うちの息子も夫もツールショップに勤めているんですけど、二人とも仕事で嫌なことがあった日は帰って来ても何もしゃべらず、自分の部屋に直行してしまいますが、昨日は二人ともまずキッチンにやって来ました。
最初に帰って来たのは息子でした。ランチの容器を自分で食器洗い機に入れてから、一日の出来事やこれからの予定など仕事のことをいろいろと教えてくれました。6月はオーストラリアでは税制年度末ですからね、小売店はセールで忙しいのですよ。
おしゃべりが終わるとシャワーに行きました。毎日のルーティーンです。仕事から帰ったら、息子はまずシャワーを浴びてスッキリするのです。汗をかいても寝る前にシャワーを浴びないうちの夫とは、大違いなのでございます。
息子はシャワーの中でスタジオジブリの映画「紅の豚」の音楽を口笛で奏でていました。ポルコ・ロッソの飛行艇をアドリアーノの庭からジーナが見上げて、若かった頃のことを回想するシーンで流れていた名曲です。バスルームから聞こえてきたその音楽が、私の頭から離れなくなってしまいました。
そこへ帰宅したのが夫です。キッチンにやって来ると、まず最初にランチの容器を自分で食器洗い機に入れました。
これね、先日私が頭に来て、「汚れた食器を放置するな」「自分で食器洗い機に入れろ」と厳しく申し伝えてからは、二人ともちゃんとやってくれているんです。おかげで、私も腹が立たなくて済んでいるんですけど。
容器を食器洗い機に入れながら、夫が言いました。
「ああ、ボクが一日で一番楽しみにしていることは何だと思いますか?」
「お昼ご飯?晩ご飯?」
「ボクが一日で一番楽しみにしていることはねえ、仕事から帰って来て、ズボンを脱いでトラックパンツ(ウエストゴムの)に着替えることですよ!」
ちょっと…
それって、減量がうまく行っていないってことですよねえ。1〜2キロでも体重が減ったら、その分ズボンのウエストはゆるくなるはずですよ。
寝室から夫がベルトを外す音がして、「ひょお〜」という声が聞こえました。トラックパンツに着替えてお腹まわりが楽になる、その瞬間が一日で一番楽しみなんですか。
トラックパンツに着替えた夫が、テレビの前に座って「明日は休み〜!」と言うのが聞こえました。水曜日は仕事が休みです。今朝もいつも通りに早起きして、献血に行きましたよ。献血は夫が最も楽しみにしているアクティビティーなのでございます。
まあ、いいですけど…
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