2026年6月18日

人間関係の良い職場

うちの息子がツールショップに勤め始めてから半年が経ちました。本当はビデオゲームのグラフィックスを描く仕事をしたかったのですが、そういう分野は今や画像生成系AIが活用される時代になり、イラストレーターやアーティストの仕事は機械に取って代わられています。

しかし、人間にしか出来ない仕事っていうのもあるわけで、息子は絵を描くことをあきらめたわけではないらしいんですよ。今でも時間を見つけて描いています。でも、それだけで生計を立てて行くことは難しいでしょう。

勤めているツールショップの給料は悪くありません。2週間おきに振り込まれる給料のおかげで経済的な心配が無くなり、今年も日本へ旅行に行けるのは素晴らしいことなんですけど。

私が息子にとって一番良かったと思っているのは、職場の人間関係に恵まれたことです。

息子が働いているのはツールショップ内の倉庫で、商品の受け取りや管理、注文品の発送などの業務を行っているんですけど、その部署のスタッフは息子を入れて3人だけなんです。

こういう少人数の職場で人間関係に問題があると仕事を続けて行くのは難しいと思いますが、3人の人間関係がとても良いのです。

1人は「ディザスタラスな旅行」という記事で紹介したWさんです。あの旅行中、海岸で小石を踏んで足首を捻ったそうなんですけど、怪我は当初考えていたよりも遥かに重症で、Wさんは2か月近くも仕事を休む羽目になりました。息子とは興味のあることが似ているので話が合うようです。

リーダーのCさんは、厳しくも大変思いやりのある人です。3人は仕事をしながらいろいろな話をするそうで、先日は息子が自分の部屋の模様替えをしたこと、そして部屋に観葉植物が欲しいと思ったものの、自分には世話ができないと考えて、本物そっくりのフェイク(偽物)グリーンをアマゾンで買ったら、届いたのは一目で「偽物」と分かる低品質のプラスチック製品だったという話をしたらしいんです。

それを聞いたCさんが、本物の多肉植物の鉢をプレゼントしてくれたそうです。仕事から帰った息子が、とても嬉しそうに見せてくれました。


また、倉庫では音楽を流しているそうなんですけど、うちの息子の好きな音楽をかけたことは今までなかったらしくて、先日は息子が倉庫を離れている間にCさんとWさんが相談して、「きっとこれが好きに違いない」という音楽をダウンロードして、息子が倉庫に戻った時にはその音楽が流れていたそうです。

CさんとWさんが「きっとこれが好きに違いない」と考えた音楽というのは、

スタジオジブリの映画音楽でした!

息子は、これも嬉しかったようですよ。

倉庫には商品の受け取りのためにお客さんもやって来るそうですが、あるお客さんが入って来た時には「となりのトトロ」の名曲「さんぽ」がかかっていて、「あるっこー、あるっこー、わたしはーげんきー」と日本語が響いていたそうです。

多肉植物の鉢をプレゼントしてもらって嬉しかったのでしょう、息子は早速「細口のじょうろ」を買いました。鉢よりも大きいじょうろです。

しかし…

多肉植物って、せっせと水やりをしてはいけないんじゃあなかったですか?


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