2025年7月30日

2人組泥棒とお疲れの夫

大きな出来事もなく平和な(退屈でもある)私の毎日に比べ、夫の毎日はいろいろあり過ぎて、昨日の夜帰宅した夫の顔には疲れが見えました。

春が近づいて来てポッサムだけではなく他の夜行性動物の活動が活発になって来たという話を先日書きましたけど、大胆不敵な2人組の泥棒が連日盗みを繰り返しているんですよ。

うちの夫が勤めるツールショップ会社は、各店舗の泥棒対策はもちろんしていますし、夜間は警備会社が夜通し監視しているんですけど、これまでに何度も夜中に泥棒に入られています。

「夜中の出勤と泥棒家族」という記事に書いたような事件もありました。あの時はですねえ、警備会社のスタッフの怠慢のせいで夜中の1時の1回目の犯行後に対応出来なくて、その夜2回目の犯行で盗難トラックで乗り付けた泥棒一味に数百万円分の商品をごっそり盗まれるという大被害に遭ったんです。

2回目の犯行後に警備会社が連絡を取ったツールショップ関係者は誰一人電話に出ず、全然関係のない遠く離れた店舗に勤めるうちの夫だけが電話に出たのです。夜中の3時過ぎでした。夫が行くしかなかったから行ったのですが、うちの夫は車の運転が出来なくなっていましたからね、息子が送って行ったのですよ。

泥棒被害に遭う度に会社は防犯対策を立て直し、店舗の警備も見直しますし、店舗の建物もどんどん頑丈になって行きましたが、それでも泥棒はやって来るのでございます。十分な装備を備えて。

数日前、うちの夫が以前勤めていた店舗に朝の4時過ぎにやって来た2人組の泥棒は、準備も計画も素晴らしかったそうですよ。一部始終が防犯カメラに写っていたから分かったんですが、泥棒は道路から見えない建物の裏の入口を破壊して侵入を試みました。

正面入口と同様にボラードと呼ばれる鉄の柱と3重の頑丈な扉で護られている裏の入口を破壊した後、一番内側のシャッタードアの向こう側にフォークリフトが停めてあることに気づいた2人組は、あきらめて逃げたそうです。

3重のドアの内側にフォークリフトを停めておくというアイデアを会社に提案したのは、うちの夫だったそうですよ。

ドアは破壊されて被害が出ましたが商品は盗まれなかった、その翌日。今度は北の方の別の店舗に2人組はやって来ました。もちろん真夜中のことです。同じトラックでしたが、今度は大きなトレーラーも牽引して来ていました。

しかし、この店舗は以前に泥棒被害に遭っていたので、今ではもう砦のような頑丈な作りになっているのでございまして、何とか店内に侵入出来たとしてもさらにいろいろな障害物が待ち受けているような作りになっていましてね。泥棒は侵入することが出来なかったために、別の会社のツールショップを襲ったそうです。

被害が連発しているので警察も捜査しているんですが、この2人組の泥棒は捕まっていません。ツールショップ会社では、各店舗の店長がオンラインでこの件についての報告を聞き、防犯対策についての注意や再確認があったそうです。

その翌日のこと。うちの夫がいつものように早朝6時過ぎに店舗に出勤しましたら、目を疑う光景を見たんだそうです。荷物の受け取りや出荷などを行う入口が開いていたんだそうです。2重のドアとシャッターは破壊されていたわけじゃあなくて、開いていたんですって。

泥棒が入ったのではなくて、戸締まりや施錠をし忘れていたんですよ。全国各店舗に厳重注意があったばかりで、こういうことがあってはいけません。

この日の前の日、うちの夫は別の店舗に応援に行っていたので、副店長役のスタッフが最後の確認をしなくてはいけなかったのに、誰も気が付かなかったと言うんですからもう信じられませんよ。

この店舗はフェンスで囲まれていて、フェンスのゲートは頑丈に施錠されていた上、戸締まりをし忘れた入口は道路からは見えない角度だったので泥棒は入りませんでしたけど、こんなミスは許されません。

この件でいろいろあって一日中大変で、夫は疲れ果てたようなんですが。先週は仕事が休みで家にいた日に、新人スタッフの怠慢が原因で(パソコンで仕事とは関係のないものを見ていた)高額商品を盗まれていますし。

自分が休みの日に限って事件が起きるから、もう休めないと言っていますよ。

ちなみに戸締まりをし忘れるという重大なミスをしたスタッフと、最後の確認に責任があったスタッフには本部から文書による警告が出されました。これが3回出ると解雇されます。


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