2013年2月6日

映画「シルバー・ライニングズ・プレイブック」

久しぶりに夫と二人で映画を見に行った。アカデミー賞に作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞と主要7部門で全てノミネートされている話題の映画「シルバー・ライニングズ・プレイブック」という映画だ。


ブラッドリー・クーパー演じる主人公のパットは、双極性障害(Bipolar Disorder)という精神疾患を抱えている。一般的には、「躁うつ病」という古い名前で知られている。この人は、この病気だけでなくそれに由来するある深刻な精神的コンディションにも苦しんでいる。8ヶ月も入院していた精神病院から退院するところから映画は始まる。

ブラッドリー・クーパーは、この映画で演技派に転向です。

なんでゴミ袋を着ているのかは映画を見れば納得!
彼が知り合うティファニーは、うつ病をわずらい、亡くなった夫とのある出来事がトラウマとなって精神的に不安定になり苦しんだ経験がある。演じているのは、まだ高校生かと思っていたジェニファー・ローレンス。高校生ではないけど、1990年生まれだからまだ22歳なのだ。彼女がすごい演技を見せる。

ジェニファー・ローレンス恐るべし演技力
この映画は、一応「ラブコメ」だ。ただし、キャラクターの設定が非常にダークでヘビーなので、ドラマチックでもあるし、同じような精神の不安定を経験している人には、見ていてかなりきついところがある。しかし、そこを重くなりすぎないようにストーリーを展開させる脚本がみごとだ!

私は「うつ」で苦労した経験があり、今でも抗うつ薬を飲んでいる。私の夫は、長い間「パニック障害」で苦しんで、その後「双極性障害」的な精神不安を経験している。そして、私たち二人とも精神科の病院に関しては幼い頃のトラウマがある。

だから、この映画は見て楽しめる映画ではなかった。ハッピーエンディングだったから救われたけど、夫は途中で席を立って外に出ようかと思ったそうだ。

それは、演じている俳優たちの演技がすばらしかったからでもある。

パットの両親役のロバート・デ・ニーロとジャッキー・ウィーヴァー。デ・ニーロは当然うまいが、目立たないけれどオーストラリア女優のジャッキー・ウィーヴァーがうまい!

ジャッキー・ウィーヴァーのお母さんが説得力ある

まあ、おススメ映画ではあります。でも、あなたが精神的に健康な人ならば問題ないでしょうけど、見ていて苦しくなっちゃうかもよ。




お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿