2013年2月7日

義母との確執とヤマザキマリさん

夫のお母さん(義母)は良い人なのだけれども、長年学校の先生だったせいか、何事につけても指導せずにはいられない人だ。あらゆることについて「こうあるべき」「こうするべき」という確固たる考えを持っているので、自分の考えに沿った行動をとらない人に対しては、その指導は厳しさを増す!

まさに「仕切るタイプ」であって一緒にいると息苦しい。

以前は同じ敷地内に住んでいたのだが、息子のカイが生まれた後、産後うつ気味でプライバシーがほしい私のことなど気にもかけず、友達や親戚や知人や姉妹やご近所さんやを連れて毎日やって来た。子育ての経験者としてアドバイスをくれるのはいいが、それが指導的になって「あなたはこうするべき!」みたいになると「ほっといてよ〜!」という気分になるのだった。

彼女は、私に対しては常に上から目線でものを言うから、人に命令されたり指図されたりするのが大嫌いな私は、

カチン!とくるのだ。

「うつ」気味の私は、とにかく毎日やって来て「ああだ、こうだ、ああしろ、こうしろ、ああするべき、こうするべき」という義母の干渉で精神的にまいっていった。

ストレスに耐えられなくなってリングウッドに引っ越したのは10年も前のこと。最近は、「あれしろ」「これしろ」といわれるのが嫌で、また質問攻めにされるのがたまらなくて、すっかり足が遠のいている。

そう、彼女は家族や友人知人のことに関して普通ではない強い関心があり、質問攻めにして知ろうとするのだ。ゴシップ話が大好きで、どこそこの誰々がどうしたこうした、そんな話ばっかりするのもホントに耐えがたい。

義母へのストレスがたまって精神的にまいっていた頃に、偶然見つけたマンガ本がある。

ヤマザキマリさんの「モーレツ!イタリア家族」


ヤマザキマリさんが「嫁姑の確執」でストレスがたまっていた時に、誰かに「それをマンガにしてみたらストレス発散になるのでは」と勧められて描き始めたとのことだった。早速Amazonで取り寄せて読んでみた。

読んでみると、ヤマザキさんのイタリア家族はとってもユニークで楽しそうである。

「嫁姑の確執問題なんて大したことないじゃん!」とも思ったが、時々絵の描き方から彼女の本音が伝わってくる。そりゃあまあ、凄まじくおどろおどろしい義母さんの顔がアップで出てきたりするのですよ!

それを描いた時のヤマザキさんの心情を想像すると、やっぱりストレスを紙にぶつけているのが見えるようでもある。

おそらく私がブログには義母のことに関しては書きたいことの10%も書けないのと同じで、オブラードに包み込んじゃっているのだろうな。本当は、この何倍もすさまじいのだろうと思う。

やはりですねえ、ブログに書くなり、マンガに描くなり、特定の人のことを世間一般に公開するというのは、なんだか陰でコソコソ悪口を言っている気がして、その...、モラル的にね、やはり正しくないのではないかと思ったりするわけです。

そのヤマザキマリさんのマンガが映画になったそうですね。いえいえ、この「モーレツ!イタリア家族」ではなくて「テルマエ・ロマエ」というマンガです。

私、「テルマエ・ロマエ」というマンガのことなど何も知らなかったのだけど、昨年の邦画大ヒット作ということで新聞サイトなどでたびたび目にしていて、原作者がヤマザキマリさんと知って納得!

彼女の旦那さまベッピーノさんは歴史を研究する学者で、ローマ帝国の歴史オタクとどこかで読んだことがある。

有名なローマ皇帝ハドリアヌスの時代を背景にした、お風呂文化がテーマの映画とは面白そうだと思い、遅ればせながらDVDを買いました。昨年の発売時に買いたかったけど、何しろ経済的にDVDを買うなんて余裕はなかったから、今やっと買えたんです!

その映画のことはまた明日。

お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿