息子のカイは、野菜が嫌いである。
カイは初めての子供だったから、離乳食作りも相当努力して、本に書かれている通りに頑張ったのだが、野菜嫌いに育った。
ちなみに、二人目の子供である娘のサチは、当時仕事が本当に忙しかったものだから、離乳食も手抜きをしてマズイ缶詰&瓶詰め離乳食をしょっちゅう食べさせた。そうしたら、何でも食べる子に育った。
それはともかく...。
カイの方だが、幼い頃には全くと言ってよいほど野菜を食べようとせず、お皿にほんの少しずつ取り分けた野菜を「これだけは食べなくちゃあダメよ!」などと脅すと、「オエッ!オエッ!」っと、えづきながら飲み込むありさまだった。
現在、16歳。
好きではなくても、たいていの野菜は何とか食べることはできる。しかし、晩ご飯どきには、お母さんは「野菜も食べなさいよ!」の一言を忘れない。目を光らせていないと、ビタミン不足は避けられない食生活なのである。
さて、今年に入ってから続けている弁当作り。(はい、まだ毎日頑張って作っていますよ!)
夫の弁当は、炭水化物をできるだけ入れない!だから、ご飯ベースの弁当が作れない。ご飯もイモもパンもなしで、腹持ちが良くて、ダイエットになるようにしなくちゃあ...。カイの弁当は、ああ...こんな野菜を入れたって食べるだろうか?サラダなんて箸をつけるわけないんだよなあ...。
と、このように何でも入れてOKなのは娘のサチだけであって、3種類の弁当を詰めるというのは大変すぎる!
夫の弁当は、要するにご飯を入れなきゃいいんだからまだ良いけど、野菜嫌いのせいでおかずに苦労するカイの弁当は、もうやってらんない!ということで、最近は何でも詰めているんです。
大嫌いなレタスやキュウリも!昨日は、アスパラガスまで入れた!
毎日きれいに完食して空っぽの弁当容器を持って帰るけど、ホントに食べているのか?こっそり、ゴミ箱に野菜を捨てているんじゃないのか?私は疑っていた。
「ねえ、カイ!お弁当のことだけどねえ、いつも野菜を入れてるでしょ?あの野菜はどうしてるの?」
「野菜?食べてるよ」
「ああ、そうなの。ふうん...」
「そうよ!カイ、ちゃんと食べてるよ!」(サチの言葉)
「オレの弁当のこと、みんなはねえミステリーボックスって呼んでるんだよ」
「ミステリーボックス?」
「毎日違うものが入ってるから、今日は何が入っているんだろうって...。ミステリーじゃん」
おおおっ、そうなのか!
野菜はホントに食べてるのか!
友達の注目を集めているのか!
いいじゃん、いいじゃん!ミステリー、いいじゃん!
ようし、それなら、もっといろいろな野菜を入れてもだいじょうぶだな。ふふふ、私頑張りますよ!
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