるわけですからね。

もう一つのニュースは記録的な暑さのことでした。日本国内の過去最高気温を記録したそうですね。

私の実家がある岡山県の中西部でも、最高気温が40度近くになる可能性があると知って、昨日の朝はうちの母にくれぐれも熱中症にならないように、エアコンを付けた部屋で水分補給しながらゆっくり過ごして欲しいと伝えたんですけど、気温は39度を超えたとニュースで読みました。

私が住んでいるメルボルンでは、気温が40度を超えることはよくありますが、40度を超えるような日は湿度が低いんです。だからそれほど暑さを感じなかったりするんですけど、湿度が高い日本で40度などと聞くと、どれほどの暑さなのか想像したくもないです。

私が経験した最も高い気温は48度です。大惨事となった森林火災が発生した「ブラックサタデー」と呼ばれる2009年2月7日土曜日に、当時住んでいた家の南側(日が当たらない側)の屋根付きウッドデッキの温度が48度になったのです。

下の写真を撮った時点で47度。


あの日の午後は台風並みの強風が吹き荒れたんですが、その強風が50度近い熱風なわけです。湿度はゼロに近かったです。「高温・乾燥・強風」という3つの条件が最悪に重なった日でした。

東日本大震災は津波が広い地域を襲ったわけですが、ブラックサタデーは炎が広い地域を襲ったのですよ。

想像を絶するような大きな自然災害は繰り返し発生しています。私達人間に出来ることは、そうした災害に備え、いざという時に自分や家族や隣人の命を守る適切な行動を取ることしかありません。


うちの息子と娘と私の3人は、10月に日本に行きます。私は岡山の実家に行くだけですが、息子と娘は別々に日本国内を旅行する計画です。息子は屋久島に行くんだそうですけど、屋久島に近いトカラ列島で起きていた地震は、ニュースを聞かなくなったので収まったんでしょうかね。

もしも日本旅行中に大地震が起きたり津波警報が出たりしたら、どうしたらいいのかという話を時々します。まあ、災害時には皆んなが助け合う国ですから旅行者も何とかなるとは思いますけど、いつ発生するか分からない大地震は心配です。

メルボルンでは、森林火災以外には心配な自然災害はありません。地震は震度1くらいの地震でもニュースになるほど珍しいことですし、台風も来ませんし、火山は無いから噴火の心配もありませんし。自然災害に対する意識が低いですからね、もしも何かあった時にどうしたらいいのか何も知らずに日本旅行に行くべきではありません。


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2 件のコメント:

  1. 毎日暑い日が続きます。連日39度予報ですが、地面からの照り返しは軽く40度超えてるでしょう。私は事務所のクーラーの利いた部屋にいるのでまだいいですが、旦那は外の仕事ですから毎日大変です。8月の7日以降は、31 2度の予報なので過ごしやすそうです。31度で涼しいなんて思うのが異常です!!

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    1. 本当にそう!40度の後に34度の天気予報を聞くとホッとしたりするのよ。冷房と無縁の外仕事は危険でもあるから、酷暑の日は無理しないでください。と言っても難しいけど。私も冷房がない仕事場で働いたことがあるから苦労が分かります。

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