2026年6月6日

「ありがとう」の一言

昨日の金曜日はスーパーの買い物には行きたくなかったんですが、昨日行っておかないと土日に行く羽目になるのは確実で、土日はいつも大混雑するので避けたかったので、雨が上がって晴れたお昼過ぎに行って来ました。

ショッピングスクエアの駐車場が満車状態だったのでびっくりしました。金曜日なのに買い物客があんなに多かったのは、今週末が3連休になる影響かもしれません。月曜日が「キングズ・バースデー」(King's Birthday)という祝日なのですよ。

「国王の誕生日」という意味ですけど、オーストラリアの元首は英国の国王なのです。つまり、現在の元首はチャールズ国王なのですよ。国の元首がよその国の王様というのはヘンですよねえ。毎年違和感を感じるんですけど。

ちなみに、この祝日はエリザベス女王がご存命の頃は「クイーンズ・バースデー」でしたが、エリザベス女王の誕生日もチャールズ国王の誕生日も6月ではありません。

しかし、元首の誕生日を祝う祝日は6月の第2月曜日と決まっているんです。6月のこの時期に連休を作るために作られた、本当の誕生日とは関係のない祝日なのでございます。

それはともかく…

買い物を終えて車に戻り、買ったものを車に積み込んでからショッピングカートを所定の場所に戻しに行きましたら、カート回収係のお兄さんが「不機嫌」を絵に描いたような顔をしてカートを整理していました。

ちょうど私が使ったのと同じColes(コールズ)というスーパーのカートを、大きいのと小さいのとに分けてつなげているところでした。

カートの回収は大変な仕事だと、私はいつも思っています。私だったら、腹が立ってしようがない仕事です。カートを戻す場所はたくさん作ってあるのに、ちゃんと戻さずに放置している馬鹿者がいるし、戻す場所は柵で3つに分けてあって、スーパーごとに分けて戻すように大きな看板ではっきりと表示されているのに、違うところに戻す馬鹿者もいる。

カートをつなげている鎖を変なところに無理やりつなげていたり、カートの中にゴミを入れた状態で戻している大馬鹿者もいるわけで、日頃からカート回収係の皆さんには同情と感謝を感じずにはいられないのです。

私が使ったのは、Coles(コールズ)というスーパーの小さい方のショッピングカートでした。お兄さんは小さい方はつなぎ終えて、大きい方をつなげているところでした。全部つなげたら結構な長さになります。

「すみません、私のカートもここにつなげていいですか?」
「…(無言でうなずく)」

お兄さんがいいと言ったと思ったので、私は小さいカートがつないである側の端に自分のカートをつなげました。お兄さんは向こう側の端に大きいカートをつなげてベルトで固定しようとしているところでした。

「サンキュー!」と言ったら、お兄さんが私を見ました。そして、なんと「Have a good one!」(良い一日を!)と言ってくれたんです。

きっと、カート回収の仕事をしていて、それに対して誰かに「ありがとう」と言ってもらうことなど滅多に無いのだろうと思いますよ。でもね、誰だって自分がやっていることに対して「ありがとう」と言われたら、それがストレスが溜まるような仕事であるばよけいに、報われた気持ちになるものじゃあないですかね。

「不機嫌」を絵に描いたような顔のお兄さんが、「Have a good one!」と言ってくれるとは期待していませんでしたから、私も言われて嬉しかったです。

「ありがとう」という言葉は、時々メンタルに大きな何かをもたらしますね。とても大事な言葉だと思います。


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